呉服/特選きもの・和装小物
38歳の若さでフランス人間国宝(メートル・ダール)に認定された シルヴァン・ル・グエン氏。
日本の折り紙に着想を得て制作される作品の数々は、西洋の扇に見られる華やかさや立体感と、日本の扇子に見られる精巧なファンクションの両方を備え、多くの人を魅了してきました。
映画「マリー・アントワネット」「シンデレラ」にも作品を提供した実績を持ち、世界中からの注目の視線を集めている人物の一人です。
今回の展示会では、京友禅の名門<千切屋治兵衞>との初めてのコラボレーションで制作された作品や、彼が京都に在住する中で探し出した素材を使用した作品を中心にご紹介いたします。
シルヴァン・ル・グエン
Sylvain Le Guen
扇子アーティスト
1977年フランス生まれ。8歳の時に隣人の家で見た扇子に魅了され10歳で初めて作品を作る。2001年に自身初の展覧会をパリで開催。2005年、折り紙に着想を得た自身の代表作となるポップアップの扇子を生み出す。
ハイクラスの宝飾・服飾ブランドからのオートクチュールの依頼、世界の王族・貴族からのオーダーを受ける一方、映画「マリー・アントワネット」「シンデレラ」にも作品を提供。
その全く新しい発想と優美さは、世界のモード界・映画界・美術コレクターたちを虜にしている。
2015年メートル・ダール認定。
2019年関西観光大使に就任。
Lacy Glitter レースの輝き
骨:竹
扇面:シルクレース、銀箔
かなめ:ブロンズ
長さ:23.5cm
京都の老舗<堀金箔粉>の黒ガラス粉を京都レースの生地にあしらった2022年秋の作品。
骨に使用ているゴマ竹の模様と扇面のレースの妖艶な雰囲気が見事に調和した意欲作。
Green Yatsude 緑のやつで
骨:黒檀 (かなめ:鮑)
扇面:絹<千切屋治兵衞>、和紙、シルクシフォン
長さ:22cm
陽の光にかざすと黒が輝きを帯びるように、裏地に深緑色の和紙と、シルクをあしらった作品。
かなめには緑を基調とした鮑を使い、フラットな加工にすることで用の美も追求した逸品。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
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