知ってる人は使ってる、 フードコンシェルジュサービスのこと。

2022.5.23 UP

オフィシャルな贈答から日常使いの食料品のご紹介まで。フードコンシェルジュサービスは、食品フロアをご利用になるお客様の食の悩みやご要望にお応えする総合的なカウンセリングサービスを目指して2019年10月に誕生しました。リピーターの多いサービスですが、まだまだ知られざる存在。今回は百貨店らしい買い物体験ができるこのサービスを、ご相談の多いギフトとパーティの事例とともにお伝えします。

 

※記事内の商品や価格は変更が生じる場合がございます。

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食品フロアでのお買い物をより快適に、より自由に。フードコンシェルジュサービスは、食品フロア内の多岐に渡る相談を承るべく生まれました。商品選びに関するカウンセリングから、商品カテゴリーにおける専門家の紹介や、ショップをまたがる横断的な商品のコーディネートなど、ご利用方法は様々。フードコンシェルジュをうまく活用いただくことで、目的の商品を探す“点”のショッピングから、さまざまな可能性を楽しむ“面”のショッピングが可能になるはず。サービスのご活用にあたっては、電話やアプリからの事前予約がおすすめです。

 

(電話) 代表番号 03-3352-1111

(MIアプリ)  https://cp.mistore.jp/common/service/miapp/main.html 

※こちらからダウンロードできます。

また、ご相談に際しては下記の基本情報があるとスムーズです。

◾️目的

◾️ご予算・人数

◾️ギフトの場合は贈り先とのご関係 

◾️パーティの場合は、人数および参加者の年齢構成

 

もちろんフードコンシェルジュが接客中でなければご予約なしでも対応可能です。場所は、フレッシュマーケット(生鮮食品)の並びにある「フードステージ」(プロモーションスペース)横。プライバシーが保たれるよう磨りガラス状の壁面になっています。

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では実際にフードコンシェルジュのスタイリストが承った内容を二つご紹介します。

事例① 【結婚の内祝い】

昨今のギフト傾向は、儀礼ギフトの縮小とカジュアルギフトの拡大ということが言われています。市場的にはそうなのですが、ライフステージの重要な場面で、お世話になっている方に、どんな時にどんなものを贈れば良いのか?人それぞれに大切にしたい節目がやはりあります。特に最近、若いカップルからご相談があるのが結婚式の内祝い。初めて百貨店を利用したと話されるカップルも多いそうで、タブーについて、熨斗についてなど、日本人として、社会人としてのルールをあらためてちゃんと知りたいというニーズもあるようです。今回事例としてあげる結婚の内祝いですが、事前情報として下記の内容を伺っていました。

 

■御予算:10,000円(送料込み)

■商品の配送/持ち帰り:配送

■使用時期:一番近い大安に合わせて

■贈り先:(年齢)70代 (家族構成)ご夫婦の二人暮らし (関係)相談主の姉の義理のご両親 (食の嗜好性)和食好き 出汁にこだわりあり (趣味/関心)お料理

 

担当したスタイリストは、贈り先さまの人物像を想像し「毎回自分なりにテーマ、ストーリーを設ける」ことができるように事前の情報収集に努め、今回は、贈り先であるご夫妻の奥様が和食好き、料理好き、出汁へのこだわりがあるとのことから、“自分で味付けの幅が広がる厳選出汁”をキー商品に据えました。そして出汁を中心に身体にやさしい和食の食卓、和食との相性の良いオリーブオイル、食後のお茶の時間という流れでコーディネートを試みました。「内容はもちろんですが、彩りや季節感も非常に気を遣うところ」だそうです。

