フレグランス
※サロン ド パルファン 2024は終了いたしました。
サロン ド パルファン 2024 出店ブランドからのスペシャルコメントをご紹介いたします。
【インデックス】50音順
【調香師・クリエーター 村井 千尋氏 スペシャルコメント】
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
常識へのアンチテーゼを唱え国産の「かぼす」を贅沢に使用した香り
「アールフレグランス オー ド アール オーデコロン」
オー ド アールは、常識へのアンチテーゼとして誕生しました。
香りの歴史に敬意を払いながらも、伝統的なコロンに使用される天然香料を使用せず、
日本産の和柑橘である「かぼす」をふんだんに使って作られています。
酸味のあるかぼすのフレッシュなグリーンノートをジュニパーベリーやブラックペッパーが引き締め、
ルバーブやハーバルノートが香るアロマティックなミドルノートから、
落ち着いたベチバーの柔らかなラストノートに移りゆく、爽やかで瑞々しい香り。
■伝えたい一言は?
ご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございます。
ジャパンメイドのフレグランスブランド「アールフレグランス」は、おかげさまで今年8年目を迎えました。
アールフレグランスのアイコニックな香りである、砂糖入りのアールグレイ紅茶の香り「ティー ブレイク」や、
人の一生のうつろいを苺やパチュリ、レザー等で表現した「一期 無常(いちごむじょう)」etc...ぜひブースにて香りをお試しください!
今回の京都伊勢丹サロンドパルファンでは、素敵なノベルティもご用意して皆さまをお待ちしております。
多数のブランドが一堂に会する特別な機会に、ぜひご自身らしい香りを見つけてください。
どうぞ香りを楽しんでいただけますように!
【<インダルト パリ>西條 伶菜氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
AZZAROのCHROMEという香水。高校2年生の時にグラースで購入した香水。当時好きだった男の子が愛用していた香水。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
<Maison Francis Kurkdjian>のBaccarat rouge 540 eau de parfum.ブルーベルでお仕事をさせていただく様になって出会った香。纏って時間が経てば経つほど、好きになる香に出会ったのは初めてでした。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
Manakaraは特にお試しいただきたいです。ブランドオーナーのキム・チャールズがブランドのオーナーになるキッカケになった香りです。
■伝えたい一言は?
今や世界のスターパフューマーであるフランシス・クルジャン、今でこそ洗練された調香師の本当にやりたかった事、原点となったインダルトパリ。彼のブランドに馳せる想いや表現したかったこと、彼自身が語る「最高傑作」をぜひ一度お試しいただければと思います。原料や香料へのこだわり、天才と呼ばれた所以、彼の見えている世界をこの4種を通し、ご体感いただければと思います。
【<ヴェネツィア 1920>クリエイティブ・ディレクター ジャンルッカ・ジン氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
フレグランスではなく、香りの力でした。香りを通して、その人の人生に特定の瞬間を定着させることができることに気づきました。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
私はフレグランスとその瞬間を結びつけている。Majda Bekaliは、娘が生まれたときに買ったフレグランスで、これをつけるたびに、私の人生の記念すべき瞬間が思い浮かびます。
■今後作っていきたい香りは?
ヴェネツィアの象徴的なカクテル「ピーチ&プロセッコ」にインスパイアされ、芸術と平和に捧げられた「ヴェネツィア 1920 ベリーニ」がもうすぐ完成します。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
伊勢丹がフレグランスブランドと最終消費者の間に密接な関係をもたらしたことに感謝しています。アジアの次のトレンドがどれになるのか楽しみです。
■伝えたい一言は?
