アートギャラリー
2019/06/12UP
○上記作品
左から表示順
「茜空」 プラチナ地に墨・朱・銀泥
60×40cm
「IN WARD」 リトグラフに手彩色
ed.38 72×53cm
「墨うら」 紙に墨・金泥・銀泥
46.5×64cm
うつろい ー墨·いろ·かたち
墨による表現の新たなる可能性を切り拓き、
世界を舞台に活躍する106歳の美術家
篠田桃紅氏の個展を開催いたします。
本展では
初公開の色鮮やかな料紙に書かれた秘蔵の万葉集や
百人一首の書にスポットをあて、
千年の時を経ても変わらぬ
日本人の自然に対する畏敬の念や
先人の繊細で巧緻な言語感覚を
巧みに現代に蘇生させます。
また、墨の濃淡や陰翳のあやに揺らぐ文字やかたち、
余分なものをすべて削ぎ落とし、
一瞬の心のかたちを、
たおやかで優美な線と面で表現した抽象作品など、
新作の原画や手彩色をほどこした版画を
約30点展観いたします。
〈 篠田桃紅 Toko Shinoda 〉
1913年旧満州·大連生まれ。幼少より書をはじめ、万葉集や百人一首などの和歌や能といった日本の古典に親しみ、20代書家として活躍します。1956年に渡米し、当時ジャクソン·ポロックやマーク·ロスコなどの抽象表現主義が台頭するなか、墨象という独自のジャンルを築き、欧米のアートシーンを牽引してきました。
・略歴
1913年 3月28日、旧満州、大連に生まれる
1929年 女学校の師である下野雪堂に書の個人指導
を受け始める
1936年 23才、初めての書の個展(鳩居堂、銀座)
1950年 書道芸術院に所属(~1956年)春蘭、
桃紅二人展(銀座三越)
1956年 43才、渡米
1960年 フィラデルフィアから来日した刷師
アーサー·フローリーの勧めで、リトグラフ制作を始める
1961年 第6回サンパウロ·ビエンナーレ招待出品
1983年 「篠田桃紅書守屋多々志画小倉百人一首展」
(日本橋三越本店、東京以後国内を巡回)
1986年 ノーベル賞の為の『オマージュ·オ·ノーベル』
(オリジナル·リトグラフ集)刊行
1992年 回顧展「篠田桃紅時のかたち」
(岐阜県美術館)
1993年 御所、御食堂の為に絵画を制作
1996年 個展(シンガポール国立近代美術館)
1999年「東京文化会館」名称ロゴを制作
2003年 個展「篠田桃紅 朱よ」(原美術館、東京)
皇后陛下行啓
「篠田桃紅美術空間」岐阜県関市に設立
2005年 京都迎賓館の為に絵画を制作
2009年 個展(ローマ日本文化会館、ローマ)
2012年 巡回展三越 日本橋本店、仙台、広島、松山、
銀座(皇后陛下行啓) 伊勢丹新宿店
2013年 100才
個展 伊勢丹新宿店('14,'15,'16,'17,'18)、
篠田桃紅美術空間、岐阜現代美術館、
岐阜県美術館、菊池寛突記念 智美術館
2014年 個展 伊勢丹新宿店(皇后陛下行啓)、
銀座三越、松山三越、福岡岩田屋三越
2014年 個展 伊勢丹新宿店、銀座三越、
松山三越、福岡岩田屋三越
2017年 個展 伊勢丹新宿店(皇后陛下行啓)、
銀座三越、松山三越、福岡岩田屋三越
2018年 個展 上田市立美術、伊勢丹新宿店、
仙台三越、銀座三越、福岡岩田屋三越
他多数
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