肌や髪にやさしい使い心地の「1秒タオル」
|日本のよいものを巡る旅 vol.7<ホットマン>

肌や髪にやさしい使い心地の「1秒タオル」|日本のよいものを巡る旅 vol.6<ホットマン>

暮らしを豊かにしてくれる日本生まれの名品の数々には、生産者の並々ならぬ努力や生まれた土地ならではの生産背景があります。連載「日本のよいものを巡る旅」では、ショップのスタイリストを通じてお伝えしているその魅力やストーリーを、オンラインストアでも感じてもらえるように、日本のよいものをその背景とともに紹介します。

今回は、東京都青梅市のタオルメーカー<HOTMAN/ホットマン>の登場です。国内製造のタオルというと今治が有名ですが、実は東京にも国産タオルメーカーがあるのです。ブランドを代表する「1秒タオル」の名は、聞いたことがある方も多いはず。店頭で販売しているタオルの中でも、その優れた吸水性から指名買いが多い商品です。

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150余年受け継がれた織物の経験を活かして

150余年受け継がれた織物の経験を活かして

左から:昭和40年当時の織布工場、現在の織布工場

本社のある青梅市はかつて調布村と呼ばれ、古くから織物業が盛んな地域でした。調布という地名は「てつくり」とも読み、この周辺が織布の産地であったことを伝えています。<ホットマン>のルーツは、代々この地で農業を生業とし、そのかたわら機織りを行なっていた田中家が、織物を専業とし、1868(明治元)年に始めた「田中織物工場」にさかのぼります。タオルの生産に着手したのは1963(昭和38)年から。手ぬぐいが一般的だったこの時代、ふんわりと気持ちのよいタオルは間違いなく日本に普及すると考えました。これまでの絹製品や洋服生地を細い糸を用いて高密度に織る技術と知識、そして磨かれた美意識は、現在のタオルづくりに息づいています。

 

<ホットマン>タオルづくりへのこだわり

〈ホットマン〉タオルづくりへのこだわり

柔軟剤や塩素系薬剤を使用しない工程と、柔らかさが長く保てるタオルづくりを目指し、原綿の選定から糸づくりまで何度も実験と試作、使用試験を重ねての製品づくり。さらに「高い品質を追求しながら、すべての工程に関わり責任を持つ」という想いから、企画・製造・物流・販売まで自社で行うことにも、<ホットマン>はこだわります。
綿花には油脂分が多く含まれており、タオルを織る過程では糸への糊付けも欠かせません。タオルの吸水性を高めるためには、これらの不純物をどれだけきれいに洗い流せるかが重要です。そのため水にもこだわり、染色に好適な秩父山系の伏流水が使える川越工場で丁寧に時間をかけて不純物を除去。綿花の持つ吸水性を引き出しています。1~2年で使い捨てられるものではなく、愛着をもって長く使っていただけるタオルづくりを心がけています。

 

高い吸水性を誇る「1秒タオル」

高い吸水性を誇る「1秒タオル」

1cm角に切り取ったタオルの試験片を水に浮かべたとき、1秒以内に沈み始める吸水性の高いタオルを「1秒タオル」と名付けました。肌や髪にそっと押し当てるだけでしっかり吸水するので、ゴシゴシこする必要がなく、デリケートなお肌の方や赤ちゃんにもおすすめのタオルです。

 

<ホットマン>を代表する「1秒タオル」ラインナップ

〈ホットマン〉を代表する「1秒タオル」ラインナップ

ホットマン>カラー ハンドタオル 1,650円 商品を見る

「ホットマン カラー」シリーズには、繊維が長くなめらかで、丈夫な超長繊維綿を独自の配分でブレンドしたオリジナルの糸を使用しています。ハンドタオルは、手や顔を拭くのに使いやすいサイズ。吸水性がよく、カラーバリエーションも豊富で、ご家族それぞれお好きな色で使い分けるのもおすすめです。

 

ふふら ヘアタオル

ホットマン>ふふら ヘアタオル 各2,420円 商品を見る

ふわっと軽く、マカロンのようなやさしい色合いの「ふふら」。使うほどにふっくら柔らかく肌になじみます。太いパイル糸を使用しながらも密度を緩くざっくりと織ることで、ボリューム感と弾力感、そして柔らかさを兼ね備えた感触に仕上げました。ヘアタオルは髪の毛を拭くのにちょうどよい大きさです。

 
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※価格はすべて税込です。
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