お通夜・お葬式

お通夜・お葬式の基礎知識

お通夜・お葬式の基礎知識

お通夜から葬儀の流れ

「通夜」とは、亡くなられた方を葬る前に親類や親しい人々が集まり、ひと晩過ごすことをいいます。昔は、遺族や近親者が“夜を通して”故人の枕頭(枕もと)で行われたため、このように呼ばれるようになりましたが、現在では「半通夜」といって、午後6時頃から始まり午後9時頃に終えるのが一般的です。

「葬儀・告別式」は亡くなられた方を葬る儀式です。一般的には通夜の翌日の日中に行われます。葬儀・告別式のかたちは、宗教や宗派によっても異なります。

「家族葬」と「一日葬」

葬儀には、「一般的な葬儀」の他さまざまな形式があり、近年徐々に増えているのが「家族葬」と「一日葬」です。

「一般的な葬儀」は、故人と生前に縁があった方、遺族と関係がある方などを幅広くお呼びする葬儀です。

「家族葬」は、故人と家族のお別れの時間に重きを置いた葬儀です。「一般的な葬儀」との最も大きな違いは、参列者に対しての考え方です。「家族葬」の場合は、知人や友人には声をかけない、もしくはごく限られた親しい人だけに来ていただくなど、お呼びする方を限定するのが特徴です。

葬儀・告別式の儀式の流れに、大きな変わりはありません。

生前の交友関係が広かった方や、社会的地位が高かった方などが亡くなられた場合は、葬儀後に個別で弔問に訪れる方々が多くなることも予想され、遺族の負担が大きくなるなど、一般的な葬儀を執り行う方がよい場合もあります。

「家族葬」のために、訃報をお知らせ出来なかった方へは、葬儀後に「死亡通知」でお知らせします。

「一日葬」は通夜を行わず、葬儀・告別式と火葬を一日で行う小規模の葬儀です。遺族にとっては、葬儀に費やす時間や精神的な負担を減らすことができるなどの特徴があります。

会葬御礼とは

突然の事態にも関わらず、通夜や葬儀にきてくださった会葬者に対して感謝の気持ちとして「会葬御礼」をお渡しします。一般的には、500円~1,500円くらいのハンカチ等にお清めの塩と“御会葬御礼”の挨拶状を添えます。しかしこれは、あくまで“当日のお礼”のため「香典返し」とは異なり、会葬者全員にその場で渡します。香典をいただいた方へ贈る「香典返し」とは別ものです。

関連記事「葬儀でお世話になった方へのお礼」

ただし、地域のしきたりとして「会葬御礼」とともに香典返しを当日のうちに差し上げる「当日返し」という形式をとる場合もありますので、事前の取り決めの際に確認しておきましょう。

関連記事「時期から費用までわかる、香典返しのマナー」

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