呉服/特選きもの・和装小物
元エルメスデザイナーの寺西俊輔氏が手掛ける<ARLNATA>が期間限定でオープン致します。
自身のデザイナー兼パタンナーとしての実績と経験を活かし、約38cm×13mという着物生地の中で型紙を作成、和裁も手掛けるトップクラスの国内アトリエで丁寧に仕上げられた洋服は、伝統技術を用いた日本ならではの新たなラグジュアリーの形を提案するものです。
会期中は、寺西氏が惚れ込んだ着物生地である「牛首紬」約80点を品揃え、きものへのお仕立はもちろんのこと、牛首紬の生地から寺西氏のデザインする洋服へのオーダー(メンズ4型、レディス4型)を承ります。
またワンピースやニット、シャツなどのレディス・メンズ用プレタポルテも用意しており、すぐにご着用いただける春夏アイテムをご紹介します。
【寺西俊輔】
京都大学建築学科卒業後、YOHJI YAMAMOTO入社。その後、イタリア・ミラノに渡り、CAROL CHRISTIAN POELL、ZEGNA傘下のAGNONAで、経験を積んだ後、HERMÈS入社、本国フランス・パリに移った寺西俊輔氏が2018年日本に帰国し立ち上げたプロ
ジェクト<ARLNATA>。
自身のデザイナー兼パタンナーとしての経験を活かし、約38cm×13mという着物生地から洋服を制作。石川県の伝統的工芸品である牛首紬
を中心に日本の様々な着物産地を渡り歩き、素材を発掘。その厳選した生地に、寺西氏のデザイン、そして世界トップクラスの技術を持つ国内のアトリエで丁寧に仕上げられた洋服を通して、伝統技術の新たな形や、日本だからこそのラグジュアリーの在り方を提案しています。
牛首紬とは・・・
石川県白山市白峰の白山の麓で800年以上の昔から伝承されている紬。二頭の蚕が共同で一個の繭を作り上げたものを「玉繭」と呼び、非常に稀少性が高いもの。その貴重な玉繭から作られる絹100%の着物生地です。
反物からのオーダーを実施
牛首紬をはじめとした着物生地(反物)からお好きなものをお選びいただき、寺西氏のデザインする洋服(レディス4型・メンズ4型)へのオーダーを承ります。もちろん、着物へのお仕立もOK。
オプションで衿・カフスに螺鈿を施すことも
寺西氏が素材を探しに全国を歩く中で見つけた京都府丹後の螺鈿。着物の帯や漆細工ではよく見る技法ですが、洋服に使用するには貝を非常に薄く加工する技術が求められ、その技術を持つファクトリーも限られる貴重なもの。
オーダー価格の一例
牛首紬反物:253,000円から
(反物代+お仕立代を申し受けます)
ロングコートお仕立代:198,000円から
クラシックシャツお仕立代:44,000円から
シャツコートお仕立代:77,000円から
ワンピースコートお仕立代:88,000円から
1反の反物から、例えばシャツは2枚オーダー可能(お仕立代は2倍になります)。ご夫婦で、親子で、お揃いの生地で仕立てることもできるのです。
牛首紬に欠かせない「玉繭」
二頭の蚕が共同で一個の繭を作り上げたものを「玉繭」と言います。玉繭から糸を挽くのは難しいため「くず繭」扱いとなり出荷できなかったものの、牛首紬はこの玉繭から伝統の技で糸を挽き出して制作されています。
糸をつむぐ工程も手作業
牛首紬は糸づくりから織りまで一貫生産。伝統を受け継ぐその工程は実に20工程にもおよび、そのすべてに心をこめた手作業で行われています。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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