呉服/和雑貨・着物語
ストリートファッションとして、“着物”を再解釈する<VEDUTA>。
「自立心」「多様性」「個性の尊重」・・・単なる衣服ではなく、意味のある服 ” 意服 ” でありたい、すなわち、哲学を擁する服でありたいと考える<VEDUTA> が、伊勢丹新宿店において3回目のPOPUPを開催します。
メンズ、レディスそれぞれのウエアから<VEDUTA>のフィロソフィーを体感してください。
ブランド初コレクションの舞台は、1200年以上の歴史を持ちユネスコ世界文化遺産にも登録される天台宗の総本山・比叡山延暦寺(滋賀県)。
比叡山延暦寺の協力のもと、2022年10月10日(月)に文化創生をテーマとするオンラインイベント『比叡山延暦寺 VEDUTA COLLECTION × 伝燈LIVE』を開催。世界108カ国から約3万ユーザーと約20万ページビューを獲得。
-Designer- 渡邉 仁 コメント
今季の<VEDUTA> コレクションのテーマは、
" ANIMISM "
ラテン語で「霊魂」。人間、動植物、無生物などすべてのものに霊魂が認められると仮定された信仰体系の一形態。 霊魂はこれらのものに宿り、それを生かし、その原動力にもなる。
また、主観性が強い幼少期の思考の本質を示すもので、草木や太陽、風、靴などにもそれぞれ生命や感情が宿っていると思うこと。
このテーマに基づいて、廃棄寸前のヴィンテージTシャツをリメイクし、命を再び宿した羽織と袴。
強い生命力を持つ盆栽をイメージした浴衣。裏地キルト素材を表地に仕立てた長袖リブ羽織を発表する。
また、日本の歴史上において、次の選挙ではなく、次の世代を見据えて指揮を振るった優れた政治家4人をオマージュした、
”4STATESMEN”(ステーツマン)を和服で表現することにも試みた。彼らの刮目した言霊を今に伝え、届いた人の原動力となる事を目指している。ステーツマンとは、真の政治家。(聡明で識見のある立派な政治家を意味する。自己の利益または党派中心に駆け引きをするという軽蔑の意味する politician と区別されている。)
私は、白州次郎氏、田中角栄氏、岸信介氏、石原慎太郎氏をフューチャーする。
イギリスに渡り、デニム、スーツを愛した白州次郎氏をモチーフに、ヴィンテージデニム生地や、ウールスーツ生地を使用した和服。
田中角栄氏モデルは、故郷である新潟の日本酒ラベル総柄の浴衣やセットアップ。
「昭和の妖怪」岸信介氏モデルは、油絵アーティストとコラボ。
小説家の石原慎太郎氏モデルは、名作『 太陽の季節』を基に、盟友 三島由紀夫氏モデルのVEDUTA『憂國 』の流れを汲んだ、書道家直筆の羽織を発表する。
<VEDUTA>を構成する3つのファクター①
"Made in Japan"
VEDUTAの和服は、生地、縫製、刺繍、プリントなど、日本製にこだわり、1着、1着、丁寧に作られている。
<VEDUTA>を構成する3つのファクター②
"伝統"
有松絞り染め師、佐渡ヶ島の書道家、石見神楽の面師など、日本各地で文化を継承する職人とのコラボレーションを通して、伝統の再解釈している。
<VEDUTA>を構成する3つのファクター③
"トレンドと機能性"
例えばフード付きの羽織やファスナー付きの浴衣など現代の生活様式でも快適に過ごすための機能性。
ジャージ、スウェットなど、動きやすく軽い、馴染みの素材などを採用することで、"着物"のストリートファッション化に挑んでいる。
-Designer-
渡邉 仁 Masashi Watanabe
1986年、新潟県佐渡ヶ島生まれ。
その昔、京での政争に敗れた天皇家や貴族たちの流刑地となっていた佐渡ヶ島は、島国日本の中でさらに絶海の孤島でありながらも、都の華やかさをもって文化的停滞を許さず、独特なインスピレーションと文化を生み出した。
2008年、彼は日本を飛び出しミラノへ渡る。
いくつもの工房へ足を運ぶなかで彼の心を動かしたのは、現地で出会った人々が持つブランドや文化への誇り、そして、その根幹を成す愛国心であった。
彼はその後「自分とは何か、日本人とは何か」と考察を続け、時にそれは甘美な喜びを、時にそれは敗北的な荒廃感を彼に与えた。
しかしその自問自答の日々が、歴史的考察に裏付けされた日本人としてのアイデンティティーをもとに、創造と破壊を恐れない好奇心と寛容さから生み出される視点で、ストリートのエッセンスを融合した唯一無二の世界を定義することになった。
そして今、現代の日本人が失った独立性と多様性を覚醒させるべく、彼はVEDUTAを生み出した。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※画像はイメージです。
その他のニュース