美しさも健やかさも!『女を楽しむ』を叶えるための「美管理spa」オリジナルアイテムブランド<bikanri/ビカンリ>
韓国では自分自身を整える、労わることを『管理』と言うそうです。そんな韓国で出会った施術をベースに、『美しさをトータルでケアする』という思いでオーナーのKieさんが開いた「美管理spa」のオリジナルアイテムブランド<bikanri/ビカンリ>をご紹介するポップアップを伊勢丹新宿店で開催いたします。
『女性であることを楽しむ』というコンセプトは施術だけでなくオリジナルアイテムにも共通しており、リピーターも多いそうです。今回はKieさんに「美管理spa」らしいアイデアや考えが詰まった独自開発についてのこだわりを聞きました。
“私を楽しむ-完璧じゃなくていい感じ-”
□2024年6月19日(水)~6月25日(火)
□伊勢丹新宿店 本館2階 イーストパーク/プロモーション
※諸般の事情により、営業日・営業時間、予定しておりましたイベントなどが変更・中止になる場合がございます。
必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。
自身が体験した変化を広めたいと始めた「美管理spa」
―Kieさんがプライベートサロンの「美管理spa」を始めようと思った理由はなんだったのでしょうか。
Kieさん(以下敬称略):日本ではあまり知られていないとは思いますが、韓国で女性特有のお悩みに特化した骨盤周りのトリートメントと出会ったんです。お腹の上から直接グイグイと押すような施術で、私も初体験だったのです。私の個人の体感ではありますが、溜まっていたものが排出されたような感覚がありました。当時はまだ若くて婦人科系についての悩みなどなかった私がこれほどの変化を感じるんだから、日本の女性にもぜひ知ってもらいたいと思って骨盤周りのトリートメントの施術について学んで『福女(PONNYO/ポンニョ)』という独自メソッドを作り上げ、15年前から「美管理spa」を始めました。
―骨盤周りのトリートメントというのは韓国の女性にとってはポピュラーなのでしょうか。
Kie:韓国でも誰もが体験している施術ではないので、それを日本に持ってきた時は“なにやら怪しいことをやっているサロン”のように思われたみたいです(笑)。
—それでも現在はサロンの予約枠は常にいっぱいだそうですが、日本でも定着したきっかけのようなものはありますか。
Kie:『福女(PONNYO/ポンニョ)』による私自身の変化を信じて諦めずに続けてきたこともそうですし、コロナも大きかったと思います。コロナによって多くの方が意識が外ではなく内に向かったはずです。自分自身と向き合う、自分について考えることが増えて、浸透したものの一つがフェムテックだと思います。サロンでは自宅でもご自身で実践できるように、女性の身体のためのセルフケアについてもお伝えしています。
—Kieさんが『日本の女性たちのために』とコツコツとやり続けてきたことが間違いではなかったということですね。
Kie:そうかもしれませんが、私としては使命のようには思っていません。趣味とも言えるし、特技とも言えますし、もしかしたら癖のようなものかもしれないです(笑)。骨盤周りのトリートメントも韓国の施術のままでは日本人に合わないような気もしたので、アレンジを加えることで独自のメソッドができました。
自分が使いたくて、誰にとってもやさしいものを作る
—「美管理spa」ではセルフケアのためのオリジナルアイテムも開発されていて、伊勢丹新宿店のポップアップでも販売されますが、開発のコンセプトやこだわりなどを知りたいです。
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<bikanri/ビカンリ>
左:オチツ ヒーリング オイル 7,480円
右:ポンニョバーム 4,730円
Kie:『自分が使いたくなるもの』というのがいちばんです。
「美管理spa」には、“妊娠中も使用できますか?”、“授乳中も大丈夫ですか?”といったお問い合わせがとても多いです。
「美管理spa」がプロデュースしているオリジナルアイテムブランド<bikanri>は、そういった女性の身体にとってはもちろんですが、誰にとってもやさしいものでありたいと、保存料や添加物は一切使用していません。さらにオイルなどは素材のピュアなエネルギーをそのまま届けたいので非加熱です。自分がこだわった商品がお客さまから喜んでもらえるのはやはりうれしいですね。
—オリジナルアイテムにはブランケットもありますが、「美管理spa」が開発したものは一般的なブランケットと何が違うのでしょうか。
Kie:サロンの施術ベッドにも敷いていますが、ブランケットは黄土染めを使っています。それも韓国で昔ながらの製法を守り続けている黄土染めの名人ともいわれる方に手染めでお願いしています。
—黄土染めならではの特徴はなんでしょうか?
