リビング パーク
「世界の秋のライフスタイル」をテーマに、季節の変わり目に心地よい暮らし方を“身にまとう“から”使う”までインテリアアイテムなどを豊富に取り揃えました。北欧やインドなど各国のハンドメイドアイテムを、2つのブランドスタイルでご紹介します。
LT shop
LTshopは、オーナーの松田沙織さんが外苑前にオープンしたリトアニアのクラフトとデザインの専門店です。
シンプルで上質な手仕事から蚤の市で出会った異国情緒溢れるモノ、新しい世代のデザインの仕事まで、旅の中で異邦人である日本人の目を通して選んだものをご紹介しています。
Suno&Morrison
Suno&Morrisonは、オーガニックコットンのガラ紡を中心に、インドやタイの手紡ぎの糸等、オーナー斎藤由清乃さんが実際に使ってみて気持ちよいと感じた糸や素材で、ものづくりをしております。普段の生活の中に溶け込むような、側に置いておいて気持ちのよいもの。大量に作る事は出来ない、人の手を感じられるもの。そして、作られる背景にも魅力があるものをめざし、日々素材と対話しながらものづくりに励んでいます。
今年の秋は海外旅行は難しい。。。
そんな時は、毎日の暮らしの中に遠い異国の地で作られたアイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
LT shop オーナー松田沙織さん、Suno&Morrison斎藤由清乃さんに、世界の秋の暮らしについてお話していただきました。
身の回りから、世界の秋を感じてみましょう。
ー おふたりは実際に海外を巡られて、ご自身でその国やモノをご覧になられていますね。昔から海外には興味を持たれていたのですか。
松田さん:
英文学者だった父は海外志向が強く、子供のころからいろいろなところへ連れていってくれました。それが海の向こうへの扉を開いてくれたきっかけですね。
齋藤さん:
特に意識はしていませんでしたが、思い返せば、10代の頃から漠然と外国のクラフトに興味があったように思います。出身が横浜で、近かった横浜中華街には多国籍な感じのお店があり、足繁く通っていた記憶があります。大学生には、吉祥寺でネパールからの輸入製品を扱うお店で長くバイトをしていました。店長夫婦が二人で買い付けたり、現地の工場とやりとりをしている姿を目の当たりにし、その時に見た事・感じた事が現在にも繋がっていると感じます。その後、社会人になり、アパレルの会社に勤めたのですが、その中で初めてインドのカディ(手紡ぎ手織り布)を扱い、その素材の素晴らしさを知りました。その時にインドとの事務的なやりとりなども学びました。
ー その中でも、LTさんはリトアニア、Sunoさんはインドの素材・商品を扱っていますが、それぞれその国に惹かれた理由やきっかけなどを教えてください。
松田さん:
リトアニアに興味を持ったきっかけは、学生の時に訪れたルーマニアで偶然観たリトアニアの劇団の演劇でした。衣装デザインや演出の素晴らしさに魅了されました。その後、個人旅行で訪れたはじめてのリトアニアで、現地の建築家やアーティスト、クリエイターたちと知り合ったり、豊かな手仕事にもたくさん出会い、より興味を持ちました。
齋藤さん:
インドは、前述のように以前働いていた会社の仕事でカディを扱っていた事がきっかけです。私が最も気持ち良いと感じる素材は、手紡ぎ手織りの布なのですが、それを正に産業として成立している国がある事に驚きで、どんどんインドの素材にのめり込んでいきました。産地によっても得意とする事が違っていて、沢山のいろんな種類の手織り技術がある。やりとりの上でも国が違うから起こるアクシデントのようなことも、その時は大変なんですけど、なんだか面白いと感じてしまったり。商品が届くまでのドキドキ、ワクワク。稀に、発注内容とは違うけど、想像を超えて良いものが上がってきたり。逆もまた然りですが。。。そのようなスリルがあります。
ー それぞれの国でお気に入りの場所などはありますか。
松田さん:
森が身近にあるところがとても好きです。リトアニアは他の北欧諸国と同様に、キノコやベリーなどの森の恵みは皆のものという自然享受権が法律で守られているので、私有地の森でも自由に入ることができます。山のないリトアニアは地形が平坦で、森が都市の生活の延長線上にあり、気軽に立ち寄れるところもとても気に入っています。
