リビング パーク
テーマは「玉手箱」
浦島太郎で最後に出てくる箱の名前ですが、玉手箱の語源は「玉櫛笥(たまくしげ)」という、女性が化粧品やかんざしなど、大切なものを忍ばせておく美しい箱から来ています。古典でも、美しい女性に思いを寄せる男性がその思いを玉櫛笥に託すという一節があるように、古来よりその美しい箱が女性にとても大切にされてきたのがわかります。
今回は、着物や真珠・珊瑚などの日本の伝統素材を使い、ファッション性の高いアクセサリーを制作するMatsuyoi 原田諭起子氏が作る「宝物」と、手づくり・手描きにこだわり良質なものづくりを心掛けながら、さらに現代のライフスタイルに合う器を制作する陶磁器作家中里博彦氏・中里博恒氏、高いデッサン力と繊細な筆使いで、生物を中心とした緻密な世界観の絵付けが特徴的なガラス作家竹原功樹氏がつくる「玉手箱」をご紹介します。
それぞれの作家が創作する「玉手箱」と、その中に大切にしまうアクセサリー「宝物」をさまざまな組み合わせでお楽しみください。
※中里博彦氏、中里博恒氏の初日の販売チケットの抽選はすでに終了しております。あらかじめご了承ください。
原田 諭起子(Matsuyoi 待宵)
株式会社松なみの代表取締役であり、アクセサリーブランド『Matsuyoi 待宵』の作家である。「日本の美」をテーマに、日本の着物や国内外で直接買い付けたアンティーク・ビンテージを合わせ、独特の世界観を持つアクセサリーを制作。特にこの数年、古くから日本で使われている伝統素材に着目し、日本の伝統工芸である大島紬や京丹後の織物、四国の伝統素材である愛媛県産宇和島真珠や高知県産血赤珊瑚を使い、従来の民芸品や土産品、宝飾品のイメージとは違う、ファッション性の高いデザイン・アクセサリーを制作。また、さまざまなジャンルのアーティストにヘッドドレスやコサージュなどの装飾品を提供している。
中里博彦
1975年 長崎県佐世保市の三川内焼窯元『松雲窯』の双子の長男として誕生。
高校卒業後、京都にて村田幸之助氏に南画を師事。
帰省後、中里廣松に師事。
2007年 佐賀県有田町にて『陶房 心和庵』開窯。
2009年 日本各地の百貨店にて展示を開始。
台湾にて海外活動開始、台南科技大学にて講演。
2017年 ファッションデザイナー丸山敬太氏とコラボレーション、丸山邸にて展示。
平戸藩おかかえの絵師であった始祖中里松之助の精神を継承しつつ、手づくり・手描きにこだわり良質なものづくりを心掛けています。何百年と続いてきた、何度も何度も筆を重ねる絵付け、卓越された筆使いから生み出される、繊細優美な染錦の器で、心豊かな暮らしを提案しています。
中里博恒
1975年 長崎県佐世保市の三川内焼窯元『松雲窯』の双子の次男として誕生。
高校卒業後、中里廣松、田沢大助氏に師事。
2009年 日本各地の百貨店にて展示を開始。
台湾にて海外活動開始、台南科技大学にて講演。
2017年 イタリアを代表する世界的ブランド「FENDI・フェンディ」サロンの花器を制作。
2017年 ファッションデザイナー丸山敬太氏とコラボレーション、丸山邸にて展示。
三川内焼の伝統的な風合いも継承しながら、手仕事による洗練された造形美と釉薬での美を追求。現代のライフスタイルに合わせた器、互いが互いを引き立てあうという器と料理との理想的な関係を内に秘めた器づくりを目指しています。
竹原功樹
1978年 愛知県瀬戸市に生まれる。
2010年 大正硝子・筆頭画工として、日本全国の百貨店を中心に展示販売を開始。
(2010年〜2018年)
2012年 Vogueファッションナイトアウト
ヴィヴィアンタム青山店とのコラボレーションを手掛ける。
ガラスの器に繊細な筆使いで、生物を中心とした緻密な世界観の絵付けが特徴的な作品を制作。独自の感性で表現する、物語のあるガラス芸術の世界。暮しの中のインテリアやテーブルウェアなどのアイテムは、上質でエレガントな贈答品としても好まれています。
※中里博彦氏、中里博恒氏の初日の販売チケットの抽選はすでに終了しております。あらかじめご了承ください。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
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