フレグランスを選ぶときは気をつけてね。香りは、頭から離れない瞬間を定着させるので😊
【<エディット>クリエイティブディレクター葛和 建太郎氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
「これが俺の香りだ」という思いで初めて長年使った香水は、ジャンポールゴルチエの"Le Male"です。クラブミュージックが好き、NYカルチャーやファッションシーンの華やかさに憧れてた時代に、最も自分が心地良く、そしておしゃれに纏える香りに出会えたと、発見した当時に感じました。今をときめくフランシスクルジャンのデビュー作と言われています。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
1番を決めるのは難しいですが、近年の作品ですと、私はCELINEのユニセックスラインが好きです。特に"Nightclubing"は、私の若き日のノスタルジックな感情に触れる香り。元々ナイトクラブに通い詰めていたという、ファッションと共に香水でもクリエイティブディレクションを行うエディ・スリマンのセンスがひしひしと伝わってきます。エディットのクリエイションでも大切にしているのですが、香りの素材の何かを主役にするのではなく、テーマやシーンが思い浮かぶような作品作りになっていて、とても素晴らしいです。
■今後作っていきたい香りは?
INTENSEやExtrait de parfumのような、もう少し強く香ることを前提とした調香の香水作りも模索してみたいと思っています。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
エディットをまだ香ったことがない方は、ブランド初の全種揃ったディスカバリーセットをサロンドパルファン限定で用意しましたので、ぜひそちらでお試しいただきたいと思っていますw また今回のサロンドパルファンから我々が日本の皆さんに提供を始める<FUMparFUM ファム パルファン>と<TOBBA トバ パルファン>から1つづつお勧めをご紹介します。 ファム パルファン:DRAMA QUEEN「私にとって、自分の香りにしてしまうのが勿体無いと思わせられるほどいい香り。好きな人につけて欲しい。」 トバ:TENDRESSE D'AUTOMNE(トンドレス ドトンヌ)「往年の香水のエレガンスが現代的にアップデートされ、色気とオシャレさを共存させた、強力なウエポンとなりうる香り」
■伝えたい一言は?
サロンドパルファンで多くの香りを楽しんでください。そして香りを知るだけではなく、実際に1本でいいので購入してご自宅にお持ち帰りいただけると嬉しいです。香水をお持ち帰りいただくことは、推しメン(香)探しの先にある、香水とのお付きあいの始まりです。「どのくらい、どんなふうに、どんな時に」纏うと、その香水が皆さんの日常にフィットするのかを知っていただくことで、その香りがあなたのものになると思います。香水を嗜みとして纏う日常の豊かさを手に入れてただきたいと思います。
【<オルメ><キャスウェル・マッセイ>氏家氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
【キャスウェル・マッセイ】 ナンバーシックス オードパルファム
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
【オルメ】 ル・パサン オードパルファム
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
【キャスウェル・マッセイ】 ナンバーシックス オードパルファム
【オルメ】 ル・パサン オードパルファム
■伝えたい一言は?
会場には多くのフレグランスが揃っておりますが、それぞれのフレグランス一つ一つに多くの時間と思いが込めれらてつくられていますので、
是非、可能な限り多くの素晴らしいフレグランスを楽しんで頂けましたら幸いです。
【<KOHSHI(コウシ)>代表取締役兼マスターパフューマー 松野 秀至氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
初めて購入した香水は、中学2年生の時にセブンイレブンで売っていた「セックスエンジェル」というコロンです。
香水をつけながら サッカーやダンスすることが好きでした。
自分にとってスイッチのようなものだったと思います。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
シャネルのNO5 と カルバンクラインのエタニティーです。
調香師になるための専門学校に10年間通ったのですが、初めて有名香水のイミテーションを鼻のみで学んだのがシャネルNO5でした。フローラルブーケの中に、アルデハイドのC-8からC-12のどの組み合わせで、どの程度入れるのが良いのか何十回も試しました。しかし、あのセクシーさは上手くいかず、イランイランのアクセントが効いていると分かったときは、すでに50回以上も作り直していました。
エタニティーは、マリンノートの組み合わせもそうですが、Salicylate とマリンのみ組み合わせであの透明感がだされ、今の流行りの原点だと思います。有名香水と言われるものを私は吸う数100種類イミテーションをし、どれも大変学びがあり、今の支えになっています。
■今後作っていきたい香りは?
