リビングルーム
お部屋のインテリアはラグの選び方によって雰囲気をガラッと変えることができます。
今回、さまざまな国のさまざまなテイストの絨毯やラグをご紹介しながら、気になる「お手入れ方法」や「選び方のポイント」について伊勢丹新宿店のリビングルーム担当がお応えします。
Rug with Life ~彩りある暮らし~
会期:2023年1月5日(木)~1月17日(火)
会場:伊勢丹新宿店 本館5階 センターパーク/ザ・ステージ#5
イラン「ペルシャ絨毯」
「ペルシャ絨毯」
クム (絹100%/約 60×100cm) 3,300,000円
現在のイラン国内で作られた手織りの絨毯を総称して、“ペルシャ絨毯”と呼んでいます。
イランには大小さまざまな絨毯産地があり、町や村、部族などによって特色が異なり、それぞれが持つ長い歴史と伝統を継承し現在に至っています。
さまざまなシーンでペルシャ絨毯が選ばれる理由には、耐久性や色彩の放つ美しさがあります。
さらには、それぞれの絨毯が唯一であること、芸術的ともいえる個性溢れる文様に多くの人が魅了されてきたことにあります。
ペルシャ絨毯はアートのように飾ることもできる絨毯ですので、玄関のセンターピースに使ったり、玄関に敷くことで、エントランスに華やぎを与えるアイテムです。
トルコ「ヘレケ」
ヘレケ (絹100%/約 55×43cm) 7,260,000円
モロッコ「モロッコ絨毯」
アジズ (毛100%/約 140×200cm) 429,000円
ヨーロッパ・アフリカ・アラブをつなぐ交易の十字路であるモロッコ王国は建築物・衣装・音楽・踊りとあらゆる側面において強烈な個性を放っています。
中国<ニヤローラン>
手織り絨毯において長い歴史と高い技術を誇る中国の伝統的製法と日本の伝統的意匠。
ニヤローランは、悠久の歴史が織り込まれた絨毯です。
ニヤローランの素材は、絨毯に最適な中国寧夏産の中でも上質の「秋ウール」のみ。
中国で最高と謳われるこの地域のウールを、ベストの状態で刈り取ったものだけがニヤローランの原料となります。
上質な羊毛は、紡績機械を使わず、人の指先の感覚で一本ずつ丁寧に紡がれます。
手紡ぎされたウールは太さに微妙な違いが生じ、染色し織りあげられると自然なグラデーションが描かれます。
歳月を経るごとに自然の妙味が深まります。
手紡ぎ糸だから得られる特殊な風合いです。
ニヤローランでは天然の藍を、35℃前後に保たれた蔵で醗酵させ、濃淡11種類の藍色を染めあげます。
天然藍は、時間とともに青みを増し、染めを繰り返すほどに深みを増します。藍以外の色は、胡桃やアカシヤ・ウコン・茜・石榴(ザクロ)・大黄などの天然染料による「草木染め」で色付けられます。山や木や大地と同じ自然の色もまた、ニヤローランに欠かせない色となります。文様一つひとつにも歴史と意味の深みがある日本古来の伝統意匠を現代風に洗練。
和・洋を問わず、どんなインテリアにもしっくりと調和し、落ち着きと趣を添えることを実感していただけるでしょう。
A.それぞれ敷物を表す言葉で、英語でいうところのカーペットの日本語訳が絨毯となります。
ラグは一般的に敷き詰める大判の絨毯とは違い中敷き(部分敷き)の絨毯を指します。
ソファ前に敷く約 140×200cm程のサイズの絨毯をラグサイズと呼ぶ事も多いです。
A.絨毯選びのコツとしてはカーテンやソファ・クッションなどのファブリック類との色合わせが一つです。
あとはどのような空間にしたいかを決めてその雰囲気にあった物を選びます。使い方によって適したサイズも変わってきます。
リビングで足元だけあれば良いのか直に座ることもあるのか、ダイニングであれば何人掛けのテーブルに合わせるのかなどを想定して選んでみましょう!
A.手織り絨毯は機械織りの物とは違い、ラテックス(接着剤)を使用していません。
なのでクリーニングが可能です!普段のお手入れは掃除機でほこりを取る、換気などのお手入れでお願いします。
汚れが付いた場合はぬるま湯や中性洗剤を絞った布でたたき取るお手入れ。7~8年に1回程度専門業者でクリーニングはおすすめです。
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