Kie:黄土は遠赤外線効果が高いと言われています。ブランケットはどれもオレンジ色なのですが、これは自然そのままの黄土の色です。地球のエネルギーを生地に染み込ませているイメージです。染み込ませたら天日干しをして、乾いたらまた染み込ませて、それを繰り返して生地の隅々まで黄土を行き渡らせています。心地の良い使用感で私は飛行機での移動中などに活用しています。
—黄土染めの名人のような方に依頼するのは簡単ではないと思いますが、すぐに引き受けてくださったのでしょうか。
Kie:10年以上も付き合いがあり信頼関係を築いている韓国の方にブランケットのアイデアを伝えたら、それを商品にしてくれるという職人を探してくださったんです。コロナでその方の仕事が止まっていた時期というのもある意味ラッキーでしたし、大量生産ではなく手間と時間がかかっても『自分が使いたくなるもの』を作りたいという私の強いこだわりに共感してくださったんです。誰もが真似ができるわけではない技術に対してリスペクトの気持ちをきちんと伝えました。
—Kieさんは商品開発を通じてスリランカの就労支援にも取り組まれていますよね。
Kie:スリランカの山奥で収穫した胡麻を絞ったセサミオイルなのですが、これは伊勢丹新宿店のポップアップでも販売します。スリランカも都市開発によって山や森が少なくなっているそうで、胡麻栽培の仕事を確保することができれば山奥で暮らしている方たちの生活の場所を守ることができると知って支援を始めました。私が支払ったお金が生産者の手に渡っている実感がほしかったので、依頼も交渉も現地の方と直接やり取りをしています。
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<bikanri/ビカンリ>
左: オチツ ヒーリング シュッシュ (タンサンナノセサミ) 6,930円
右: オチツ ヒーリング シュッシュ (タンサンナノココナッツ) 6,930円
常に健やかであるために大切にしている3つの『間』
—「美管理spa」には悩みや相談を抱えたお客さまが訪れると思うのですが、ネガティブな感情に触れ続けたときのKieさんのストレス解消法などはありますか。
Kie:仕事柄、お客さまの気持ちや感情に引っ張られるのは避けられないですね。胃にストレスが溜まるといわれるように、女性にとっては膣や子宮も同じようにストレスが溜まるはずなので、自分にもらってしまうことは多いです。ただ、その度合いというのはその時の自分の精神的な強さによってコントロールできるので、なるべく日頃から心も身体も健やかでいようとしています。
—「美管理spa」で心も身体も健やかでいるためにどのようなことを意識していますか。
Kie:私は3つの『間』というものを大切にしています。どのような人間と接するか、どのような空間を作り出すか、どのような時間を過ごすかです。どれかが一つでも欠けると自分の心と身体を整えるのが難しいような気がしています。
—「美管理spa」を始められた頃と現在とではお客さまの心境などに違いは感じますか。
Kie:今は“女性であることをもっと楽しみたい”というお客さまが増えたような気がしますね。昔は女性特有の悩みを解消したいという方が多かったので、そういう意味では現在の方が少し抽象的かもしれないです。“女性としてこうありたい、こうなりたい”と要望もふわっとしていることが多いので、お客さまともいろいろとお話をして答え合わせのようなこともしています。
—伊勢丹新宿店では店頭で接客をされると思いますが、お客さまとどんなお話をしたいですか。
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<bikanri/ビカンリ>
左:ポンニョ レッグ ウォーマー 6.380円
右:アイ ヒーリング ピロー 3,500円
Kie:多くの女性の方に知ってもらいたいのは『女性であることの豊かさ・楽しさ』であり、「美管理spa」のオリジナルアイテムブランド<bikanri/ビカンリ>はそれをサポートするためにあるということです。伊勢丹新宿店のお客さまはトレンドにすごく敏感だと思いますが、だからといって流行に左右されるわけでもなく、自分にとって必要なものをきちんと選べる方ばかりです。なので一つひとつの商品に込めた私の想いを伝えられたらと思っています。その前段階としてこうして取材をしていただけたのはすごくありがたかったです。
—ありがたいと言っていただけるのはうれしいですが、それはどうしてでしょうか。
Kie:取材やインタビューという形式であれば商品開発の背景や一緒に取り組んでいる職人についても深く細かく語ることができますが、店頭ではそこまでは説明しづらい。伊勢丹新宿店のポップアップは2回目ですが、1回目に感じたのが「美管理spa」について、オリジナルアイテムについての伝え方の難しさでした。語れることはたくさんあるのですが、熱弁されてもお客さまは困りますよね(笑)。
—伊勢丹新宿店でポップアップを開催するにあたり、意気込みのようなものはありますか。
Kie:伊勢丹新宿店から2回目の声がかかるとは思っていなかったので、それがまずうれしかったです。私はおばあちゃんになっても『可愛い』と言われるために自分自身で『女性であることを楽しむ』を実践しているので、そんなサロンのコンセプトに一人でも多くの方に触れてほしいです。実は近々オーストラリアに移住予定なので日本でのポップアップは伊勢丹新宿店が最後になります。店頭でお客さまと触れ合ったり、お話しできるのもこれが最後なんです。
—オーストラリアへの移住はなにか理由があるのでしょうか。こちらの「美管理spa」はどうなりますか。
Kie:移住することになったのは、私個人の理由ではなくて主人の仕事の関係なんです。サロンはこのまま残してずっと私を手伝ってくれていた優秀なスタッフに引き継ぎます。オーストラリアに住んでいる日本人の方から現地でも『福女(PONNYO/ポンニョ)』をやってほしいと言われているんです。自分としては仕事から少し離れて休むつもりだったのですが・・・。
でも世界中に『福女(PONNYO/ポンニョ)』を広めたいという気持ちもあるので、結局はオーストラリアでも始めるんだろうな思っています(笑)。
Kie (キエ)
「美管理spa」オーナーセラピスト
自身の不調からできあがったという『子宮と脳の解放』『完璧じゃなくていい感じ』『女性を楽しむ』をコンセプトに世界中の女性を笑顔にするために活動。
同コンセプトで『福女(PONNYO/ポンニョ)』という独自メソッドのもとマッサージサロンの「美管理spa」を経営する傍ら、セルフケア用品ブランド<bikanri/ビカンリ>やオリジナルのよもぎ蒸しのプロデュースを行っている。また世界中、日本中で『福女(PONNYO)』の施術を行えるセラピストの『PONNYO healista』の育成や女性自身がセルフケアをするための講座やワークショップを全国各地で開催している。