私は、コンセプトとネーミングとイメージ画像の3つ合わせて香りを作っています。
その3つを見て、本当だ!!イメージ通りの香りと言われるのが創っていて楽しいです。
もちろん、ビジネスなので売れる香りを創らないといけないのですが、売れるより クスッと笑ってしまう香りでありながら購入してもらえることが最高に嬉しいです。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
弊社以外でも沢山の素敵な香りがあり、調香師の今までの結晶の作品です。トップだけの香りだけでなく、ミドル ラストノートの香りも是非楽しんでください。
■伝えたい一言は?
香りを嗅いだ方の心に火をつけたい思いで、今まで頑張ってきました。
【<ザ マーチャント オブ ヴェニス>CEO マルコ・ヴィダル氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
私は香水の世界に生まれました。事実、私はイタリアの香水一家の4代目で、子供の頃から香水漬けの生活を送っていました。子供の頃、私はとても活発で、父は私を発散させるために実験室に行かせて、香水を瓶に詰めさせ、それを学校に持って行き、クラスメートにあげました。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
私の記憶と結びついているものがたくさんあり、その多くが私のものなので、そのすべてに感情的な絆があり、ひとつを選ぶのは難しいです。ピノ シルべスターは私の家族の歴史の香水で、私の血の中にあり、私にとって故郷、先祖、伝統、基盤を意味します。ザ マーチャント オブ ヴェニスのローザ モチェニガは官能的な香りです。ある夏、私の街ヴェニスを歩いていたとき、3つの場所でこの香水をつけていた3人の少女の香りの痕跡に出くわし、魅了されたのを覚えています。
■今後作っていきたい香りは?
例えば、貴重な樹脂をふんだんに使った古代エジプトの香水の歴史とリンクさせた、豪華な香水に取り組んでいます。また、ジョルディ・フェルナンデスと一緒に来年に向けて素晴らしいシトラスコロンのラインナップを作りました。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
ザ マーチャント オブ ヴェニスの、特にヴェネツィア&オリエントのコレクションをご紹介できることを大変誇りに思っています。ブルーティー、ギョクロは、ヴェネツィアと貴国の何世紀にもわたる関係を祝して誕生しました。ヴェネツィアと京都は、その有名な美しさと歴史によって結ばれています。
【<サノマ>クリエーター渡辺 裕太氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
Lacosteの「Style in Play」は思い出深いフレグランスのひとつです。中学生の頃からフレグランスを使い始めましたが、最初の頃はAlain Deronの「Samuraï」やDavidoffの「Cool Water」など、流行っていたものや友人が使っていたものの中から“とりあえず”香りを選んでいた節があります。高2の夏にお台場のLacosteショップで買ったこの香水は、はじめて自分であれこれ調べた上で選んで購入したフレグランスだったこともあり、深く心に刻まれています。私の青春時代の1ページを彩った、思い出深いフレグランスです。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
Cliniqueの「Aromatics Elixir」が心に残っています。2015年9月に渡仏した際、フランス人3人とルームシェアをしていました。その年のクリスマス、日本に帰国しない私を可哀想に思ったその中のひとりの女の子が、私を彼女の家族のクリスマスパーティーに招待してくれました。そのパーティーで、彼女の叔母がつけていたのがこのフレグランスです。クラシックな香りでありながら、その美しさにハッとさせられました。まだほとんどフランス語が話せない中、拙いフランス語で「その香水は何?」と尋ねました。寒い冬のパリで、ウッディノートがあたたかく顔っていたことを今でもよく覚えています。
■今後作っていきたい香りは?
