婦人靴
2018/11/28 UP
お気に入りの靴は長く愛用したいもの。伊勢丹新宿店のスタイリストが靴の修理やお手入れなど、さまざまな疑問にお応えします。
今回は、特に「ハイヒール」に関するお悩みをピックアップ!
Q1. 歩くときにヒールがカンカンと音がするようになりました。修理できるのでしょうか?
ヒールの先には「トップリフト」と呼ばれる部品が付いています。特にヒールのパンプスに関しては、歩くことでこの「トップリフト」がすり減って
ヒールの芯が出てくることがあります。トップリフトが三分の一くらいすり減ったな、と思った頃には取り替えをおすすめします。
Q2.階段をあがる時にヒールをひっかけてしまい、革が削れてしまいました。どのような修理ができますか?
ヒール部分に巻いてある革(革巻き)の張り替えができます。多少色や素材感が異なることがございますので一度ご相談ください。
削れた革が残っている場合は補修できる場合もございます。
Q3.革底の靴を買ったのですが、滑りやすいので滑り止めを貼ろうかと思います。メリット、デメリットは?
メリットは滑り止めを張ると滑りにくくなると同時に革底が減らなくなります。一方デメリットとして、滑り止めを張ることによってヒールに負荷がかかり(特にハイヒールの場合)、強度が落ち、ヒールが折れやすくなる場合があります。また、革底は通気性がいいのも特長ですが、滑り止めを貼るとそれが阻害されることもご考慮ください。
Q4.靴を長く愛用する為におすすめの方法があれば教えてください。
革もお肌と同じなので、素材に合ったお手入れをしましょう。ほこりによる乾燥を防ぐ為、まずはクロスやブラシで一日のほこりを落とします。
エナメル素材の靴は、ほこりを落とした後、エナメル専用のローションで光沢を保ち、保護をしましょう。
エナメル素材はせっかくの光沢がくすんでしまうので防水スプレーは使用できません。
起毛素材(スエード、ムートンなど)の靴は優しくブラッシングでほこりを落とし、防水スプレーをかけます。
一歩進んだお手入れとして、スエード用の栄養ミストを使用することで色が抜けにくくなります。
シューキーパーを入れるのも靴を長持ちさせるために大切です。シワが伸び、靴の形をきれいに保ちます。
伊勢丹新宿店本館2階=婦人靴にはシューケアとリペアのコーナーがございます。
靴のお手入れ方法や修理に関することなど、お気軽に店頭スタイリストまでご相談ください。
詳しくはこちら
「トップリフト」
ヒールの形に合わせた部品で交換ができます。
早めの交換が長く靴を愛用するコツ。
ヒールの革巻き
写真右:補修前 写真左:補修後
傷つきがちなヒールの革巻き。
交換も可能ですが、補修できる場合も。
職人の手によって、この靴は傷が補修できました。
革底の靴の滑り止め。
写真上:滑り止め無し 写真下:滑り止め有り
素材やカラーもお選びいただけます。
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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