2022.9.8 UP
「慣れに甘んじず、日々やるべきことを完璧にやる。そして、より良い仕事をするための新たな努力とチャレンジを忘れない」
この旅でお話を聞いたすべての生産者が、まったく同じことを話していた姿が印象的でした。
今のおいしさの、もう一歩先へ。石川食材の新しい魅力を探るために、石川フェアに登場する県内各所の生産者へ会いに行きました。
まず訪れたのは、県が16年の歳月をかけて育成したという新品種のプレミア梨「加賀しずく」の梨園。
「摘果数を増やし、ゆったりと贅沢に育てています。上に伸びる枝を一本一本横の支柱に這わせて栄養をいきわたらせるので、とても手間はかかります。その分、やりがいもありますね」と生産者の瀬戸聖和さん。
また、今回のフェアで大注目なのが、「加賀しずく」と金沢市の人気カフェ〈ひらみぱん〉の限定コラボ。パン好きなら見逃せない!
オーナーシェフの平見高広さんも、「パンに和梨を使うのは珍しいのですが、加賀しずくはコンポートにしても梨の味が濃くてパンによく合います」と太鼓判です。
瀬戸聖和さん
石川県加賀市 加賀しずく研究会会長
加賀しずく(石川県産/1個)1,080円から
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット/青果
出荷時には1個あたり600gにもなり、片手では持てないほど!ジューシーで酸味を抑えた上品な甘さとなめらかな口当たりが特徴。
〈ひらみぱん〉加賀しずくのカルダモンロール(1個)454円
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット/プロモーション
〈ひらみぱん〉冷やしクリームパン 加賀しずく入り(1個)454円
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット/プロモーション
レトロでおしゃれな建物や店内。県外から訪れるお客さまも多く、モーニングも行列ができるほどの人気。
金沢市内では、加賀野菜の代表格・加賀れんこんの米澤農園へ。「有機肥料の与え方など研究を重ねた栽培法に取り組んでいます。ただ撒くだけではダメで、泥に1か所ずつ丁寧に植えるのが大切」と米澤さん。胸まで沼に浸かり、れんこんを掘る姿のカッコいいこと!
魚介で有名な石川といえば輪島港は欠かせません。豊かな漁場に囲まれたこの地だからこそ、漁師さんも驚くほど多いのだそう。若手も活躍中で、吉浦翔太さんと池澄洋平さんも「海流がまじりあう輪島の海は、魚種も豊富。漁場が近いので鮮度も抜群です」と、誇らしげでした。
そして、県肉牛枝肉共励会で2016年から6年連続最高賞に輝いた、希少和牛の能登牛も登場。今回のフェアでは別の生産者が肥育した牛肉が並びますが、能登牧場の平林将さんによれば「能登牛はとろけるように甘く香り高いです」。それでも更に良い牛肉づくりを目指すと語る平林さん。止まらない探究心に目が離せません。
加賀れんこん(石川県産/100gあたり)195円
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット/青果
肥料を深く植えるにも、れんこんを掘るにも、泥がぬかるんで重労働。そのぶん粘り気が強く、やわらかい身のれんこんができる。
〈東信水産〉のどぐろ(石川県産/1尾)8,800円から
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット
〈Iʼs MEAT SELECTION〉能登牛サーロインステーキ用(石川県産/100gあたり)3,800円
伊勢丹新宿店本館地下1階 フレッシュマーケット
ゆったりと清潔な牛舎で育てられる能登牛。全スタッフが最も気をつけているのは、とにかく牛にストレスを与えないことだそう。
※販売商品は能登牧場のものではありません。
JRが運行する北陸新幹線に生鮮品を乗せて運ぶ「はこビュン」サービスを使い、鮮度自慢の農海産物をお届け!同日午後に店頭に並びます。
石川県産対象商品を3,240 円以上お求めいただくと、先着で加賀しずくのイラストがプリントされたグッズや伝統工芸品を差しあげます。(お一人さま1日1回限り)
※生鮮品は天候等の諸事情により販売期間や価格の変更、入荷が遅れたり、入荷がない場合がございます。
※数に限りがある商品もございますので、品切れの際はご容赦ください。
※諸事情により中止、または営業時間・内容が変更になる場合がございます。
写真:太田隆生
文:ツレヅレハナコ