2024年2月「DAICHI MIURA DIALETHEISM」は終了いたしました。

DAICHI MIURA
DIALETHEISM

2024年2月28日(水)～3月4日(月)［2月28日(水)午後3時終了/最終日午後6時終了］
伊勢丹新宿店本館6階催物場

掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。
必ず事前に伊勢丹新宿店のホームページをご確認いただき、ご来店ください。
※混雑の状況により、お客さまのご入場を制限させていただく場合がございます。
予めご了承ください。

三浦大地氏による伊勢丹新宿店での本格的なアート展の第2弾となる
「DAICHI MIURA DIALETHEISM」。
今回の展示は三浦氏のアイコンである「Josie」の原画やクリスタルを用いた抽象画の新作、合わせて総数100点以上。三浦大地氏の世界観にJOINしてみてください！

Apple　737,000円
(F15/キャンバス、アクリル)※額代別　32,230円

プロフィール
三浦大地をより知るための一問一答
DIALETHEISM
GREETING
MESSAGE
ライブペインティング
Crystal Fortune Capsuleが登場！
こんな場所にもJosieちゃん！

プロフィール

三浦大地
DAICHI MIURA

ファッション・空間・グラフィックと数々のデザインプロデュースやメゾンとのコラボレーションを手掛け、近年では環境問題や社会活動にも独自の目線から取り組んでいる。2022年に開催された伊勢丹新宿店での初個展「DAICHI MIURA ART EXHIBITION “MODERATION”」が大きな話題を呼び、その後もスイスのアートフェアVOLTABASELへの出展や、Disney100周年で日本代表アーティストとして選出されるなど活動の幅を拡げている。

三浦大地をより知るための
一問一答

1.　1日のうち一番好きな時間は？
寝る前、寝起き、寝ているとき

2.　一番の弱みは？
恋愛

3.　一番の強みは？
大抵のことでは動じない(恋愛以外)

続きは展覧会図録(2,200円/会場内で販売)でCheck！

Bags　1,210,000円
(F30/キャンバス、アクリル)※額代別　55,770円

DIALETHEISM

現次元では物質は時間の支配下にいて
その時間のなかで自分が何者であるかを考える。
何故生きているのか？何故死ぬのか？
役割は？幸せとは？

上：Out of body　1,980,000円(F80/キャンバス、アクリル)
下：Dialetheism　660,000円(F6/木板、アクリル、クリスタル、樹脂)
※額代別　20,130円

その思考は細胞レベルから宇宙規模まで
肉体と精神はミクロとマクロを行き来する。
様々な「こうあるべき」概念が拠り所になり
自分に意味を持たせてくれたようで幻想に迷い込む。

上：Dialetheism　1,980,000円(F40/木板、アクリル、クリスタル、樹脂)
下：UFO　1,650,000円(F50/キャンバス、アクリル)※額代別　91,410円

そして探求の先に訪れた“矛盾”。
辻褄が合わないのだ。
社会の概念は矛盾の積み重ねで
もはや原型をとどめていないのかもしれない。
“矛盾”は何故生まれたのか？
いつからか自分にとって“矛盾”は行く手を阻む「壁」ではなく
「宿」みたいなものでそれを体験する感覚となった。
矛盾というジレンマこそ真実なのかもしれない。
辻褄が合わないことで“合っている”。

※DIALETHEISM
(真矛盾主義：真なる矛盾が存在するという哲学上の立場)

Portrait　1,650,000円(F50/キャンバス、アクリル)

GREETING

いいも悪いも、ない。
正解も不正解も、ない。
こうあるべき、はいらない。
いや。こうあるべき、でもいいし、そうでなくてもいい。
それもあっていいし、これもあっていい。

両方あってよくない？

誤解を恐れずに言えば、
「どうでもいいんじゃない？」

そう言うと、突き放したような、諦めたような、
どこか投げやりな感じがしてしまうかもしれない。

上：Dialetheism　1,760,000円(F30/木板、アクリル、クリスタル、樹脂)
※額代別　55,770円
下：Portrait　330,000円(F6/キャンバス、アクリル)

そうではなくて、
僕の放つ「どうでもいい」は、
こうあるべきとか、どうありたいかとか、
さまよう状態すら受け入れて
「そういうものだ」と、
身を任せること。
許すこと。
こだわらないこと。
観察すること。
そんな自分を、楽しむこと。
今ここにいる自分、この瞬間を、感じてもらいたい。

上：Mushrooms　1,210,000円(F30/キャンバス、アクリル)
下：Foundation　1,760,000円(F40/木板、アクリル、クリスタル、樹脂)

MESSAGE

僕は、肩書きがありません。ときどき、デザイナーとかアーティストと名乗ることがありますが、それは便宜的なもので、名刺もない、本業はない、と思っています。
自分は何者で、何を目指して、どうあるべきなのか、悩んだ時期もありました。でも今は、与えられる役割があるなら、それに応えたいし、何者なのかにはこだわらない。多面的で多層的で、常に変化しているどの自分も自分だし、何も目指さないし、目標ももたない。
目的地に辿り着かなくて、どうしたらいいかわからなくて、さまよっていたっていいんじゃないかな。
今、世の中は、結果とか正義、正解、ゴールにこだわりすぎているように思います。しかもみんな、最短距離で、誰よりも速く、効率的に辿り着くことを目指し、だからこそ、追い立てられ、競い合い、疲れ果てているように思う。
もちろん、結果は大切だけど、もっと大事なのはその過程であって、何を見て、何に心震わせ、どうさまよったかをもっと大切にしたほうがいいと、僕は思います。
アートを通じて、「こうあるべき」をもっと曖昧に、もっとぼかしていきたい。こうあるべきとかもないし、正解も不正解も、ない。
両方あっていいし、両方なくてもいい。どうでもいい。
みんなが境界線を意識せずに、「どうでもいい」と思えたら、世界は、人は、もっと優しく、強くなる。

そう、世界はもっと、曖昧でいい。

僕の作品を通して、そんなふうに、何かしら気づきのアーチをくぐってくれたら、この上なく、うれしく思います。

三浦大地