重点取り組み【2】
持続可能な環境・社会をつなぐ
近年の気候変動に伴う災害リスクやサプライチェーンにおける環境・人権リスクが事業活動に与える影響は年々増大・深刻化しています。次世代に持続可能な社会をつなぐため、温室効果ガス排出量削減につながる省エネの取り組みや資源循環や廃棄物抑制など環境負荷の低減や環境、人権に配慮した調達活動を推進しています。
取り組み内容
環境への取り組み(温室効果ガス排出量の削減・ゴミ排出量の削減)
◆プラスチック使用量の削減
石油プラスチックの使用量の抑制の一環として、2022年4月に施行された「プラスチック資源循環促進法」対象品目において、使用量の削減を推進しています。ツーリストバッグでは、不織布の薄肉化により、プラスチック使用量を削減しました。また、プラスチック素材の使い捨てカトラリーは、順次木製/紙製素材に変更して削減に取り組んでいます。
◆マイバッグの利用と持ち歩き推進
容器包装リサイクル法関係省令改正によるプラスチック製買物袋有料義務化に伴い、2020年7月1日より食品レジ袋・食品用紙製手付袋を有料化しました。使用量削減のため、「マイバッグはお持ちでいらっしゃいますか?」のお声がけを強化し、“マイバッグの利用と持ち歩き”がスタンダードなライフスタイルとなることを目指しています。
◆お中元・お歳暮の「エコ包装」
お客さまの「こころ」を包むラッピングは、百貨店が提供する価値の中でも大切なものの一つです。贈り物文化を大切にしながらも、より環境負荷の低い形をご提案するために、ジェイアール京都伊勢丹のお中元・お歳暮では「エコ包装」をおすすめしています。
◆省エネ~LEDへの切り替え~
百貨店の売場の天井照明の完全LED化を目標として、順次照明器具をLEDに交換しています。並行して店舗の後方施設の照明のLED化も進め、温室効果ガス排出量削減に取り組んでいます。
◆クールビズ対応(デコ活)
ジェイアール西日本伊勢丹では、気候変動対応、地球温暖化対策をサステナビリティの重点取り組みの一つに掲げ「デコ活(環境省 脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動 )」に賛同し、省エネ、CO2の削減に向けた照明の一部消灯や冷房の適切な温度設定などの取り組みを推進しています。
◆食べ残しゼロ推進
手つかず食品や食べ残し等の食料の廃棄・損失を削減することが、経済・環境・社会における世界的課題となっています。京都市では飲食店や宿泊施設・食品小売店舗における食べ残しや手つかず食品といった「食品ロス」を削減し、生ごみを減量する取り組みとして、「食べ残しゼロ推進店舗」の認定制度を設けています。京都市の取り組みに賛同して2024年7月時点でジェイアール京都伊勢丹の飲食店と食品フロアのショップ、計29店舗が認定を受けています。
持続可能なサプライチェーンの構築に向けて
◆持続可能な調達活動の推進
ジェイアール西日本伊勢丹では持続可能なサプライチェーンの構築のために、お取組先および調達先がともに社会的責任を果たしていけるように遵守事項(お取組先行動規範)を定めています。お客さまの暮らしを豊かにする企業の責任として、持続可能な調達活動を推進することを従業員一人ひとりが常に念頭に置いて行動するとともに、お取組先とのコミュニケーションを重視し、社会課題に対して協働する関係を強化しています。
当社グループを取り巻くサプライチェーン構造のイメージ
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