概念的なインスピレーションソースから香りを作ってみたいです。今までçanomaで出してきた作品は、そのインスピレーションソースの中に具体的な香りや情景が登場することがほとんどでした。たとえば「1-24 鈴虫」は、夏の終わりのまだ暑くてジメジメした中、刹那吹く秋の冷たく乾いた風をイメージしたもので、「暑さ」「湿度」「冷たさ」「乾燥」などを香り要素に置き換えて再構成することで作りました。今後は感情や思想といったより概念的なものから香りを紡ぎ出したいです。ただそういったものをインスピレーションソースに取ることは簡単ですが、それを納得のいく形に仕上げるには、クリエーターとしての成長が求められるように感じています。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
「10-20 蜻蛉」という新作をぜひ試していただきたく思います。ほうじ茶をテーマにした香りです。グリーンフローラルを中心に、昆布やコーヒー、炒りごまを使ってほうじ茶らしさを表現し、さらにマンゴーやムスクを加えることで香水としての完成度を高めた作品となっています。ただほうじ茶の香りをコピーしただけにとどまらず、身に纏った際に心地よく香るように作りました。çanomaとしてははじめてのグルマン系の香水です。新宿のサロンドパルファンでは大変ご好評いただいたので、京都の皆様にもぜひお楽しみにいただきたく存じます。
■伝えたい一言は?
ぜひçanomaのブースに足をお運びください。皆様の香り選びのお手伝いをさせていただきます。
【WWDISスタッフさまからのスペシャルコメント】
■今後作っていきたい香りはありますか?
今回、WWDISの中でも、PARIS *L.Aのような斬新な香りの組み合わせがとてもキャッチーで、香水好きの方ももちろん、香水にあまり詳しくない片でも香水選びを楽しんでいただきなら、接客ができた印象です。
そういった面白い、何か今までにはなかったユニークな香りがたくさん増えたらいいなと思いました。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
WWDISの、MONOSCENT G(モノセント ジー)です。
約3割の方は香りを感じないと言われている香料を唯一使用した香水ですが、香りのレイヤーとして使っていただいたり、新しい使い方をしていただける注目の香水です。
■伝えたい一言は?
サロンドパフファンは、香水好きの方をはじめ、香水初心者さまにとっても、数多くのブランドから自分の好みに沿った香りを見つけていただける素敵なイベントです。毎年参加しているブランド、日本初上陸やイベント初参加の新しいブランドなど、さまざまなコンセプトやバックグランドがあるブランドの商品を直接お試しいただけるだけでなく、香水の豆知識などたくさんのことが学べる場所だと、今回初めて店頭に立ってみて改めて感じました。
【<5W1H><デオブロマ パルファン>主宰・フレグランスマジシャン、調香師 中田 真由美氏からのスペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
エルメスのナイルの庭
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
20年くらい前に嗅いだラルチザンパフュームのミュールエムスクの香りが衝撃的でした。(^^)/
■今後作っていきたい香りは?
沢山あります。ワインのように熟成させたり日本酒のように発酵させたものを取り入れたいです。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
テオブロマのババロアの京都限定の香りを是非香ってくださいませ。
■伝えたい一言は?
京都の皆様。初めまして。テオブロマパルファンズと5W1Hを是非よろしくお願いいたします。
私中田はずっといるので見つけたら声かけてくださいね(#^.^#)
【<パルファンサトリ>調香師 大沢さとり氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
洋行帰りの父がお土産としてプレゼントしてくれた、ニナリッチの「Capricci(カプリッチ)」が、初めて触れた香水です。
艶のある包装紙にココア色のリボンが掛かっていて、その思い出は今でもフラッシュバックされます。
ローズとジャスミンの王道アコードにアルデハイドがほどよく、癖になる香りでしたが、
この香水はもう廃盤になってしまい、残念に思っています。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
幼い頃から、着物を着るたびに箪笥に入れた匂い袋の香りを感じて育ちました。
私が香水を作るようになり、特にこの体験が、調香に影響を与えたと考えています
■今後作っていきたい香りは?
今回の新作である侘助は、和の伝統文化の集大成との想いで制作しました。
今後は、日本の伝統にとどまらず、広い範囲で日本の良さを発見していきたいと思っております。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
新作の侘助「WABISUKE」を、古都である京都の皆様に紹介できる事を嬉しく思っています。
凛としたトップノートから、幽玄に変化していく香りを感じていただければと思います。
■伝えたい一言は?
