
日本におけるイタリア料理の歴史を切りひらいてきた巨匠シェフ6名が勢揃い。シェフそれぞれの自信作をワンプレートに盛り合わせた、スペシャルなイートインメニューです。
EAT IN
レジェンドシェフコラボイートイン
(日本イタリア料理協会)
イートイン営業時間:午前11時~午後8時
※最終日は午後6時終了(ラストオーダー各日終了60分前)
※20歳未満の方、お車・オートバイ等を運転される方の飲酒はご遠慮いただいております。

PART 01
2020年9月9日(水)〜14日(月)
※9月9日(水)・10日(木)はエムアイカード会員ご内覧日となります。
会場入口にてエムアイカードをご提示ください。
一般会期に先がけてご覧いただけます。

〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉落合シェフ
9月9日(水)〜14日(月)来場
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〈リストランテ アクアパッツァ〉日髙シェフ
9月9日(水)・11日(金)・13日(日)・14日(月)来場
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〈リストランテ濱﨑〉濱﨑シェフ
9月9日(水)〜14日(月)来場

PART 01EAT IN
マエストロ 4,400円 (日本製/1人前/ドルチェ・コーヒー付)〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉落合シェフ
アマトリチャーナ
僕はローマでの修業が長かったので、ピアットロマーノ(ローマの一皿)と称される伝統的なメニューを選びました。
〈リストランテ アクアパッツァ〉日髙シェフ
白身魚の香草パン粉焼き、そら豆のピューレ添え
シチリアのレストランで学んだ思い出の味。イタリア産の乾燥そら豆を使っているところがこだわりです。オリーブオイルもたっぷり使っており、なめらかかつクリーミーな味わいが、肉厚な魚のジューシーな旨みを引き立てます。
〈リストランテ濱﨑〉濱﨑シェフ
チキンのコンソメとヴィシソワーズ パーネカラザウ添え
イタリアの有名なパンの一種、パーネカラザウとじゃがいもの冷製スープとチキンのコンソメのコラボレーション。少し濃度をつけて、下にコンソメを入れて、飲むというより食べるスープに仕上げました。

PART 01EAT IN
レッジェンダ 5,500円 (日本製/1人前/ドルチェ・コーヒー付)〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉落合シェフ
ウニのスパゲッティ
ラ・ベットラ・ダ・オチアイで一番人気のパスタ。僕がイタリアにいたころは現地でもウニをクリームソースとあわせることはしておらず、日本に帰ってから試行錯誤して生み出した一皿です。
〈リストランテ アクアパッツァ〉日髙シェフ
豚バラ肉のコンタディーノ、サルサ・ベルデ、リゾット・アッラ・ピロータを添えて
ロンバルディアのレストランで学んだ思い出の味です。豚バラ肉はフォークで簡単に切れるほど柔らかく煮てから焼き戻しており、カリッと芳しく、ジューシーに仕上げています。これに現地で働く人がパッと作るような伝統的なリゾットを添えた、食べごたえのある郷土料理です。
〈リストランテ濱﨑〉濱﨑シェフ
トマトとイタリア産モッツァレラのサラダ仕立て
イタリアを代表する乳牛のモッツァレラチーズとトマトのサラダ。お店でも前菜としてよく作る、シンプルで分かりやすい素材のよさが引き立つ料理です。

PART 01EAT IN
マエストロ・レッジェンダ共通ドルチェ〈ラ・ベットラ・ダ・オチアイ〉落合シェフ
チョコレートとマスカルポーネのムース
ティラミスに使うチーズとして人気のマスカルポーネをチョコレートとあわせて口当たりよく仕上げたオリジナルのドルチェ。下に敷かれたオリジナルのいちごジャムを混ぜてお召しあがりください。
〈リストランテ アクアパッツァ〉日髙シェフ
デリツィア・リモーネ(レモンケーキ)
南イタリアのさまざまなレストランが自分のオリジナルを持っている、レモンづくしの定番ドルチェ。まだ暑いこの時期にぴったりな、爽やかなおいしさです。
〈リストランテ濱﨑〉濱﨑シェフ
ヘーゼルナッツとリコッタチーズのケーキ、シャンティクリーム添え
焼き菓子の中で私がもっとも好きなケーキです。ナッツがぎっしり入っており、コクのあるおいしさです。

