
新しい春の到来を歓迎するような明るくヘルシーな空間に包まれたワードローブは、軽やかでシンプル、そしてノンシャランな装いが楽しめるクリーンなアイテムばかり。3月23日(火)まで、伊勢丹新宿店メンズ館1階 プロモーションで開催中の〈エルメス〉の期間限定ブティックでは〈エルメス〉ならではの遊び心も詰まった上品な着こなしを発見できる。
アトリエから配信されたライブパフォーマンス

新型コロナウイルスの影響によって、ランウェイショーからオンライン配信にシフトした〈エルメス〉2021年春夏メンズコレクション。Live Performance“Hors-Champs”と題されたショーは、パリ郊外・パンタンにある広大なエルメス本社がステージとなり、舞台演出家のシリル・テストとのコラボレーションにより、本番一発撮りのライブ映像として世界に配信された。
“Hors-Champs”とは、映画などで実際にスクリーン上に見えるもの(Champ)に対して、スクリーンに見えるものが示唆する実際には見えない不可視空間(Hors-Champs)のことで、ムービーで表現されている「表舞台と裏舞台のミックス」をスマートに表現している。
特に、ランウェイショーではフォーカスしきれなかったポケットやアクセサリー、モチーフなどにカメラが迫り、袖が二重になっているシャツや、レザーの編み込みがポイントになっているサマーニットなど、着こなしと同時にディテールにも発見があって、思わずモニターに引き寄せられる。
ヴェロニク・ニシャニアンがメッセージする、『ファッションの常識を疑え』

〈エルメス〉2021年春夏メンズコレクションの軸となっているのは、シャツとブルーストライプのアイテムと柄。ブルートーンのカラーリングに、天然石の色彩のグレーや発光しているような蛍光イエローなどが着こなしのポイントになり、さらに、アーモンドグリーンやソフトなトーンのイエローなどもアクセントカラーとなる。
特に、シャツ生地でよく使われようなコットンポプリンのジャケットをタックインした着こなしであったり、シャツオンシャツでレイヤードしたり、ヴェロニクが「ファッションの常識を疑え」とメッセージしているような“シャツの多様性”が面白い。
シャツのしなやかな質感とストライプ模様をクロスオーバーさせたジャケットやブルゾン、ブルゾンのようなボリューム感をもたせたシャツ、ライニングとダブルフロントがあしらわれたストライプシャツなど、あくなき創造性と進化が伝わってくる。

また、シルバーアクセサリーも豊富に揃い、〈エルメス〉の「H」クラスプとレザーのコンビネーションが美しい革小物シリーズ「ベアン(BEARN)」のSLG(スモールレザーグッズ)も多数ラインナップしている。
15年ぶりに登場した新作、オードトワレ「H24」

〈エルメス〉
1.「H24」オードトワレ 16,500円(100ml)[店頭のみ]
2.「H24」オードトワレ 11,770円(50ml)[店頭のみ]
3月1日に発売されたばかりのフレグランス「H24」も、期間限定ブティックに登場。〈エルメス〉を代表するスカーフ、ロサンジュのひし形からインスパイアされたボトルのデザインは、メゾンのテーブルウェアや時計のデザインも手掛けるフィリップ・ムケが担当している。
〈エルメス〉の香水クリエーション・ディレクター、クリスティーヌ・ナジェルは、メンズ部門のアーティスティック・ディレクターであるヴェロニク・ニシャニアンが生み出すメンズプレタポルテの世界観を香りで創作。男性的なウッディノートから距離を置いたアロマティックノートは、今季のコレクションと相通じる軽快な透明感を感じさせて、革新的で創造性が豊かな香りが楽しめる。
〈エルメス〉期間限定ブティック
□開催期間:2021年3月3日(水)~23日(火)
□開催場所:伊勢丹新宿店 メンズ館1階 プロモーション
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