リビング
江戸時代のたたら操業をルーツにもち、時代に合わせ打刃物、小農器具、生活用具の他、玉鋼、和鉄による刀剣鍛錬の鍛冶業を受け継ぎ、出雲の鉄文明・技術を作品に昇華し現代に継承している「工房弘光」。
この伝統の技術を生かし、<鍛月>ブランドとして新しい作品への取り組みが始まりました。
叩いてできた手の痕跡は、素材自体の美しさを際立たせ、自然の偶発性が品格を漂わせます。
古来より森羅万象に神が宿ると言われてきた様にフライパンにも同じ様に魂を込めました。
一つ一つ表情の違うフライパンという名の工芸品を、ぜひ手にとって実感ください。
大切にする3つの特徴
「鍛造」は、鉄を鋳型に流し込み成形する「鋳造」と異なり、素材を熱し叩き鍛えて成形していきます。
鋳造に比べ数を作ることが容易ではなく、またそれぞれの作品の風合いなどもすべて異なります。
しかし打ち鍛えたることで鉄は強度と粘りが増し、<鍛月>という名の通り、まるで満月のような模様が生まれ、鍛えた証として唯一無二の表情をまといます。
2:妥協しない細部に宿る品位
細部にも伝統的な技を落とし込みます。
例えば、取手と本体を結合する手法。
均一なプレス接合や溶接ではなく、作品ひとつひとつに合わせ伝統的な「かしめ留め」で繋いでいきます。
江戸時代から伝わる手作業でのたたき留めは熟練の職人だからこそなせる技です。
3:過去から受け継がれる伝統と技術、炉の火を絶やさない想い
大量生産が主流となった現代において、長らく生産性だけではない価値を大切にしてきました。
その価値をこの先の未来へ受け継いでいくことが使命であり、日本人が大切にしてきた美意識と心地よさの体現でもあります。
【minokamo(みのかも) 長尾明子氏による特別メニューの提供】
郷土料理家、写真家として活躍するminokamo 長尾明子氏による、<鍛月>を使用した特別メニューをご提供いたします。
<メニュー提供時間>11月23日(土)、24日(日) 午前11時30分〜午後3時30分
各日限定10食限り
参加費:2,200円
提供メニュー:
鍛鉄のフライパン<鍛月>でソテーした香ばし豚ハムと群馬県甘楽町の野菜ソテー(minokamo味噌ソースor塩で)/はったい粉風味の地粉パン
minokamo(みのかも)
郷土料理家・写真家 岐阜県美濃加茂市出身
岐阜で祖母と過ごした経験がきっかけで、全国に赴き、地域の食材や食文化から、現代にも馴染むレシピを考案。
器づかいの提案、フードスタイリング、執筆も手がける。
著書:「みそ味でない、みそレシピ」2024年11月発刊
<鍛月>TUKA
24,200円
刀の柄ように持ち手に籐を編み込みました。使用の際の熱を抑え、また籐の表面は塗料でコーティングされているため、多少の水分も気なりません。持ち手側の先端がゆるやかに上にカーブする独特のデザインは小さな手の方でもテコの原理で安定し、見た目以上に持ち易く掌になじみます。
<鍛月>MAGE
22,000円
工房にて長く使われてきた火造りの道具の意匠を、持ち手のモチーフとして蘇らせました。握りやすさと熱が伝わりにくいのが特徴です。リングがついているので壁などに掛けることも可能です。
アウトドアギアとしてのご使用に合わせ、フライパンの板厚をTUKAよりさらに厚くしました。手に取った時の堅牢さと重厚感をお楽しみください。
<鍛月>FUTATE
22,000円
ガスコンロ、IHクッキングヒーターの他、オーブン、魚焼き用グリルなど幅広く調理をお楽しみいただけます。持ち手が小さなデザインのため、お食事のシーンでも場所を取りません。お皿替わりとして熱々のお料理をお召し上がりください。
(加熱の際は取っ手が熱くなりますのでお取り扱いにはご注意ください。)
※数量に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※価格はすべて、税込です。
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