日本で、香水愛好家が増えている事を嬉しく感じております。
これから寒い時期になりますと、重め、甘めタイプの香り立ちも良くなります。
ムエット(試香紙)は、お持ち帰りになり、ゆっくりと比べながら、お気に入りの作品を
見つけてください。
【<P.seven茶香水>創業者 潘雨晴氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
私が初めて香水に触れたのは、家族が海外から台湾に帰ってきたときに贈ってくれたプレゼントがきっかけでした。それはブルガリのグリーンティーの香水で、その時私は中学1年生でした。私にとってはとても高級な贅沢品で、とても大切にしていました。周りの同級生たちは誰も香水を使っていなかったので、香水をつけている自分が少し特別に感じられました。それ以来、香水に興味を持つようになりました。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
最も印象に残っている香水は「gucci rush for men」です。当時、多くの香水はフローラルで甘い香りが主流で、ハーバルやウッディーな香りにスパイシーさを加えたものはあまりありませんでした。そんな中で、この香水を身にまとった自分がとてもおしゃれで、上品で、洗練されているように感じました。今ではこのような香りの香水もたくさんありますが、私にとっては唯一無二の存在です。それはクラシックであり、独特な香りだからです。
■今後作っていきたい香りは?
創業以来、私は「茶の香り」の研究を中心に行ってきました。また、自分が「茶師」であることもあり、世界各地のさまざまな茶葉に触れる機会が多くあります。ここ2年ほどは「日本茶」にも関心を持つようになりました。日本茶の製造方法は台湾茶と大きく異なるため、その違いから生まれる香りにとても魅了されています。もし機会があれば、ぜひ「日本茶」をテーマにした香水をいくつか作ってみたいと考えています。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
今回、京都伊勢丹の「サロン・ド・パルファン」では、P.Sevenから新しく発売される紅茶シリーズの香水をぜひ皆さんにじっくり味わっていただきたいと思います。各香水にはそれぞれ異なるストーリーと独特な香りがあり、特に台湾特有の紅茶を使用したものは、ぜひ時間をかけてその香りを体験してみてください。
■伝えたい一言は?
P.Sevenの理念は「香りが魂を創り出す」というものです。もし私たちの人生から香りが失われてしまったら、生命の息吹も失われてしまうのと同じです。また、P.Sevenは香りを通して人々に喜びを感じてもらい、もっと優しい気持ちになっていただくことを願っています。そうすれば、人と人との関係も穏やかになり、この世界から少しでも争いが減り、平和が訪れるでしょう。
【フリーシェイプミラノ北原氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
SHIRO ホワイトリリー
学生時代から愛用してる香り。
ある日、友人に「とてもいい香りがする!まさに素敵な女性って感じだけど、何の香水を使っているの?」と聞かれた瞬間、私の中で香水への見方が少し変わりました。自分が心地よいと思う香りを纏っていたけれど、香りが他人にもたらす印象というものを、初めて意識しました。
それ以来、ただ「好き」という気持ちを大切にするだけでなく、どのように見られたいか、どんな印象を与えたいかを考えながら香りを選ぶようになりました。TPOに合わせて、自分のイメージを演出する香りを選ぶ楽しみが加わり、香水との向き合い方が深まりました。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
FreeShape MILANO OM
心に静寂をもたらし、瞑想を通じて自分自身に集中するように、この香りを纏うことで、己の感情や思考に意識を向けられるはず。
深呼吸したくなるような心地よい香りを是非会場でお試しください。
■伝えたい一言は?
心が躍り、本能が目覚めるような香りとの出会いがありますように。
【<モンタル>日本総代理店統括責任者 植木氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
MONTALE ホワイト ウード
全くフレグランスに興味のない時に、当時働いていた別業種の店舗に
MONTALE代理店の社長が顧客様でいらしてサンプルを頂いた事から
どハマりしてMONTALE代理店への入社のきっかけとなりました。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
ELECTIMUSS AMBER AQUILARIA
繊細さと豪快さを兼ね備えていてこんなにも綺麗にまとまるのかと衝撃を受けました。
MONTALEのボトルとは対照的な重厚で威厳のあるボトルも印象的でした。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
MONTALE ピュア ラブ
MONTALEには珍しく、爽やかなトップから始まりますが、体温と混ざり合いながら
ローズ、サンダルウッドが顔をのぞかせ始め、驚くほどセクシーな香りに変化します。
香りの変化も面白いのですが、レザー、スパイスとローズが綺麗に調和して
とても魅力的な香りをお楽しみいただけます。
■伝えたい一言は?
