【2021年秋冬】定番から個性派まで!おすすめの“種類別”メンズコート

おしゃれの楽しみの一つが“重ね着”なら、今の季節は「コート探し」を考えるのにちょうどいい時期。アウターの購入は早ければ早いほど、サイズも色も揃っています。“スタイル別”にガイドする2021年の最新アウター。今の気分にぴったりの一着を見つけてください。
1. 「定番とクラシックな匂いが好き」なあなたにはチェスターコート
スーツと合わせてビジネスに、中にニットを着てカジュアルにと、応用力の高さを持つのが「チェスターフィールドコート」。諸説ありますが、洒落者で有名だったチェスターフィールド伯爵が愛用していたことから命名されたそうです。デザインはジャケットのようなラペルが特徴で、ウエストはシェイプされて、シルエットはIライン、丈はやや長めが多いのも特徴。スーツやセットアップなどと合わせてフォーマルに着こなすのが一般的で、襟が大きく開くので、首回り(Vゾーン)のおしゃれを楽しむのがコーディネートのポイントに。また、デザイナーズのチェスターコートはスウェットパンツとスニーカーなどで着崩して羽織るのも人気です。
<ジョン ローレンス サリバン>
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<JOHN LAWRENCE SULLIVAN/ジョン ローレンス サリバン>
コート121,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエイターズ
□三越伊勢丹オンラインストア
テーラードクロージングを基軸としたブランドらしい、端正なシルエットのチェスターコートです。極々オーソドックスなかっちりとした着こなしにも勿論ぴったりですが、外しアイテムを合わせてカジュアルダウンしても上品さが漂うのは、美しい仕立てと滑らかな生地感のなせる業です。
<ジョン ローレンス サリバン>
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<JOHN LAWRENCE SULLIVAN/ジョン ローレンス サリバン>
コート121,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエイターズ
□三越伊勢丹オンラインストア
テーラードクロージングを基軸としたブランドらしい、端正なシルエットのチェスターコートです。極々オーソドックスなかっちりとした着こなしにも勿論ぴったりですが、外しアイテムを合わせてカジュアルダウンしても上品さが漂うのは、美しい仕立てと滑らかな生地感のなせる業です。
2. 「シンプルに長く着たい」というあなたにはステンカラーコート
一見シンプルなステンカラーコートですが、「ラグランスリーブ」は全体的にリラックスした雰囲気に見え、「セットインスリーブ」は肩が張ってジャケットのようにカチッとした雰囲気になるので、選ぶときはまず肩周りのデザインに注目します。コートの中での定番中の定番デザインですが、前を閉じて着ればすっきりフォーマルに見え、例えばパーカなどを中に着て前を開けば上品なカジュアルにも見えるという、オンオフ対応も人気の秘密です。さらに、ナイロン・コットン・ウールなど素材によって雰囲気がガラッと変わるので、着用シーンをしっかりイメージして選びたいもの。前ボタンが隠れる比翼仕立てなら、よりきれいめな印象にアップします。
<ラファーボラ>
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<LA FAVOLA/ラファーボラ>
ステンカラーコート107,800円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
□三越伊勢丹オンラインストア
2015年スタートのテーラードを中心としたブランド<ラファーボラ>からピックアップしたのは、ゆったりとしたフィットのステンカラーコート。ベルトでぎゅっとしばるとブラウジングが生まれ、ナイロン100%のシャリ感とドレープ感がエレガントな表情を作ります。バックススタイルに非常に趣があり、大きなアンブレラヨークやインバーテッドプリーツで、より男らしいコートに。ライニングも付いていないので、見た目以上に軽く感じるのも手に取りやすいポイントです。
3. 「旬のシルエットを着こなしたい」あなたにはタイロッケンコート
タイロッケンコートのタイロッケンとは「紐で留める」という意味で、ボタンやジップを使わず、ベルトで固定するタイプのコートを指します。トレンチコートの前身とも言われ、ミリタリーの雰囲気を濃く残しているのが、コート好きにはたまりません。胸ボタンがない分、すっきりとした印象で着こなせて、ゆったりしたシルエットはまさにトレンドそのものです。
<コヒーレンス>
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<COHERENCE/コヒーレンス>
タイロッケンコート196,900円
□伊勢丹新宿店 メンズ館5階 メンズテーラードクロージング
□三越伊勢丹オンラインストア
世界の芸術家のポートレートから着想を得たアウターコレクションを提案する<コヒーレンス>の「マットII」は、1916年のマルセル・ドゥシャンのポートレート、第一次世界大戦時のミリタリーコートをモチーフとしています。フロントにはボタンがなく、ダブルバックルのベルトで締め、ベルトで締めないときは、内側のフックだけを掛けて着ることもでき、肩回りはラグランスリーブという仕様はまさにタイロッケン。
素材は<コヒーレンス>オリジナルのギャバジンで、糸染めされた長繊維のスーピマコットンを使用。経糸をムリネにすることで、過去にミリタリーアイテムで使われていたような素材になっています。ブラウンフランネルのグレンチェックスーツに、ツイルのタブカラー・深いオリーブカラーのペイズリータイ・ダークブラウンスエードのフルブローグストレートチップを足元にもってくれば非常にドレッシーなスタイルに。
