呉服/特選きもの・和装小物
38歳の若さでフランス人間国宝(メートル・ダール)に認定された シルヴァン・ル・グエン氏。
日本の折り紙に着想を得て制作される作品の数々は、西洋の扇に見られる華やかさや立体感と、日本の扇子に見られる精巧なファンクションの両方を備え、多くの人を魅了してきました。
映画「マリー・アントワネット」「シンデレラ」にも作品を提供した実績を持ち、世界中からの注目の視線を集めている人物の一人です。
今回の展示会では、京友禅の名門<千切屋治兵衞>との初めてのコラボレーションで制作された2作品を中心に、京都で制作された新作を中心にご紹介いたします。
【シルヴァン氏アピアランス&扇子制作実演】
9月25日(土) 午前11時~午後4時
※都合により、中止または変更になる場合がございます。
【Floating Land 浮島】
骨:竹 (かなめ:ブロンズ)
扇面:絹<千切屋治兵衞>、真珠層、金雲母板
長さ:20.5cm
385,000円
夏の着物「絽」の生地を使用。絽目が扇面に平行に出るファンクションは彼のオリジナル。
柄を最大限に生かすために、間にオーガンジーをあしらうことで、扇面全体の美しさを追求。
Green Yatsude 緑のやつで
骨:黒檀 (かなめ:鮑)
扇面:絹<千切屋治兵衞>、和紙、シルクシフォン
長さ:22cm
308,000円
陽の光にかざすと黒が輝きを帯びるように、裏地に深緑色の和紙と、シルクをあしらった作品。
かなめには緑を基調とした鮑を使い、フラットな加工にすることで用の美も追求した逸品。
シルヴァン・ル・グエン
Sylvain Le Guen
扇子アーティスト
1977年フランス生まれ。8歳の時に隣人の家で見た扇子に魅了され10歳で初めて作品を作る。2001年に自身初の展覧会をパリで開催。2005年、折り紙に着想を得た自身の代表作となるポップアップの扇子を生み出す。
ハイクラスの宝飾・服飾ブランドからのオートクチュールの依頼、世界の王族・貴族からのオーダーを受ける一方、映画「マリー・アントワネット」「シンデレラ」にも作品を提供。
その全く新しい発想と優美さは、世界のモード界・映画界・美術コレクターたちを虜にしている。
2015年メートル・ダール認定。
2019年関西観光大使に就任。
千切屋治兵衞
ちきりやじへえ
1555年創業の京友禅の名門。真糊による糸目友禅を中心に、無線友禅や型染なども手掛け、多くの世代から支持されている。
シルヴァン氏とのコラボレーションは、今回が初めて。シルヴァン氏が実際に<千切屋治兵衞>の社屋を訪問し、数ある中からセレクトした反物で、今回の作品が出来上がった。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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