インテリア
「テーブルリネンのある暮らし」
Vol.3 食空間プロデューサー 塩貝起志子氏
日々の暮らしによりそう、テーブルリネンの取り入れ方、理想の暮らしに近づくためのポイントをお聞きしました。
Vol.3は食空間プロデューサーでテーブルウェアフェスティバルオフィシャルコーディネーターとしても活躍される塩貝起志子氏です。
1月29日(水)~2月11日(火)の期間中、本館5階 インテリア/アクセル ジャパンにて、フランスのリモージュ磁器<ロールセリニャック>ローズシリーズを使用した「花の季節を愉しむテーブルコーディネート」をご紹介いたします。
ポイント1.テーブルリネンで暮しを彩る
食卓は“食”ありき、そして何より“人”ありきです。
テーブルコーディネートは、五感を満たし食事のひと時を豊かにするものです。
食器、カトラリー、グラスとは違い、テーブルリネンはコーディネートのイメージを作る視覚的役割があるため、個性を生かし、コーディネートの楽しさ、広がりを感じさせてくれる要素になります。
季節感や食事の目的、食器との調和でコーディネートを組み立てますが、時にはその日の気分で選ぶのも良いでしょう。
また、テーブルリネンは、デザイン性の高いモダンな家具をより引き立たせ、新しいテーブルコーディネートを生み出します。
1枚の布が、食卓に彩りを与えることで、お部屋全体の景色を変えてくれるのです。
※画像はイメージです。
ポイント2.お気に入りの食器でコーディネート
テーブルリネンには風合や質感、多様な色の世界があり、トレンドや産国文化の特徴も反映されるため、ファッションに近い楽しさがあります。
そんなテーブルリネンですが、ダイニングテーブルでは、主役ではなく引き立て役になります。
コーディネートは、何を引き立ててまとめていくのかをイメージすると良いでしょう。
~テーブルリネンのコーディネートポイント~
・食器の中にある色を使えば美しくまとまります。
ただ全く同じ色ではなく、明度や彩度が少し違う色味の方が食器を引き立たせてくれます。
・祭事行事の伝統色、四季折々のシーズナルカラーは、誰にでもメッセージが伝わりやすいように活用すべきです。
ただし、そのままだとありきたりなので+αで個性を足してみてはいかがでしょうか。
・トレンドカラーを活用しましょう。流行は、新鮮でスタイリッシュに見せてくれます。
アースカラーとナチュラル素材、モダンなバイカラー、ワントーンやワンカラーのコーディネート、ニュートラルカラーのコーディネートなどがあげられます。
コーディネートには、もちろん基本がありますが、私は感性も生かしプランニングしていきます。でも、全てが和み、食と人が集う場となるように“調和”は大切にしています。
※画像はイメージです。
ポイント3.テーブルウェア・フェスティバル~ライフスタイルの提案~
1993年から続く東京ドームシティ「テーブルウェア・フェスティバル」。
長年携わる中で、テーブルウェアの世界も広がり、テーブルコーディネートもより親しまれるようになり、進化し続けております。
海外ブランドの洋食器に憧れ、テーブルコーディネートの認知度も低い時代、馴染みがないテーブルコーディネートは、クラシカルで基本に忠実でしたが、食生活のグローバル化、ライフスタイルも大きく変化する中、コンテンポラリーで個性を生かしたスタイルに変わってきました。
また、和文化への関心も深く、日本ならではの和食器でのテーブルコーディネートも人気です。
テーブルリネンも和物と相性が良い素材やシックな色が注目され、種類が豊富になり存在感のあるものも増えました。
個性化に伴い、モノ・コトへの拘りも広がり、素材の魅力、ラグジュアリーなものへの意識も高まっています。
テーブルリネンのある暮らしは、お気に入りの食器の表情を変え素敵に見せ、毎日の食をより美味しく、より楽しく豊かにしてくれる、暮らしを愉しむ愛用品です。
◆食空間プロデューサー
テーブルウェア・フェスティバル 企画プロデューサー
塩貝 起志子
食空間スタイリングサロン「style LaCHICK」 主宰
国内外で、食文化・テーブルエンターテーメント、フラワーアレンジメントを研鑽後、食生活アドバイザー、調理師の資格を生かし、ディスプレイ、テーブルコーディネイト、フードスタイリング、ブライダルコーディネート等、豊かな食シーンをプロデュース。
また、企画・演出を通してのデザインマネジメント、アドバイザー、教育・指導も行う。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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