イセタン ザ・スペース
2026年2月7日(土 )より、伊勢丹新宿店 本館2階 イセタンザ・スペースにて <Donald Judd:Design> を開催いたします。
20世紀を代表する芸術家かつデザイナーの一人であり、今も美術、建築、デザインの分野に影響を与え続けている Donald Judd (ドナルド・ジャッド)。
Judd Foundationと共同して開催する今回の展示では、厳選した家具とアートの展示を行い、彼が持つ形と空間のバランス感覚を体感いただけます。
家具と美術は別個のものではありますが、ジャッドの全作品に通底する同じ哲学 ― 論理性と透明性に基づき、人工的な作為を排する姿勢 ― から生まれています。家具は建築と同様に機能を果たさねばならず、芸術は作家個人のために存在しました。ジャッドにとって、家具や作品をどう配置するかは、制作行為そのものと同じくらい重要でした。
彼は原則として家具と美術の展示を分けており、例外はごくわずかで、1993年のミュージアム・ヴィースバーデンでの「Art + Design」のような例があるにすぎません。
ジャッドの家具には機能と造形が両立しています。
彼の家具では、それぞれの解決策が素材と用途から直接導き出されています。
本展示では、ジャッドがニューヨークとテキサス・マーファの自らの空間を整えるために設計したベッド、椅子、棚、テーブルを、木材・合板・薄板金属の三つの素材カテゴリに分けて紹介いたします。
上段左から
Half Divided Plywood Chair 84-11
Front Recessed Plywood Chair 84-12
Center Divider Plywood Chair 84-13
下段左から
Front Shelf Plywood Chair 84-16
Back Slant Plywood Chair 84-17
Front Slant Plywood Chair 84-18
Sapele Plywood / H76.0 × W38.0 × D38.0cm
Metal Corner Chair 115
Copper / H75.0 × W50.0× D50.0 cm
Metal Table 112
Brass / H50.0 × W100.0 × D100.0 cm
Donald Judd® Furnitureについて
ドナルド・ジャッドが初めて家具を設計したのは1970 年で、木材とステンレス鋼で制作されました。1984年には折り曲げた薄板金属による家具を設計し、そのころから木製・金属製の家具の展開を開始しました。さらに1990~1992 年には合板や金属フレームといった新素材を取り入れていきます。ジャッドは著作の中で家具とデザインについて広範に論じており、スケール(寸法)、制作方法、展開の戦略、展示に関する自身の考えを明確に示しています。
1994 年以降、家具は彼のオリジナル仕様に従って制作されています。現在では70 点以上のデザインが Donald Judd® Furniture を通じて受注生産可能で、Judd Foundation によって制作されています。Donald Judd® Furniture はニューヨークとテキサス州マーファに拠点を置く非営利団体
Judd Foundation の関連会社であり、Donald Judd® は Judd Foundation の登録商標です。
Judd Foundation は501(c)(3)の非営利組織であり、ニューヨークとマーファに残るドナルド・ジャッドの常設の居住・制作空間、図書館、アーカイブを維持・保存しています。財団はこれらの空間や資料へのアクセス提供や学術・教育プログラムの展開を通じて、ジャッドの芸術的遺産の理
解と評価を広めることを目的としています。
版画家としてのジャッドも同様に、プロポーションや対称性を重視し、色彩と変奏を考えるための手法を版画制作に応用しました。
初期の版画では一色または二色を用いることが多く、後期には木版で多色刷りを用いるようになり、最大のセットは20点組の木版で構成されています。
Set of twenty lithographs on paper ,1992-1993 / 2020
Each 59.7 x 80.0cm(Framed: H66.0 × W86.4 ×D5.0cm )
※1/30追記
版画はJudd Foundationより貸出中で、購入希望についてはお問い合わせください。
「ドナルド・ジャッド:デザイン」は、Donald Judd® FurnitureおよびJudd Foundationの協力で構成されています。
展示される家具と版画は、Judd(Foundation芸術監督のフラヴィン・ジャッドによって選定されました。
Donald Judd (ドナルド・ジャッド)
ドナルド・ジャッド(1928–1994)はミズーリ州エクセルシオールスプリングス出身です。
ジャッドは生涯にわたり批評家・エッセイストとして精力的に執筆し、芸術実践と建築、デザイン、政治的行動、日常生活との関係について論述しました。
作家活動は絵画から始まり、その後立体作品へと転じました。彼の先鋭的な作品と思想は20世紀後半の美術を形成するうえで重要な役割を果たし、今日も世界中のアーティスト、建築家、デザイナーに影響を与え続けています。美術作品や実用品の制作・展示・体験・使用される方法に対して変革的な影響を及ぼしました。
主要な展覧会としてはホイットニー美術館(1968 年、1988 年)、ファン・アッベ美術館(1970 年)、カナダ国立美術館(1975 年)、
テート・モダン(2004 年)、ニューヨーク近代美術館(2020 年)などがあります。
”Donald Judd:Design”
■2026年2月7日(土)〜3月8日((日)
■伊勢丹新宿店 本館2階 イセタン ザ・スペース
https://www.mistore.jp/shopping/feature/women_f3/isetanthespace_w
■公式Instagram @isetan_the_space
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