イセタン ザ・スペース
2025年6月にオープンし、建築家・松井陸氏とアーティスト・山田康平氏によって運営される「AWASE gallery」は、アーティストが自由に挑戦し、新たな表現を試みることができるギャラリー/アートスペースです。
ISETAN THE SPACEは、同じ新宿三丁目の地で活動するAwase galleryと協業し、日本の次世代アーティストをキュレーションし、本展のために制作された作品を展示販売いたします。
また、1月9日(金)~1月27日(火)の期間は、本館2階の会場に加え、伊勢丹新宿店本館1階・新宿通り沿いのショーウィンドウ2面でも本展のインスタレーションをご覧いただけます。街ゆく方々にもアートを身近に感じていただける機会として、ぜひお楽しみください。
尚、一般会期に先駆けて、特別なお客様限定で、アート作品の事前予約(お申込みいただいた中から抽選とさせていただきます)と
初日1月9日(金)日の午前10時~13時に開催する内覧会へご招待いたします。
次世代の注目アーティストの作品をいち早くご案内させていただく機会となりますので、ぜひお申込みください。
― Artists―
山田 康平 / Kohei Yamada
「untitled」
油彩、キャンバス
1172×913x42(mm)
2025年
キャンバスと紙にたっぷりとオイルを染み込ませることから始まる山田の制作は、起点や輪郭となる黒の線をひき、絵の左上には光に見立てている黄色をのせ、それから強く鮮やかな色で一気に画面を覆います。筆を重ねることでキャンバスの表面は更に滑らかに整えられ、面と面がぶつかる場所から浮かび上がる色は強さを増し、何層にも重ねられたレイヤーから山田作品特有の奥行きが絵画空間に生まれます。
1997年大阪生まれ。
2020年に武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻を卒業、2022年に京都芸術大学修士課程美術工芸領域油画専攻を修了し、現在は東京を拠点に活動。
主な展示歴
●「支える軽さ」隙間(東京、2025年)
●「Borderline」Arario Gallery Seoul(ソウル、2025年)
彌永ゆり子 / Yuriko Iyanaga
「hoop hoop」
映像(7 分 10 秒 )、Raspberry Pi、2.1インチLCDディスプレイ、
フラフープ、散水ホース、合皮
350×510×180mm
2025年
私は、初期から一貫して「デジタルで描いた絵」をどのように美術作品として見せるか、という問いに取り組んできました。パソコンで絵を描くことは、私の日常の一部であり、インターネットの黎明期に触れた未知のものや新しい技術に心を動かされた経験が、今でも私の制作の原動力になっています。その頃のインターネットはまだ無限の可能性を秘めていると感じさせるもので、あの時の興奮が今でも作品に影響を与え続けています。
また、最近ではインターネットの普及により、物を手に入れる感覚が好きなイメージをウェブ上で見つけることと近い感覚になってきていることに気づきます。画像情報から選んだものが、実際に自分の手元に届く。このような感覚はどこか不思議で、私の作品制作にも影響を与えています。物理的に手に取ることと、画像として目にすることの境界が曖昧になり、視覚的な体験としての「物」や「イメージ」に対する考え方が変わってきているのです。
私は、幼少期の遊びの延長として、インターネットと深く関わりながら生きてきました。その中で、日々進化するテクノロジーや、ネット上で見つけた工業製品、園芸用品、または無数のイメージを素材として取り入れ、私自身の「今」と「昔」の視点を表現に織り込むことを試みています。デジタルと物質的な世界が交差する中で、新しい形の作品を作り出そうとしています。
清川漠 / Baku Kiyokawa
「呼応する」
acrylic, acrylic board
1461×1461×65 (mm)
2025年
私は排除を拒み、触れうるすべての未来のために技法を編み出し、制作し続けている。
美術を追求する場から誰も排除されるべきではない。
私は以前からそう信じて、制作を続けてきた。
2025年、私は突然耳が聞こえず、歩けず、声も出せなくなった。
そのとき私に突きつけられたのは、「不自由」だけではなく、存在を無かったことにされる現実だった。
この体験は、私がかねてから信じていた「誰も置き去りにしない美術」への信念を、さらに強く確かなものにした。
そして、未来のどんな私であっても、制作を手放さないために、2019年にできた技法、それが「獏嵌(ばくがん)」である。
絵の具を引っ掻き、そこに刻まれる浅い傷。それは視覚を失っても手でなぞり、力を失っても筋肉に頼らず描くことを可能にする。
