リビング パーク

Summer 2020 in&out ~リネンとバスケットで快適に暮らす夏~

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2020/06/10

北欧の爽やかな夏の暮らしをベースに、

リゾート感を目で楽しませてくれる夏素材の麻やプリントのホームウエア、

ドナウ川流域で手作りされた柳のカゴや手作りブラシなど家の中でも外でも使えるアイテム、

お部屋を明るくするカラフルで愛らしいガラス作品などをご紹介します。

 

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売り場でひと際目を引くガラス作品はイイノナホさんの作品です。

繊細かつ独創的な作品を生み出すイイノナホさんにガラスへの想いと作品づくりについてインタビューしました。

また、伊勢丹新宿店にてイイノさんの作品を取り扱うアクセル ジャパン城戸さんにもイイノさんの作品の魅力をお話していただきました。

 

 

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イイノナホ

武蔵野美術大学卒業後シアトルのガラススクールで学び、2007年に個人工房iino naho glass gardenを設立。

2019年には千駄ヶ谷にギャラリーをオープン。ペーパーウェイトやガラス彫刻のほかシャンデリアなども手掛けている。

 

 

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ー 作品をつくるにあたり、素材としてガラスを選んだきっかけを教えてください

 

イイノさん:小さいころからガラスやプラスチックといった透明感のあるものが好きでした。大学で彫刻科を専攻し、木や石といった素材に触れる中で「少し違うな」と感じていましたが、ある時、本の中に「すべてのものは溶けてガラスになる」という一節を見つけ、「ガラスって素敵な素材だな」と思うようになりました。そこから板ガラスを使った作品づくりを始めるようになり、大学卒業後、東京にあるガラス工房で溶けたガラスを使った作品づくりを勉強しました。シアトルのピルチャックグラススクールでは、世界中のアーティストや学生が集まる環境でガラス制作を学びました。

 

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ー 明るく、独創的なデザインはどのように生まれるのでしょうか

 

イイノさん:何か特定のものから発想するということはないんです。ただ、常に作品のことは考えています。日常の経験、そして自分の中を静かに見つめる時間の中から思い浮かんでくるイメージを膨らませることで、作品を形づくっていきます。

 

ー 一瞬一瞬が繊細な作業のイメージがありますが、どのように作品を作り上げていくのでしょうか

 

イイノさん:ガラスは行き当たりばったりではできない素材です。イメージをもとに絵を描いて、実際に「どういう順番で」「どのくらい時間をかけるのか」といった細かい指示を工房のメンバーに出して作品をつくります。1秒、0.5秒といった”瞬間”の世界で作り上げなければいけないので、綿密な計画が必要になります。

 

城戸さん:ガラスの作家さんの中にはデザインだけやられて、自分では吹かない方もいらっしゃいますよね。

 

イイノさん:そうですね。ガラスを吹く専門の方もいて、そういう方に頼むことで作り上げることもできます。ですが私は自分で作るのも大好きで、ガラスに触っている時間が至福の時間なんです。

 

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ー 城戸さんは実際に作品をご覧になるお客様とお話をする機会も多いかと思いますが、お客様の声も含め、イイノさんの作品の魅力をどのように感じていますか

 

城戸さん:ガラスって基本的に儚いんですけど硬質的なものなんですね。吹きガラスの作家さんは世界的に見ても、その重労働さから男性の作家さんが多いんです。その中で男性の作品はどこか“かたさ”が出るのですが、イイノさんの作品は女性らしく、使いやすさがあります。実際に家庭に置いても華やかで馴染みやすいんです。美術品なんですけど、明るくて柔らかい。作品が“かたく”て触りにくいものではない、というのが一番の魅力ですね。

 

イイノさん:ガラスは光を集めたり、溶けて柔らかいものが硬くなったりと非常に動きのある素材で、時間を感じさせるんです。そういう時間と光をいつも意識しながら作っています。そのような作品づくりが”やわらかさ”を感じさせるのかもしれないですね。

 

城戸さん:あとはやはりアイデアと設計図と技術が伴なわないと作品として出来上がらないですね。実際に工房で作品づくりの工程を見させてもらうと非常に大変な作業で、そういった背景を知ると作品への愛着も深まりますね。

 

ー 今後「こんな作品を作っていきたい」といった想いがあれば教えてください

 

イイノさん:ガラスって、光を通して違うものになったり、より美しいものになったりするんです。今は電器を付けたものや、ろうそくを付けたものなど、光を通した作品を作ってみたいなと思っています。

 

城戸さん:いつもテーマを決めてイイノさんに作品をお願いしているのですが、今回のように花瓶を集めてご紹介をすることはあまりないんです。今は特にお家の中にいなければならない時期なので、お花を飾れたらなという想いがありました。

 

イイノさん:城戸さんに「生活を豊かにするもの」ということでお題を頂いたのですが、いつもそういったテーマの中で発想を膨らませて作るのはとても楽しい作業なんですね。これは伊勢丹ならではかもしれないです。

 

城戸さん:伊勢丹でないとなかなか新しい試みができないところもありますね。また、伊勢丹のお客さまに対してはとくに「新しいもの、使えるもの」を意識しています。

 

イイノさん:工房では少しのロットで、一つ一つを「作品」として作ってます。一つ一つがどこにでもあるものではなく、オリジナルの作品になっていて、この催事のこの期間でしか出さないものもあるので、是非見て頂きたいですね。

 

城戸さん:イイノさんの作品は、ふつうの花瓶と思わせないような、花瓶であって尚且つそのまま置いてもリビングのデコレ―ションアイテムとしても使えるのが魅力的ですし、一点物なのでやはり面白いですね。

 

 

 

6月16日(火)までの間、イイノナホ氏の作品を多数ご紹介しております。日々の暮らしを豊かにする自分だけの一点を是非見つけてみてください。

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花器

< seven morning red >308,000円

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ペーパーウェイト(上から順)

<ナシ>11,000円

<GD>11,000円

<バード>8,800円

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ペンダントライト

< SEN>74,800円

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シャンデリア

< Very Sweet>405,900円

※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。

※価格はすべて、税込です。

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