ISETAN ごよみ1月 花びら餅

2023.1.3 UP

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宮中の祝膳が由来の縁起菓子。

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<老松>花びら餅(1個)702円

伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道

羽二重製の餅生地は、少し厚めながら歯切れよく、風味豊かな味わい。香りや食感が残るよう仕上げたごぼうと、白味噌餡が好相性。

販売期間:~1月下旬

季節を感じるものや、行事に欠かせない一品があるなど、和菓子は日本人の文化・暦と深いつながりがある存在です。

新年を寿ぐ気持ちにぴったりなのが「花びら餅」。ぷっくりとかわいらしいお餅に包まれているのは、甘く煮たごぼうや、塩気と甘さが絶妙な味噌餡。正月にいただく伝統のお菓子として京都ではお馴染みですが、そのルーツは長寿を願う宮中の「歯固め」の儀式に食べられたもの。これらを模した江戸時代のお菓子が「花びら餅」の原型となったといわれています。そもそも、土の中にしっかり根を張るごぼうは、正月にいただきたい縁起のいい根菜。健康長寿を願った平安時代の人たちにあやかって、一年の始まりにふさわしいお菓子を召しあがれ。

 

おめでたい和菓子には、春の光を感じさせるお皿に盛り付けを。朱塗りの漆器とはまた異なる、初春の華やぎを与えます。銀フォークの輝きも光のアクセントに。伝統菓子の背景や格式を踏まえつつ、自分らしい遊びごころも取り入れて。

職人の技と個性が伝統菓子にも反映。

store

<鈴懸>葩餅(1個)400円

伊勢丹新宿店 本館地下1階 甘の味

雪のように白く柔らかい求肥で、甘煮したごぼうと白味噌の餡を包み込んで。

販売期間:~1月下旬

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<鶴屋𠮷信>御所鏡(3個入)1,944円

伊勢丹新宿店 本館地下1階 甘の味

宮中歯固めの儀にちなみ「御所鏡」の銘で謹製。紅色の羊羹がうっすら透ける様も。

販売期間:~1月9日(火)

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<仙太郎>花びら餅(1個)465円

伊勢丹新宿店 本館地下1階 甘の味

白味噌餡、にんじん羊羹、ごぼうをやわらかい餅でたたんだ佇まい。梅の雲平付き。

販売期間:~1月下旬

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<とらや>花びら餅(1個)648円

伊勢丹新宿店 本館地下1階 茶の道

円い餅に小豆色の菱餅を重ね、味噌餡と甘く煮たごぼうをはさんだ清白な風情。

販売期間:~1月15日(月) 

写真:和田裕也 

スタイリング:chizu 

文:板倉ミキコ

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