道具は、なるべく百円均一で揃えられるもので統一している。
経済的な格差すら、制作を妨げる理由にはさせないために。
私は、美術を求めるすべての者に開かれた場を、誰も置き去りにしない制作を、作り続けたいと願っている。
それは、ただ生きるための技術ではない。まだ見ぬ未来の私自身と、いまここにいるすべての存在へ向けた、ささやかながら確かな闘いなのだ。
1996年東京生まれ。2020年女子美術大学洋画専攻卒業。
主な展示歴
● 「S.F collectionの一瞥 vol. 2」(N&A Art SITE、2025)
● 「ブルーピリオド× ArtSticker vol.2」(アートかビーフンか白厨、2024)
● 「触感と反射」(銀座 蔦屋書店FOAM CONTEMPORARY、2024)
● 「境界線上に在る」(日本橋三越本店コンテンポラリーギャラリー、2023)
● 「 □ からの脱却 」(OFギャラリー、2023)
笹乃衣春風/ Harukaze Sasano
「外は土砂降り」
油彩、キャンバス
450×450×30 (mm)
2025年
2022年 武蔵野美術大学 造形学部 油絵科 油絵専攻 入学
2025年 武蔵野美術大学 造形学部 油絵科 油絵専攻 在籍
主な展示歴
●「第2回 伝えていきたい日本の美意識 Neo Japan」(博多阪急催事/福岡、2025)
●「KOBE ART MARCHÉ 2025」 (神戸メリケンパークオリエンタルホテル/神、2025)
●「Study × PLAS: Asia Art Fair」(大阪国際会議場/大阪、2025)
●2人展「井の中の蛙 大海を知らず」(武蔵野美術大学/東京、2024)
●「ART FAIR ASIA FUKUOKA2024」(福岡国際センター/福岡、2024)
●グループ展「移ろい」(モノノアハレヲ/福岡、2024)
●岩田屋定番コレクション (岩田屋本店/福岡、2024)
●グループ展「Practice makes perfect」(武蔵野美術大学/東京、2024)
●2人展「うたた寝にうってつけの日」(武蔵野美術大学/東京、2023)
寺尾瑠生 / Rui Terao
「Adam」
レーザープリント、和紙、木製パネル
1080×750×25 (mm)
2025年
幼少期からセラピーとして行っていたコラージュを軸に、モチーフを印刷した紙を裁断し、織りこむ手法で制作している。
主に日本の複製芸術の象徴である浮世絵の表象を使用し、多様なモチーフと共に再構築する。
既存のモチーフ同士が混ざることで発生するオリジナリティや、膨大な時間をかけて織り込むことによる、複製物への一回性の付与などコラージュによる新たな絵画表現を考えている。
2003年 鳥取県生まれ。
主な展示歴
・個展
●「増殖」(Artglorieux GALLERY OF TOKYO、東京2025)
●「OUT OF BODY」(OFFS GALLERY、東京、2023)
●「Against the Death」(DB&BAR、東京、2023)
・グループ展
●「ART LOUNGE PROJECT #6 」
●(LE METTE ADELINE、岡山、2025)、
●「ART SESSION」 (銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM、東京、2024)、
●「AaP2024 Towards The Future」(roid works gallery、東京、2024)、
●「One FACE 2023」(roid works gallery、東京、2023)
・フェア
●「MEET YOUR ART FESTIVAL 2025」(東京、2025)
●「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2025」 (福岡、2025)
上條陽斗 / Haruto Kamijo
「forming patterns」
綿、ポリエステル、ポリウレタン
W6500xH5140xD7370(mm)
2025年
上條陽斗氏の作品は、本館ショーウィンドウに展示いたします。
■展示期間:2026年1月9日(金)~1月27日(火)
投げられた野球ボールが描く放物線はピッチャーの被造物ではなく、彼にできることはその現象を理解して飼い慣らすことのみです。
私の制作プロセスも同様に、先立って歩く現象に手綱をつけて、なんとか全体を組織立てるプロセスによっています。ボトムアップに規定される現象から生まれる膨大な情報量は、イメージの呼び水となり、私は自然物、人工物、空想物、様々な見立てを使いながら全体を組織立てていきます。最終的に鑑賞者の脳内に浮かぶイメージに対する恣意性は現象のセットアップした私、現象それ自体、全体を組織立てた私、作品を見た鑑賞者の四者に按分されます。
