美術館「えき」KYOTO

婦人画報創刊115周年記念特別展 婦人画報と京都

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2020/01/02

代々が守り、代々が手掛けてきた、美しきもの

明治38(1905)年の創刊以来、「婦人画報」がとりわけ大切にし、誌面でご紹介し続けてきたのが、茶道、華道、工芸、芸能などの「美しい日本」を受け継ぎ、伝え続けてきた、京都の「人」と「家」です。

本展覧会では、こうした「人」が手掛けた作品や、「家」に伝わる宝物など、約80点を展示すると同時に、「婦人画報」に掲載された、「人」と「家」に関する貴重な写真や記事をパネル展示。

令和という新しい時代が始まったいま、つなぎ、つたえていくことの大切さを、多くの方々に問い掛けます。

 

<出展>

池坊家(華道)、石田家(ガラス工芸)、伊東家(有職御人形司)、井上家(京舞井上流)、上村家(日本画)、江里家(截金)、志村家(染織)、千家(茶道裏千家)、徳岡家(京都𠮷兆)、中村家(塗師)、森口家(友禅)、樂家(樂焼窯元)、冷泉家(冷泉流歌道)  五十音順

 

主催:美術館「えき」KYOTO、ハースト婦人画報社、京都新聞

後援:京都市

協力:文化庁 地域文化創生本部

企画協力:imura art planning

 

入館料:一般 900円、高・大学生 700円、小・中学生 500円

【特別展示】 瀬戸内寂聴さんと婦人画報

京都嵯峨野の「曼陀羅山 寂庵」に庵を構える瀬戸内寂聴さんの初期の代表作『かの子撩乱』は、じつは「婦人画報」誌上の連載小説としてスタートしました。東京オリンピック開催を控え、日本中が沸きあがっていた1960年代初頭のころです。挿絵は、岡本かの子の子供である岡本太郎。なんとも豪華な取り合わせです。得度を経て、「寂庵」にお住まいを移した後も、裏千家お家元夫人との対談や、京都の名茶室巡りをはじめ、数度にわたり誌面にご登場。瀬戸内晴美時代の潑剌とした様子、卒寿を超えてなお少女のようにお茶目なポーズ・・・・・・。「婦人画報」の誌面を幾度となく飾り、読者に「元気」を下さった瀬戸内寂聴さんのお姿をアーカイブスから厳選し、パネルでご紹介します。

 

表紙は雑誌の顔。そして時代の空気を映す鏡 壮観!歴代表紙展 場所=美術館エントランス

115年の間、戦時中も一度も休刊することなく発行され続けてきた「婦人画報」は、増刊号なども含め1390以上の表紙を作り続けてきました。創刊間もないころの日本画風表紙、大正モダンの愛らしい絵、やがて大家となる画家の若かりしころの作品、そして大女優の艶やかなポートレート・・・・・・。ずらりと並んだ表紙の数々は壮観です。

 

※価格はすべて、税込です。

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