4. 「ロック&ミリタリーな精神を楽しむ」あなたにはモッズコート
アメリカ軍が野戦用に採用したミリタリーアウター「M-51」が起源といわれるモッズコート。フィールドジャケットの上から羽織ることを前提としたワイドなシルエットは、トレンドのオーバーサイズとも親和性が高く、今シーズンの注目株です。ミリタリーアウターの武骨な男臭さと防寒に優れた機能性は、コート好きの心をくすぐります。
<トゥモローランド>
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<TOMORROWLAND/トゥモローランド>
モッズコート44,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館7階 メンズオーセンティック
□三越伊勢丹オンラインストア
<トゥモローランド>のモッズコートは、今日的にアップデートした最新版で、男女を問わず継続して高い人気を継続しているM-65タイプのコートをコンテンポラリーに再解釈。発色の良いアーミーサージ素材は4色展開で、着回し力の高いレギュラー丈の効果で手持ちのワードローブとのマッチングもしやすい即戦力アイテム。ウエストのドローコードはミリタリー感のあるオレンジを採用してアクセント強めなのも見逃せません。
<ナイジェル・ケーボン>
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<Nigel Cabourn/ナイジェル・ケーボン>
モッズコート44,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館7階 メンズオーセンティック
□三越伊勢丹オンラインストア
米国陸軍が運用した1940年代のヴィンテージのガスケープをベースにしたデザイン。一刻も早く着用できるようにボタンやベルトなどが考えられ、リュックやさまざまな装備品を付けた上からすべてをカバーするように覆い着ることができるようにデザインされているのも<ナイジェル・ケーボン>ならでは。ファブリックはリップクロスで、万一裂け目が生じてもリップでストップし、大きな破損となることを防止しています。
5. 「型にはまらない」あなたには個性派コート
2着目をお探しの方や、人とは違う着こなしをしたい方には、デザイナーやブランドの個性が反映されたユニークなコートをご紹介します。インスピレーションを大事に、お気に入りのコートを見つけてください。
<オーラリー>
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<AURALEE/オーラリー>
コート121,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館6階 メンズコンテンポラリー
□三越伊勢丹オンラインストア
フーデットライナー付属の一着。肩がかっちりと仕立てられた、オーソドックスなシルエットのコートに、ゆったり目のフードが合わさることで、オンオフ両用が叶います。光沢のある、しわになりにくいウールギャバジン地で、カジュアルダウンしても上品な印象はそのまま。キルティングのショート丈ブルゾンとして、ライナーだけでも着られるのも嬉しいポイントです。
<バブアー>
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<Barbour/バブアー>
ブルゾン64,900円
□伊勢丹新宿店 メンズ館7階 メンズオーセンティック
□三越伊勢丹オンラインストア
言わずと知れたオイルドジャケットの定番<バブアー>。革靴を手入れするように、生地のメンテナンスをすることで、長く着続けられ、「自分だけの一着を育てる」を楽しめます。バブアー3大モデルの1つの「BORDER」をモダナイズしたモデルのBORDER SL(スリムフィット)は、細身のフィッテイングとAラインのシルエットが今どきの着こなしにぴったりです。軽すぎず重すぎずの6オンス生地は、街着としても使いやすい上、悪天候時にも力を発揮します。
<ユリウス/ニルズ>
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<JULIUS/NILφS/ユリウス/ニルズ>
フーデッドコート69,300円
□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエイターズ
□三越伊勢丹オンラインストア
ゆったりしたラインに大きめのフードで、トレンドのビッグシルエットを作りつつも、アシンメトリーのフロントとタテの切り替えで、すっきりと決まるデザイン。張りのあるコットンブレンド生地で、ブラックのワンカラーも軽くスタイリッシュに見せます。
<ジョン ローレンス サリバン>
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<JOHN LAWRENCE SULLIVAN/ジョン ローレンス サリバン>
コート187,000円
□伊勢丹新宿店 メンズ館2階 メンズクリエイターズ
□三越伊勢丹オンラインストア
ベストを重ねたかのようなキルティングのパネルが個性的な一着。ハードな印象のパネル&スナップと、オーソドックスなシルエットの組み合わせは、ブランドコンセプトである「強さとエレガンスを持ち合わせた男性像」をまさに体現しています。パネルを外して着用することも可能で、着こなしの幅が広がります。
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Photograph:Tatsuya Ozawa/MITSUKOSHI ISETAN
Text:Makoto Kajii/MITSUKOSHI ISETAN