2025.1.15 UP
大寒や あぶりて食ふ 酒の粕 村上鬼城
春夏秋冬、それぞれに六つの節気からなるのが二十四節気です。大寒は冬の最後の節気。一年のなかで最も寒い季節です。その先に、立春が控えています。
酒好きの作者には堪らない味なのでしょう。炙った酒粕を肴に熱燗を愉しんでいる姿が目に浮かぶようです。木枯らしがカタカタと窓を鳴らしています。
村上鬼城は慶応元年、鳥取藩士小原家の長男として誕生。聴覚に障害を持ちながらも境涯俳句(註)で高い評価を受け、俳壇でも長きにわたって活躍しました。晩年を過ごした高崎市には「村上鬼城記念館」があります。
(註)境涯俳句:その俳句作品に、作者の生涯が投影されている度合いがより強い俳句。病気や逆境など不遇な生き様を詠むことが多い。
今月は大寒の頃におすすめの日本酒と身体があたたまるメニューをご紹介します。
<杜の蔵>独楽蔵 無農薬山田錦六十 特別純米(720mℓ)1,870円
4軒の酒米農家のコラボレーションで生まれた限定酒。優しい香り、綺麗な旨み、そして長い余韻を楽しめるお酒です。寒い季節にお燗にすると、さらに味わいの深みが増します。
<京料理 美濃吉>うどんのすき(1人前)1,404円
冬の人気商品、おひとり様用鍋です。特製の太いうどんに野菜や海老、つくねなどと具だくさん。鍋に合うようにブレンドされた出汁が特徴のうどんのすきです。
<味の浜藤>東京おでん(1袋)870円
にんべんのかつお節を用いた独自のおでん出汁がポイントです。食感のしっかりしたさつま揚げ、定番の玉子、味がよく染みた大根など7品目が入り、お一人用に最適。常温保存が可能なので常備品にも。
<香籠 by PAOPAO>九条ネギの水ギョーザ(8個入)781円
国産のもち豚、黒豚、キャベツ、白菜、玉ねぎ、九条ネギの入った水餃子です。中華スープでも、おろしタレでもおいしく召し上がれます。
Text : FOOD INDEX編集部