2022.10.31 UP
佐賀牛をはじめ、九州を中心とした選りすぐりの食材を使ったコース料理をワインとともに提供する、<佐賀牛 Sagaya 銀座>。こちらで使用する佐賀牛は、選定した血統のA5等級のみ。機械でなく手作業で飼料を与え、一頭一頭体調管理を行い、独自の育成プログラムと自然豊かな地域の湧き水で育てる生産者と契約しているため、常に上質な佐賀牛を仕入れることができる。産地直送の旬の食材、枕崎から直送される削りたての鰹節で作る出汁など、素材本来の味を生かした料理で、ハイレベルな佐賀牛を味わえることで人気だ。銀座のお店の味をそのままお弁当として購入できる唯一の店舗が、<佐賀牛Sagaya銀座 デリカテッセン>。
<佐賀牛Sagaya 銀座>料理長・只野晴久さん。ホテル日航東京の副料理長を経て現職。「伊勢丹新宿店のみの一店舗だからこそ、手間暇をかけ、安心・安全を心がけて高品質なお弁当を作っています」
「出来立てをお出しするため、すべて伊勢丹の厨房で作っています。赤身ステーキは表面をローストし、フライパンで中までゆっくりと火入れをします。こうすると冷めてもやわらかくジューシーです。焼肉はオーブンで焼いてからフライパンで焼き色をつけ、香ばしい香りも一緒にお弁当に詰めます」というのは、料理長の只野晴久さん。
佐賀牛赤身ステーキと焼肉弁当 (1折) 2,484円
人気のステーキと焼肉のコンビ弁当。ステーキはモモまたはウデ肉を使用。表面をローストして低温で中までゆっくり火入れをしているので、赤身肉でもやわらかくしっとり仕上がっており、肉本来の味を楽しめる。焼肉はバラ肉のスライスを炒め、自家製の焼肉タレで味付けしている。
伊勢丹の厨房には、銀座のお店と同様の設備があり、完璧な肉の火入れをすることが可能。赤身肉は表面をローストした後、フライパンでじっくりと火を入れる。
ステーキは、赤身をはじめロース、ヒレ、ハンバーグなども揃う。タレやポン酢などもすべて自家製だ。
佐賀牛ハンバーグ弁当 (1折)1,815円
佐賀牛100%のハンバーグは2種類の大きさのミンチを使用し、やわらかさと肉感が楽しめる仕上がりに。また、甘さたっぷりになるまでローストされた玉ねぎもブレンド。ソースは素材のおいしさを楽しめる大根おろしと自家製出汁ポン酢。
佐賀牛ロースひつまぶし弁当 〜枕崎の鰹出汁〜(1個)2,160円
ロース肉をローストし、自家製のタレを絡めたひつまぶし。枕崎の鰹節と羅臼昆布の和出汁をかけて汁茶漬けとしても楽しめる。
「ご飯は、冷えてももっちりした食感の佐賀県産ひのひかり、またはさがびよりを店舗の厨房で炊いています。付け合わせの煮卵や野菜の煮浸しももちろん作りたて。煮浸しはお肉に合うよう、さっぱりした味付けにしています」
ご飯は佐賀県産「ひのひかり」または「さがびより」。冷めてもふっくら甘い食感でお弁当にぴったり。
付け合わせの煮浸しに使う野菜は九州産を中心に、そのときの旬に合わせて選ぶ。
鰹出汁で風味豊かに。
焼きあがった赤身ステーキは食べやすい大きさにスライス。やわらかくしっとりとした焼き具合が見た目からも一目瞭然。
オーブンで焼いてからフライパンで焼き色をつけた焼肉と、付け合わせを添えれば「佐賀牛赤身ステーキと焼肉弁当」の完成。
人気のお弁当はほかに、「佐賀牛欧風カレー 1,383円」もある。独自にスパイスを配合し、玉ねぎなどさまざまな野菜を3時間以上かけて炒めて甘みを引き出した後、鶏ガラや香味野菜で出汁をとってベースを作る、時間と手間をかけたカレーだ。
最高ランクA5等級の黒毛和牛の佐賀牛をさまざまなお弁当で手軽に味わえるのは大きな魅力。こだわりのご飯や付け合わせと共にぜひ。
撮影・岩本慶三、中庭愉生
文・古屋美枝