1947年、東京都生まれ。17歳の時にフランス料理を志しホテルニューオータニへ入社。その後フランス旅行の帰路イタリアで料理に魅せられ転身。約3年間イタリアで料理修業後、1982年に東京・赤坂『グラナータ』料理長に就任。1997年、『ラ・ベットラ・ダ・オチアイ』を開店。現在銀座、池袋、名古屋に4店舗経営。2020年、黄綬褒章を受章。日本イタリア料理協会 名誉会長に就任。
— 料理人としての座右の銘(モットー)は?
お客さまの笑顔がすべてを物語る。自分のこだわりがお客さまの笑顔に繋がっているのか、それが一番大事だと思っています。
— イタリア料理に対する情熱の原動力は?
フランス料理を学んでいるとき、そのルーツを求めてイタリア料理にたどり着きました。その魅力は原材料にあまり手を加えていないことと、フレンドリーなサービス。勉強すればするほど奥が深いなと思います。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
例年はイタリア現地からシェフを招いているイタリア展に、今回は我々日本人シェフを呼んでいただけて光栄です。日本の方にあらためてイタリア料理の良さを知っていただきたいです。

1957年、兵庫県生まれ。神戸のフランス料理店「アランシャペル」で修業後、イタリア料理への転向を決意。単身でイタリアに渡り、「イタリア料理の魅力は郷土料理にある」と気づき、3年間で北から南まで14軒で研鑽を積む。1990年、もっとも感銘を受けた料理である「アクアパッツァ」の名で、レストランをオープンした。
— 料理人としての座右の銘(モットー)は?
誠心誠意
— イタリア料理に対する情熱の原動力は?
イタリア料理は海と大地の味。天の恵みとおいしさを追求するイタリア人の感性にほれ込みました。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
今回のイタリア展でしか味わえない、料理人のコラボメニューをぜひ間近で見て、感じて、楽しんで、味わってください。

1963年、鹿児島県いちき串木野市生まれ。日本調理師専門学校(大阪)を卒業後、イタリアへ渡り、フィレンツェ、ロンバルディア州「ダル・ペスカトーレ」などで修業を積む。帰国後、東京・乃木坂「リストランテ山﨑」に入店。93年よりシェフを務める。2001年12月、オーナーシェフとして東京・南青山に「リストランテ濱﨑」をオープンする。日本イタリア料理協会副会長
— 料理人としての座右の銘(モットー)は?
食事の最後に今日は本当に楽しかったとお客さまから言われるようにと、毎日心がけてやっています。
— イタリア料理に対する情熱の原動力は?
心からイタリアが大好き!ということに尽きます。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
本当に一口、または一品だけの料理ですが、私の気持ちが伝わればと思っています。
PART 02
2020年9月16日(水)〜23日(水)

〈リストランテ アルポルト〉片岡シェフ
9月16日(水)・18日(金)〜23日(水)来場
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〈ラ・コメータ〉鮎田シェフ
9月16日(水)〜23日(水)来場
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〈ピアットスズキ〉鈴木シェフ
9月16日(水)〜23日(水)来場

PART 02EAT IN
マエストロ 4,400円 (日本製/1人前/ドルチェ・コーヒー付)〈リストランテ アルポルト〉片岡シェフ
フルーツトマトとバジルペーストのペッペ風 リコッタチーズ添え
甘味、酸味のバランスの良いトマトソースにバジルソースとリコッタチーズをあわせた、シンプルにおいしいパスタ。アルポルトで長年提供されている一品です。
〈ラ・コメータ〉鮎田シェフ
カジキマグロのソテー スキャンピのレモンソース
イタリアの定番料理であり、個人的にも好きな一皿。イタリアでの修業中にもこの料理をよく作っていました。レモンソースはスキャンピの濃厚さが加わり、カジキマグロと相性抜群。イタリアにあるレストランの8割が使っているというスコットランド産スキャンピにこだわっています。
〈ピアットスズキ〉鈴木シェフ
ランプレドット 煮込んだ牛モツのゼリー寄せ
フィレンツェのローカルな煮込み料理を、お肉のかたちを残して、ゼリー寄せの冷菜で表現しました。

