ツレヅレハナコ、今日の買物カゴ。第19回ぷりぷり食感も楽しめる 夏のスパイス料理

スパイスから作るカレーは難しそうと思っている人も多いかもしれません。私もカレー作りにハマるまでは、「本格カレーはお店で食べるもの」と思っていました。

ところがインドやスリランカを何度も訪れるうちに、その意識は徐々に変化。なぜなら現地でお母さんたちが料理を作るのを見せてもらうと、とにかく早い！　あっという間に数品が仕上がり、家族で食卓を囲むのです。そうか、彼らにとってカレーは家庭料理なんだなあ。

レシピを教えてもらううちに、基本的な材料や順番さえ覚えれば、簡単に作れることに気づきました。多めの油で玉ねぎを炒めたら、にんにくと生姜、トマトを加えてペースト状になるまで炒める。そこにスパイスを加えたらベースは完成。あとは、肉や野菜、水を加えて煮ればＯＫ！　

スパイスをたくさん買い揃えるのが大変なら、まずはカレー粉だけで始めてみてもいいかも。

もちろん、もっと複雑な作り方はありますが、私はこのレシピで大満足。気軽に楽しんでいます。

そしていよいよココナッツミルクの登場！　加えるだけでまろやかさとコクが出ます。簡単に作ることができるのに、お店のような本格的な味わいがたまりません。

炊飯器で炊けるターメリックライスや、切って混ぜるだけのマリネと合わせて現地の気分も味わって。

材料 （2人分）

ブラックタイガー　10尾

酒　大さじ2

玉ねぎ　1/2個

パプリカ（赤）1/2個

サラダ油　大さじ2

【A】

・しょうがのすりおろし、にんにくのすりおろし　各1かけ分

・トマトのみじん切り　1個分

・塩　小さじ1/4

【B】

・コリアンダーパウダー　小さじ2

・パプリカパウダー　小さじ1

・ターメリックパウダー、チリペッパー　各小さじ1/2

ココナッツミルク　1/2カップ

香菜のみじん切り　適宜

作り方

①海老は殻をむいて背ワタを取り、酒をふる。玉ねぎはみじん切り、パプリカは5㎜幅のせん切りにする。

②フライパンにサラダ油を中火で熱し、玉ねぎを炒める。透明になったらAを加えて炒め、トマトがペースト状になったらBを加える。

③海老とパプリカを加えて炒め、ココナッツミルクを入れて混ぜる。火を止め、仕上げに香菜を加える。

材料 （作りやすい量）

米　2合

ターメリックパウダー　小さじ½

バター　10g

シナモンスティック　1本

ローリエ　2枚

作り方

米を洗って炊飯器の表示通りの水を入れ、すべての材料を加えて炊く。

材料 （作りやすい量）

紫キャベツ　1/8個

塩　小さじ1/2

クミンシード　小さじ1/2

オリーブオイル　大さじ1

レモン汁　1/2個分

作り方

①紫キャベツはせん切りにして、塩をまぶして10分ほど置く。クミンシードはフライパンで乾煎りして瓶の底などでつぶす。

②紫キャベツの水けを絞り、クミンシード、オリーブオイル、レモン汁を混ぜる。

野菜の旨みがギュッと詰まったポタージュ。とろりとクリーミーな味わいが魅力です。

ポタージュの基本は、ベースとなる玉ねぎ、とろみをつけるじゃがいも、好みの野菜を炒めたら、ひたひたの水を加えて蒸し煮にすること。このとき、加える水が多すぎると旨みが薄まるのでご注意を。

しっかりやわらかくなったら、なめらかになるまでブレンダーなどでかくはんします。この状態で小分け冷凍しておくと、いつでも簡単にポタージュが楽しめますよ。

あとはココナッツミルクと牛乳を加えればできあがり。夏場は冷やすと、食欲のないときでもおいしく栄養補給ができちゃいます。

材料 （2人分）

ココナッツミルク　1/4カップ

水　1/4カップ

牛乳　1カップ

にんじん　1/2個

玉ねぎ　1/4個

じゃがいも　1個

バター　10g

塩　少々

パセリ　少々

作り方

玉ねぎは薄切り、にんじん、じゃがいもは5㎜幅に切る。

②鍋にバターを弱火で熱し、①を炒める。玉ねぎが透き通ったら水、塩を加え、ふたをしてにんじんがやわらかくなるまで煮る。

③ブレンダーでなめらかになるまでかくはんし、牛乳、ココナッツミルクを加え、粗熱がとれたら冷蔵庫で保管。器に盛り、パセリをふる。

※生鮮品は天候などの諸事情により入荷がない場合、また収穫状況により、産地、価格、販売期間が変更になる場合がございます。

※20歳未満の方の飲酒は法律で禁止されています。

写真：福田喜一　

スタイリスト：野村奈央　

文：ツレヅレハナコ