私の門出・節目ジュエリー
<エルメス>シェーヌダンクル

<エルメス>
 

伊勢丹新宿店クロスMD営業部
計画担当
小野澤亜南

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<エルメス>シェーヌダンクル

このブレスレットが、似合う人でありたい。

出会いはアシスタントバイヤーに就いた2年前のこと。それまでの店頭販売から、お取り組み先と交渉する仕事へ。業務の内容がこれまでと大きく替わり、おしゃれを楽しむ余裕もない日々が続いていました。そんな時に休暇で訪れたハワイで見つけたのが、この<エルメス>のブレスレット“シェーヌダンクル”です。学生時代にファッション誌のアシスタントをしていた時にエディターの方が着けていらっしゃったのですが、凛としたその方の雰囲気とミニマルなスタイリングにとても良く似合っていて、いつか自分もこのブレスレットが似合う人になりたいと思い続けていました。それまでにも何度か手に取る機会はあったのですが、買う勇気がなかったり、ぴったりのサイズがなかったり、まだ手に入れるタイミングではないのかな、と見送ってきたのですが、ハワイで出会ったものは、サイズもぴったり。忙しくても大好きなファッションをちゃんと楽しもう。バイヤーの仕事をがんばって、このブレスレットが似合う人になろうと心に誓い購入しました。

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「一生、添い遂げられるか」が、ジュエリー選びの基準。

それから2年。仕事の時も、オフの時も、どんな服を着ていても、365日身に着けています。着けていないと不安になるくらい、自分の体の一部のような存在です。時計と合わせたり、ニットの上から着けたり、お気に入りの<ジョージ ジェンセン>のリングとも相性が良く、自分の理想とするシンプルでミニマルなスタイリングの中心アイテムになっています。2年経って少し傷が増えてきましたが、ジュエリーはきれいなままよりも、自分色に染まっている方がかっこいいと思うんです。傷や色などの変化がともに過ごした日々を感じさせて、ますます愛着がわくようになりました。自分のジュエリーを選ぶ基準は「添え遂げられるか、添え遂げられないか」。一生をともにできるものだけを見極めて、ひとつずつ大切に集めていきたいですね。

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つぎの節目ジュエリー候補は、老舗メゾンの名作リング。

つぎの節目に、と心に決めているのは170年以上続くフランス老舗メゾンのジュエリーです。一昨年からエディタの仕事に就き、記事を書いたり、社外での活動が増えたり、自分のスタイルを発信することも多くなりました。「一生添え遂げられる本物」の価値を、みずから身に着けることで伝えていけたら、そんな想いもあります。新しい仕事に手ごたえを感じている今、そろそろお迎えする節目かなと思っているところ。手に入れることができたら、中指に着けたいですね。存在感のあるリングでも中指なら、指がすらりと長くきれいに見えるんです。

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門出・節目ジュエリーを選ぶなら、派手さよりも「本物」を。

門出や節目の季節にジュエリーを探している方も多いと思うので、ひとつアドバイスを。メモリアルなジュエリーって、気持ちが強い分、派手なものを選んでしまいがちなのですが、そうするといつものファッションに合わせにくかったり、特別な時にしか着けられなかったりしますよね。それよりも、毎日身に着けられて、いつまでも愛用できる、派手ではないけれど本物としての価値があるジュエリーをおすすめしたいと思います。基準は「長年添い遂げられるか」。一生のパートナーを選ぶ気持ちで、ジュエリーも選んでいただけたら。節目となった時の気持ちやジュエリーに込めた想いを忘れずに、これからの日々をともに歩んでいける輝きと出会ってください。

小野澤亜南 Profile
ファッション誌でアシスタント経験後、2016年に(株)三越伊勢丹に入社。入社後は本館3階のリ・スタイルで店頭販売、本館2階のグローバルクローゼットでアシスタントバイヤーを経験し、19年度からクロスMD営業部 計画担当に。さまざまなメディアを通じてお客さまに価値を感じていただくことにやりがいを覚えている。趣味は美容とファッション。

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