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右下から時計回りに

出汁〈味の兵四郎〉あご入 素材だし 2,484円

オリーブオイル〈オリオテカ〉レティツィア 2,376円

お茶〈うおがし銘茶〉しゃん 1,512円

羊羹〈とらや〉小型羊羹(5本入) 1,620円

じゃこ〈やよい〉おじゃこ 1,080円

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事前情報が揃っている場合、ギフトの決定まではおおよそ30分から1時間が平均的。自分で一から選ぶこともギフトを贈る楽しみですが、プロの客観的な目線で選んでもらうことで、自分の考えが及ばない新鮮な組み合わせが出来上がるのも新たなギフトの楽しみ。担当したスタイリストは、このフードコンシェルジュというプロジェクトが始まった時に自ら志願して今の職に就きました。伊勢丹新宿店入社後はリビングの経験が長かったのですが、一旦子育てで仕事を離れ、そのころ顧客として伊勢丹新宿店の食品フロアで買い物を楽しんでいたそうです。顧客と店、両方の視点で組み立てる提案は非常に説得力があります。ギフト選びのモットーは「贈り手であるお客様の気持ちを伝えること。世に一つだけの組み合わせができることはお客さまにとっても喜びですし、喜んでいただくお客さまの笑顔が最高のやりがい」と話します。

 

 

 

事例②【ファミリーの食事会】

ギフトと並んでご相談が多いのがホームパーティです。事例の事前情報としては

 

■御予算:10,000〜12,000円くらい

■実施時期:週末

■参加人数と構成:5名 大人3名子供2名 30代の御夫婦と男児2名(4歳・10歳)、60代 祖母

 

というものでした。「大人は皆お酒を飲まれるというケース。すぐに食べられるものとのご要望でしたので、お酒の肴になるようなおつまみで、一緒に並べた時の色映えを意識してご提案しました。しっかり食べたいということで肉系を多めに。また、お子様用に独自に食べられるものを別途提案しました」。実際にこのケースでの提案例を見てみます。

 

まずはパーティメニューで定番と言って良い〈スシアベニュー K’s〉寿司です。彩りと食べやすさがポイントで量感も程よいです。

華やかなロール寿司は、大人一人一本分程度が目安です。

 

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〈スシアベニュー K’s〉カリフォルニアROLL(1本)454円

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ツナサラダROLL(1本)454円

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レインボーROLL(1本)864円

また、サラダからキッシュ、肉魚系までバリエーション豊かなパーティ向き料理に〈レブレ〉は使い勝手の良いショップです。

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〈レブレ〉北海道モッツァレラチーズとトマトのサラダ(100g)454円

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キッシュロレーヌ(1個)454円

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オマール海老クリームフラン・フォアグラのフラン(各1個)各486円

そして、しっかり食べたいというご要望に応える肉・魚メニューを加えました。

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〈サルメリア ガリバルディ〉マグロのたたきのカルパッチョ レモンの香り(100g)627円

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〈RF1〉牛肉のグリル 霜降りひらたけのロースト添え (100g)842円

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オマール海老クリームフラン・フォアグラのフラン(各1個)各486円

 

お子様向けにはワンプレートディッシュ的に楽しめるものを人数分用意します。

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〈レブレ〉ハンバーグオムライスPOT(1個)562円

 

「料理提案をしていてよく聞かれるのが、あなたのおすすめを教えて!の一言。そういう時には、今回の目的とは外れてしまうかもしれませんが、個人的なイチオシをお伝えします。そうするとお客様も別の機会に試してくださるようで“あれ美味しかったわ!”とご報告に来て下さるんです。それもまた嬉しいですね」。担当したスタイリストは、以前は洋菓子担当が長かったため、洋菓子の質問を個人的に受けることも多いとのこと。コンシェルジュにはそれぞれ個性や得意技がありますので、そこも知ってご相談いただけると、より充実した買い物体験をお楽しみいただけると思います。ギフトの下見のご相談や今晩の食事のご相談、今日食べたいおやつなど、聞いてみると実に色々な相談にのっています。色々なご相談をお待ちしております。

 

※価格はすべて税込みです。

※2022年5月時点の情報です。

 

Text: ISETAN FOOD INDEX 編集部

Photo:Yu Nakaniwa

 

 

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