齋藤さん:
実はSuno & Morrisonを始めてからすぐ子供を妊娠したため、インドへはしばらく行けていないです。それまでは何度か出張で出向いたのですが、出張の時は、工場と宿との往復しかできなかったので、街並みや自然を満喫することはまだ叶ってません。その中でもなるべく多くのことをお伝えするべく、生産現場の写真や動画を送ってもらい、いつも思いを馳せています。子供が大きくなったら行きたいところた、会いたい人ちが沢山います。
ー 今回はFind Autumn がテーマですが、秋にはどのような思いをお持ちですか。
松田さん:
リトアニアと行き来するようになってから、秋といえばキノコ狩りを連想するようになりました。リトアニアの森では、運がよければポルチーニが見つかることもあります。また、紅葉の季節ということもあり、赤や黄色など、色彩を一番感じる季節です。リトアニアの樹木の葉は黄色に染まることが多く、青空を背景に黄色がまばゆく光って、とても美しいです。
齋藤さん:
一年の中で一番過ごしやすい季節。カラッと晴れて、風が爽やかで。思わずお出かけしたくなる時期ですね。福岡の夏はとても日差しが暑くて、お盆なんかは特に、真昼の近所では人っ子ひとり歩いてないくらいなので。その反動からか、街の盛り上がりも感じます。
先日は、山口の秋吉台へ行って、正に秋風を満喫してきました。石灰によって作られた地形が高い空と相まって、本当に気持ちがよかったです。近くには秋芳洞という洞窟も。自然の力に癒されました。
ー イベントには秋の暮らしのぴったりな商品を多くお持ちいただきますが、その中でも一番おススメの商品はございますか。
松田さん:
季節の変わり目に重宝する<muku>の厚手のリネンの服です。洗い加工を施してから仕立てているので、はじめからしっとり柔らかく、日中は汗ばみ、朝晩は肌寒くなるこの季節の装いにとても便利です。洗濯機で洗えるのも嬉しいポイントですね。
リネンは夏物のイメージですが、生地の織り方や仕上げ方で温かくも着ていただける素材なのですよ。新作は、レンガ色や辛子色など、正に美しい秋色が揃っています。
齋藤さん:
やはり、Suno & Morrisonのメインとなる、ガラ紡のストールシリーズです。日本最古の紡績機でゆっくりと紡がれた糸は、自然に空気の層ができあがるので、綿なのに真冬でもウールと同じくらい暖かくて軽いんですよ。綿だからほぼオールシーズン使えます。
また、カディ の割烹着もおすすめです。原料は野生で育ったコットンを手紡ぎ手織りで生地にした素材です。糸が素朴でありながら、使っていると、どんどん柔らかくなります。そして薄くて軽くて暖かい、是非試していただきたい、この産地(インド)ならではの風合いです。
風が心地良く感じるこの季節に、毎日を楽しく彩る1点を取り入れてみてはいかがですか。お気に入りの秋を見つけにご来店くださいませ。
LT shop
【muku】
パフジャケット / ダークココア 53,900円
袴パンツ / ベージュ 31,900円
LT shop
【muku】
襟付ギャザードレス / ライトブラウン 46,200円
LT shop
【muku】
ギャザースリーブドレス / ラスト 44,000円
Suno&Morrison
Nomad Rug #Brown 30,800円
Blanket Stole #Bordeaux 24,860円
Medium Stole #Herringbone -Navy Gray 18,150円
Suno&Morrison
割烹着 OG 2x1 Coverall Apron #Charcoal 19,800円
伊勢丹新宿店リビング・ライフデザイン公式インスタグラムでは、イベント情報やおすすめ商品などを随時アップしています。
☟ @life_design_isetanshinjuku ☟
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センターパーク / ザ ステージ#5
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