男性のベルトの選び方ガイド!
着こなしの名脇役はサイズ選びが肝心
体の中心につけるベルトは思いのほか存在感が大きいものです。ジャケットを脱いだとき、ベルト穴が擦(す)れていたり、ベルトの先がやけに余ってダランとしていたりするのは、だらしない印象を与えるもと。普段何気なく使っているベルトでも、自分にフィットしたサイズを身につけると、全身のバランスもきれいに整います。ベルトのサイズで注意したいのが、ヌード寸とも、スラックスのウエストサイズとも違うという点です。本特集では、ベルトの正しい着け方とサイズの選び方をガイドします。
1. サイズ選びが難しいベルト。購入の基準は「手持ちのベルト」
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男性のコーディネートでベルトは脇役的存在ですが、トップスとボトムスを繋ぐセンター位置にくるものなので、正しいサイズのものを身につけると見た目の良さはもちろん、気分も引き締まります。
一番失敗が少ないベルトの購入方法は、今使っているベルトを基準にすることです。ベルトを身につけて、伊勢丹新宿店 メンズ館1階 レザーグッズにご来店いただければ、スタイリストが最適な長さのベルトをおすすめします。また、スーツやスラックスを新調したときには、それを着用して店頭でベルトを購入すると、間違いのない組み合わせになります。
オンラインストアでベルトを購入する場合も、今お使いのベルトを測ってサイズを確認すれば大丈夫。「ベルトの測り方」はこの記事でも詳しくご紹介します。
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上:定尺ベルト。バックルが縫い留められていて、サイズの調整ができません。
下:フリーベルト。バックルを取り外して革をカットすることで、サイズの調整ができます。
ご家族や女性が「男性にベルトをプレゼントしたい」というニーズが最近増えています。間違いがないのは、ベルトを贈る相手と一緒に来店されることですが、オンラインで購入する場合は、あらかじめ長さが決まっていて調整できない「定尺ベルト」ではなく、ベルトをカットして長さを調整できる「フリーベルト」を選ぶのも一つの手段。
定尺のベルトを贈りたい場合は、今男性が使っているベルトの長さを測る機会を作ることが失敗しないコツになります。
2. これで間違いなし!定番のビジネスベルトを知ろう
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ビジネスベルトのおすすめは、牛革素材で、ベルト幅は3~3.5cm、金具(バックル)はシルバーのスクエア(四角)型です。スラックスに合わせやすく、どんなシーンでも対応できます。色は革靴の色と合わせるのがベスト。牛革は高級感があり丈夫ですが、1本のベルトを使い続けるより、2~3本をローテーションすると消耗が少なくなります。
靴と同じように「休ませる」のが大事で、使わないときにスラックスに通したままにしたり、丸めてしまったりするのはNG。バックルをひっかけて吊っておくことをおすすめします。
3. ベルトの正しいサイズの見方と測り方
ベルトは、バックルとベルト穴を留めるピン、革の本体からできていて、ベルト穴は5つあるのが標準。そして重要なのが「ピンを留めるのは5つの穴の真ん中の3番目」ということです。ベルトのサイズも3番目の穴を基準に設定されています。また、ピンを留めた穴から剣先まではおおよそ15cmあるのが、バランスが良いといわれています。
ベルトのサイズの見方は、例えばベルト本体に「85/100」という刻印があったら、85が“ピン先から3番目の穴”までのおおよその長さです。100はベルト全長を表しています。全長は“バックル先端から剣先まで”の長さです。
ベルトを測るときは、平らな場所に置いて、ループにメジャーを通しましょう。自身のウエストサイズを知るには、ピン先にメジャーの先端をあて、普段使っている穴の中心までを測ります。ウエストサイズを決めるポイントは、バックルの先端ではなく、“ピン先”から測ることです。
4. メッシュベルトの選び方
オンオフともに活躍するのがカジュアルベルトの代表格のメッシュベルトです。メッシュベルトは編まれた革と革の間にピンを差し込むので、決まったベルト穴はありません。カジュアルなシーンでは、剣先を垂らしたり、一回くぐらせてみたりなど、お好みのアレンジをする自由もありますので、長めを選ぶのも良いでしょう。上の画像のように、剣先の長さが変わると雰囲気もぐっと変化します。