皆様、本能のままに香りを楽しみましょう。
【<ラニュイ パルファン>コンダクター海老原 光宏氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
バイレードの「1996」。トップファッションフォトグラファーのイネス&ヴィノードによる写真「Kirsten 1996」がインスピレーションとなった香水で、創業者ベン・ゴーラムを取材した際にこんな香水の作り方があるのだと感心しました。またバイレードのビジュアルはトップアートディレクターMM/Parisが手掛けています。香水の作り方は自由であり、ファッションのようにファンタジーが重要であることを実感しました。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
イストワールドゥパルファンの「1740」。フランスの文豪マルキ・ド・サドをイメージした香水で、タイトルは彼の生年です。香りは甘くもスモーキーでとにかく重い。薫香と悪臭が入り混じるノートは、貴族でありつつSM、スカトロジー、鶏姦とアウトローを働き獄中で生涯を終えたサドのようでした。
■今後作っていきたい香りは?
破壊的な官能。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
限定品の「メフィスト・ワルツ第1番 オードパルファン」。リスト作曲の難曲がテーマです。弊社の「スカルボ オードトワレ」を更に発展させた香りで、パフューマーが数年寝かせたオークモスやタバコなどを用いたため、生産量限定となっています。
■伝えたい一言は?
嗅覚から肌へ、そして聴覚へ。
【<ル シヤージュ>オーナー米倉 新平氏スペシャルコメント】
■原点となっているフレグランスは?
原点となった香水の1つは高校三年生の時に母親から貰ったBVLGARI POUR HOMMEです。初めて使った香水であり、当時は貰ったからなんとなく付けていたのですが、目に見えない香りの世界の楽しさや奥深さに気付き、いつか仕事にしたいと思わせてくれた香水です。
もう一つはSELGE LUTENSのL'EAU SELGE LUTENSです。「過剰な香水の匂いに満ち溢れたこの世界に対する反発」といったコンセプトはあまりにも美しく素敵で、それまでに体験した事の無かった香りに非常に衝撃を受けました。こんな香りを創造する人が存在するこの世界で仕事がしたい、と改めて感じさせてくれた香りです。
■今までで一番心に残っているフレグランスは?
沢山ある中から一番を決めることはできませんが、心に残っている香りの1つはSELGE LUTENSのCuir mauresqueです。美しく洗練されたオリエンタルレザーの香りが、時代も国も越えて遥か異国の地に旅をさせてくれます。最高のレザーの香りの1つであり、香りの芸術性を教えてくれた香水です。
もう1つはGuerlainのLes Voyages Olfactifs 02 Paris-New York EDPです。2009年に販売されたこの香りに、当時の自分が一嗅惚れしたのを覚えています。販売員の方の香りの表現がとても素敵で、香りだけでなく説明の力でより一層特別な存在となった香りでした。
■今回の京都伊勢丹のサロン ド パルファン会場で、是非香ってほしいフレグランスは?
8つのブランドそれぞれに魅力がありますが、特に今回のサロンドパルファン京都で日本初上陸となる「Reine de Saba/レーヌ ドゥ サバ」をお試しいただきたいです。
シバの女王の伝説にインスパイアされた香りの数々は、まさに現在の調香師のオールスターとも言える豪華メンバーによって作られています。日本でのスタートは8種類からとなりますが、美しいホワイトフローラルから深みのあるオリエンタルなウッディまで幅広いジャンルの香りが、どれも非常に上質で大人の色気と余裕を感じさせる香りと世界観で作り込まれています。気品を感じる香りをぜひお楽しみください。
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