ルネサンス以降の技術発展の中で、観念的に生じるイメージが特権的に先行し、制作は素材を用いたイメージの忠実な再現に徹するようになりました。昨今普及が進む、3D CADと3Dプリンタの組み合わせはその極北にあると言えるでしょう。私は研究者としてコンピューテーショナルデザインやデジタルファブリケーションの領域に身を置きつつ、膨大な情報量を自律的に生み出す素材を用いた作品によって、見ることと作ることの関係を再構築しています。
2000年東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士後期課程在籍。
動的な過程を伴う製造手法が生み出す形態に対する関心をもとに、テキスタイルを扱った研究および作品制作を行なっている。
東京大学工学部長賞(研究最優秀)の受賞やクマ財団8・ 9期生への採択、大阪・関西万博の閉会式での衣装素材の制作など多方面で活動している。
主な展示歴
・個展
●「forming patterns」(2025年)
・グループ展
●「FUJI TEXTILE WEEK 2025」(2025年)
●「6 drawings vol.3」(2025年 )
●「gyroid resonance」(2025年)
― 企画協力 ―
AWASE galley
東京・新宿三丁目にある「Awase gallery」は、 アーティストが自由に挑戦し、新たな表現を試みることができる ギャラリー/アートスペースです。
私たちは、作品と作家の境界が曖昧になりつつある現代において、 「Landscape(風景)」という曖昧で多義的なテーマを ひとつの軸とし、ここ新宿の地で、空間や構造と深く関わる アーティストや建築家を紹介していきます。 絵画における抽象的なアプローチや、 建築分野におけるランドスケープ的視点など、 視覚にとどまらない空間的・時間的な要素を含む表現に着目し、 それらを取り入れたプレゼンテーションを展開します。
今後、この新宿のギャラリーではアーティストと 建築家の協働による展示企画に加え、 アジアを中心とした海外作家の紹介や、 企業と連携したワークショップなど、 ジャンルや領域を横断する多様なプロジェクトを 積極的に行っていく予定です。
【限定サービス】
「アート作品の優先販売(抽選)」
■お申込み期間:2025年12月26日(金)~2026年1月5日(月) 午後8時まで
■お申込み方法:伊勢丹新宿店 イセタン ザ・スペース公式LINEにてお問合せをお願いいたします。
■抽選結果のご連絡:2026年1月6日(火)
■ご入金期間:2026年1月6日(火)~1月8日(木)
「内覧会」
一般会期に先駆けて内覧会へご案内いたします。アートを先行してご購入いただけます。
■会期:2026年1月9日(金)午前10時~午後1時 (※最終ご入場受付:午後12時30分)
■場所:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
■ご予約期間:2025年12月26日(金)~2026年1月8日(木) 午後8時まで
■ご予約方法:下記ご予約フォームよりお申込みをお願いいたします。
※ご入場は事前予約制(先着順)となります。予めご了承ください。
※当日は内覧会の時間帯のみ作家・山田氏が在廊予定です。
場合により変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
Surface Grammer 山田 康平 / 彌永 ゆり子 / 清川 漠 / 笹乃衣 春風 / 寺尾 瑠生 / 上條 陽斗
■会期:2026年1月9日(金)~2月2日(月)
本館ウィンドウディスプレイ : 2026年1月9日(金)~1月27日(火)
■場所:伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
※価格はすべて税込です。
※お問合せは伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース公式LINEまでご連絡をお願いいたします。
※伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース ショップHP:ショップホームページ
※伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース インスタグラム:ショップインスタグラム
※掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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