2022.6.6 UP
<ゲラン>が養蜂支援の一環として世界中で子どもたちを対象に開催している「BEE SCHOOL」。通常はハチの生態や役割についての学びがメインですが、2022年5月21日に伊勢丹新宿店で開催された「BEE SCHOOL」は、大都会の新宿で「都市養蜂」を行っている「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©︎」と「MIEL ISETAN SHINJUKU©︎」とのコラボレーションだからこそ実現したスペシャル版。今回のワークショップは、生きたミツバチの観察や採蜜など普段はできないような体験ばかりでした。集まってくれた小学生たちの好奇心と笑顔で満たされた会場の様子をレポートします。
1.知らなかったハチの世界を学ぶ「BEE SCHOOL」開校!
2.みんな興味津々!元気な新宿育ちのミツバチに触れる
3.フレッシュでキラキラのはちみつが!初めての採蜜体験
4.たくさん学んで楽しんだ小学生たちに修了証を進呈!
GUERLAIN/ゲラン
ブランド創業以来、自然の恵みから誕生したこだわりの素材を使用し、世界中の豊かな自然をインスピレーションの源にしてきた<ゲラン>。
社会と環境に対する責任を強く意識した開発を企業戦略とし、特に地球上で最も重要な生物のひとつであるミツハチの保護に努めている。
しんじゅQuality©︎(新宿区障害者福祉事業所等ネットワーク)
障害者の就労機会の創出と地域の方々との交流を目指して立ち上げた、「しんじゅQuality みつばちプロジェクト」。地域の皆さまからもご理解と温かい応援をいただき、小学生たちが見学に訪れるなど、地域交流の促進にもつながっている。
MIEL ISETAN SHINJUKU©︎
「伊勢丹から緑がみえる 」ように花粉を運び、新宿の花蜜を集めて「新宿がみえる」をカタチに。地域のかけ橋として「みんながみえる」採蜜で、生態系をととのえて「空がみえる 」ように。そして共生のあり方を教えてくれる巣箱からは明るい「未来がみえる 」。そんな5つの「みえる」を叶えてくれるのが伊勢丹の
ミツバチたち。
5月20日の「世界ミツバチの日」に合わせた開催された「BEE SCHOOL」。
<ゲラン>のジュリアン・オッテンヴァルター社長の「皆さん、今日はミツバチ博士になってください」という挨拶を開校の合図に、「しんじゅQuality みつばちプロジェクト」の発案者でもある徳堂泰作さんによる、ミツバチの生態や体の構造、世界のハチの種類など、ミツバチ博士に近づくための講義がスタートしました。特に「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち7割はハチが受粉を媒介している、ミツバチがいなくなるとたくさんの野菜やフルーツが地球から消えてしまう」という徳堂さんの解説には驚きの声があがっていました。
ときどき笑顔も見えますが、まるで学校の授業のように真剣に耳を傾ける子どもたち。
講義の後は実際にミツバチとの触れ合いに。子どもたちの目の前にいるのは、もちろん伊勢丹新宿店関連ビル屋上で育てられたミツバチたちです。生きたミツバチだけでなく、さまざまな種類のハチの標本のようなものも並べられていましたが、「これらはすべて新宿近郊を飛んでいたハチなんですよ」と徳堂さん。普段は気づきにくいだけで、新宿の街にはたくさんのハチが生息しているそうです。ブースにはとても大きなスズメバチの巣も置かれていました。
可愛い防護服を着て、ミツバチたちと記念撮影!みんな怖がるどころか、元気なミツバチに興味津々でした。
今回の「BEE SCHOOL」のメインイベントともいえるのが採蜜体験。遠心分離機のハンドルを子どもたちが回すと、キラキラとしたはちみつが搾り出されました。甘くておいしいはちみつがたっぷりと詰まった板は、伊勢丹新宿店関連ビル屋上にある8箱の巣箱から採取したものです。徳堂さんによるとミツバチを育てるだけなら巣箱はもっと増やすこともできるそうですが、8箱にしたのは新宿近郊に咲く花の数や採取できる蜜の量を考えてのことだそう。採蜜はミツバチの生育に配慮し、主に5月から7月に行うようにしており、今回のワークショップはまさに「初搾り」ともいえる時期でした。
はちみつが搾り出されると、「おーっ」という子どもたちの歓声が。その場で味わいたくなるほど艶やかでした。
ハチの生態について学び、生きたミツバチを目にして、採蜜を体験して、約1時間の「BEE SCHOOL」はあっという間に終了。すべてのプログラムを終えた参加者の小学生たちには、<ゲラン>から「BEE SCHOOL修了証」を進呈。さらに新宿⽣まれのはちみつ「MIELはちみつ」もお土産として渡されました。ミツバチ博士の証である修了証を手にする小学生たちは、みんなキラキラとした満足した表情でした。
修了証を受け取る帰り際でも、採蜜をした機械の前で立ち止まる子どもの姿も。初めての体験の数々は、きっと思い出になったに違いありません。
「BEE SCHOOL」当日には新宿区長の吉住健一(左)さんと、伊勢丹新宿店店長の栗原憲二(右奥)も会場を訪れました。
MIEL ISETAN SHINJUKU©︎では、今回採集したはちみつやこれから順次採集されていくはちみつを使ってオリジナル商品を開発予定です。9月には、このはちみつを使ったスイーツが伊勢丹新宿店本館地下1階の食料品フロアで販売される予定なので、ぜひ味わってみてください。