PART 02EAT IN
レッジェンダ 5,500円 (日本製/1人前/ドルチェ・コーヒー付)〈リストランテ アルポルト〉片岡シェフ
キノコとブラウンマッシュルームのラグーソース トリュフ添え
マッシュルームをミンチにしてじっくり煮込んで味を凝縮したソースに、さまざまなキノコをあわせ、仕上げにトリュフをスライスしました。キノコづくしの、秋が香るパスタです。
〈ラ・コメータ〉鮎田シェフ
鶏肉のソテー 味噌のカッチャトーラソース
定番イタリアンである鶏肉のカッチャトーラに、日本の食材である味噌をプラス。旨み成分が豊富に含まれた味噌を入れることで、より香り高く深みのある味わいに。キノコも入った秋らしい一品です。
〈ピアットスズキ〉鈴木シェフ
芝エビのポルペッティ カクテルソース
70〜80年代の北イタリアで流行した、エビをカクテルソースにつけて食べる料理をアレンジ。日本の芝エビをつぶして、食べごたえのある団子状に。

PART 02EAT IN
マエストロ・レッジェンダ共通ドルチェ〈リストランテ アルポルト〉片岡シェフ
ティラミス
ワンプレートでさまざまな食感を楽しめるように、王道のドルチェであるティラミスを作りました。珈琲の粉をかけた、ちょっとほろ苦い大人の味わいがアルポルト流。
〈ラ・コメータ〉鮎田シェフ
栗のカッサータ
シチリアで食べて感動した思い出の味。通常はピスタチオなどのナッツを入れますが、今回は秋の味覚としてイタリア産の栗を入れました。豊かな風味が楽しめるアイスケーキです。
〈ピアットスズキ〉鈴木シェフ
カラメルナッツタルト
ヘーゼルナッツをクリームにして、食感も楽しいタルトに。濃厚な味わいに、フレッシュなマスカットがよくあいます。

1948年生まれ。1968年、日本領事館の総領事付き料理人としてイタリア・ミラノに渡る。出発までの間は、「つきぢ田村」で日本料理を研修。イタリアでは、各地の名店に通い料理修業に励む。1973年に帰国後、代官山「小川軒」を経て、南麻布「マリーエ」の料理長を務める。1983年、西麻布に「リストランテ アルポルト」を開店。日本での本格イタリア料理の草分け的存在として注目される。2020年「一般社団法人 日本イタリア料理協会」会長に就任。
— 料理人としての座右の銘(モットー)は?
継続は力なり!!
— イタリア料理に対する情熱の原動力は?
素材の特性を生かした四季を大切にした料理であること。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
グランシェフたちのイタリア料理を、ぜひ贅沢にお楽しみください。

1951年、栃木市生まれ。銀行マンだった父親が海外勤務の折に体験したヨーロッパの食文化に間接的に接することで刺激を得て、ごく自然に洋食の道を歩むことに。武蔵野栄養学校卒業後、イタリア料理店で1年修業するが、初めてイタリア人シェフによるイタリア料理を見てカルチャーショックを受け、一念発起し渡伊。ローマENALCホテルスクール卒業後、「リストランテ・フェランテッリ」「パスティチェリアダヴィデ」「ローマ・サテリテパラス」「LEGRANDホテル」などのシェフを歴任。7年間の滞在後、1982年に帰国。同年麻布十番にリストランテ「ラ・コメータ」を開店、現在に至る。
— 料理人としての座右の銘(モットー)は?
一期一会。
— イタリア料理に対する情熱の原動力は?
イタリアに渡ったとき、私のことを何も知らないイタリア人たちが、私に情熱を注いで教えてくれたこと。彼らの思いが、いま私の原動力になっています。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
イタリアの料理を満喫していただければ幸いです。

1967年生まれ。19歳でイタリア料理の道へ。平田勝シェフに師事し、平田氏独立に際して「クッチーナ・ヒラタ」へ。1992年イタリアへ1年間留学し、イタリアの料理学校で学ぶ。その後、単身でシチリア、トスカーナ、リグーリア、ピエモンテなど各地のリストランテで研鑽を積む。帰国後の1993年「ヴィノヒラタ」のシェフに就任。2002年に独立して「ピアットスズキ」を開業。
— 料理人としての座右の銘(モットー)は?
妥協しないで料理に向きあいつづけること。自分との戦いですね。
— イタリア料理に対する情熱の原動力は?
料理だけじゃなく、イタリアの空気があう。毎年イタリアに行っても飽きません。
— 伊勢丹のお客さまにメッセージをお願いします。
巨匠の中に紛れ込んだ一料理人として、皆さまにおいしさと幸せをお届けします。