ギャラリー
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墨を使った新たな表現方法で、世界的に知られる孤高の美術家、篠田桃紅氏(2021年107歳没)。
墨象という独自の表現を追い求めて ダイナミズムと厳しさを持つ実力の世界に身を投じ、ニューヨークをはじめ国内外で活躍し続けてこられました。
レリーフや壁画などの建築物に関わる大作を手掛ける一方、版画や題字、随筆など活動の範囲は多岐に亘り、人々の心を照らし続けています。
本展ではアトリエに残されていた秘蔵の原画や書など、約40点を展観いたします。ぜひご高覧ください。
篠田桃紅 Toko SHINODA
1913年、中国・大連に生まれる。
5歳の時、父の手ほどきで初めて墨と筆に触れ、以後独学で書を極める。
第二次世界大戦後、文字を解体し墨で抽象を描き始める。
1956年渡米しニューヨーク、ボストン、シカゴ、パリ他で個展を開催。
58年の帰国後は、壁画や壁書、レリーフといった建築に関わる仕事や、東京・芝にある増上寺大本堂の襖絵などの大作を手掛ける一方で、リトグラフや装丁、題字、随筆など、活動は多岐にわたった。
2005年、ニューズウィーク(日本版)の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれるなど、晩年まで精力的な活動を続けた。
2021年3月1日に逝去。
【主要コレクション】
メトロポリタン美術館・ボストン美術館・グッゲンハイム美術館・大英博物館・東京国立近代美術館・岐阜現代美術館・コンラッド東京・ザ・キャピトルホテル東急(東京)・日本銀行(東京)・京都迎賓館・増上寺 など
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