ISETANごよみ 9月 十三夜

2024.9.13 UP

中秋の名月ともう一夜、名月として日本人に親しまれてきたお月見が十三夜。旧暦8月15日の満月を愛でる十五夜と対をなし、ひと月後の旧暦9月13日に催すのが「後の月」とも呼ばれる十三夜です。十三夜の月を観賞しない「片見月」は縁起が悪いといわれるほど、この日の月見も大切にされていました。欠けることなく光り輝く満月とは違う、満ち足りる直前の月の美しさを味わうのも、日本人らしい繊細な感性なのでしょう。

 

豊穣を感謝する十三夜では、その頃に収穫される栗や豆をお供えする風習があり、それが別名「栗名月」の由来とも。空気が澄み渡り、お月見にふさわしい季節。栗のお菓子を頬張りながら、月を仰ぎ見る贅沢な時間を過ごしましょう。ぷっくりしたフォルムのお菓子を愛でるスタイリング。十三夜の月の形に切った、黄色のトレーシングペーパーを重ねて敷物にしたり、菓子切りの持ち手側に小さな栗を刺して飾りにするなど、随所に遊び心を加えて月の宴を盛り上げます。

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満月と対で楽しむ「栗名月」。

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<小布施堂Shinjuku>栗とあんこの茶巾しぼり(1個)540円

本館地下1階 甘の味

風味豊かな栗を裏ごしし、小豆の餡と合わせた茶巾絞りはホクホクした食感が魅力。焼き色を付け、甘さの中に香ばしさも感じられる一品です。

販売期間:10月29日(火)まで

月の色をまとった、栗のお菓子。  

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<緑寿庵清水>焼栗の金平糖(70g)2,106円

本館地下1階 甘の味

一度火にかけ、焼栗にしてから丁寧に裏ごしした和栗の香ばしいおいしさが広がる金平糖です。

※なくなり次第終了

 

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<両口屋是清>栗羊羹(半棹)1,512円

本館地下1階 茶の道

しっとり仕上げた国産栗をふんだんに使用。なめらかな口当たりと上品な甘さの羊羹です。

販売期間:2025年1月中旬まで

 

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<とらや>栗名月(1個)638円

本館地下1階 甘の味

丁寧に裏ごしした栗と白餡を混ぜた生地で御膳餡(こし餡)を包み、茶巾絞りにした生菓子です。

販売期間:10月13日(日)〜10月15日(火)

 

写真:和田裕也

スタイリスト:chizu

文:板倉ミキコ

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