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キッチンダイニング

ムラーノガラスと日本で暮らす

2024年7月3日(水) ～ 2024年7月16日(火)

2024/06/25

ヨーロッパのライフスタイルアイテムを紹介するショップブランド〈chisa（チサ）〉のプロデュースにて「アルティジャーノ・ムラネーゼ（ムラーノの職人気質）」をテーマに、ヴェネチアの伝統工芸であるムラーノガラス（ヴェネチアンガラス）をはじめ、ヴェネチアンビーズのヴィンテージ作品を中心ご紹介いたします。

長きにわたり〈chisa〉のオーナーをつとめムラーノガラス、ヴェネチアンビーズの研究と普及活動に携わるヨーロピアン・コスチュームジュエリーの研究家でありコレクターの小瀧千佐子氏が、30 年以上前から美しいと思うものを選び、大切に保管していた作品の一部を展示いたします。また、ガラスの島・ムラーノ島で新たな可能性を求め続けるガラス職人たちの、新作もご用意いたしました。

今回のイベントでは、漆芸家村瀬治兵衛氏の漆の器とコーディネートし、ムラーノガラスと漆器は引き立て合い、暮らしに「優しさ」と「癒し」をもたらします。そのあたたかく美しい作品をご堪能ください。

時を超えた作品たちが一堂に会し、皆さまに職人たちの果てることなき“ ガラスへの愛”を見つけていただけると思います。どうぞご来場の上、お手にとってそのぬくもりを味わってください。

商品名　小鉢「フリル」

価　格　小鉢：24,200円

村瀬治兵衛彩漆中次 253,000円

村瀬治兵衛沢栗挽曲角盆小 55,000円

カンネ（ガラス棒）を使った小ぶりな作品を得意とするカンパネッラ工房が制作した、艶やかなカラーと華やかなフリルが楽しい小鉢です。イタリアらしい深い赤と青、そしてクリアのガラス棒の中に、アヴェンチュリンというきらきら輝く黄金色がアクセントに入り漆器との相性も抜群です。

カンパネッラ工房の作品はムラーノガラスの中では比較的手に取りやすく、それでいて伝統技法をしっかりと踏襲したかわいらいしいアイテムです。

商品名　徳利「葉桜」／お猪口「葉桜」

価　格　徳利：44,000円/お猪口：27,500円

村瀬治兵衛 沢栗挽曲角盆小 55,000円

日本の暮らしに馴染むようにと〈chisa〉がオリジナルで制作した「葉桜」シリーズ。制作したのは、世界中のアーティストが自身の作品を形にして欲しいと集まってくるアンフォラ工房。マエストロのアンドレア・ジリオ氏は、現在ムラーノ島で最も優れたマエストロとの呼び声高い実力者です。普段は巨大なアートピースを制作しているマエストロに、小さな和食器の制作を依頼できるということが、長きに渡ってムラーノ島と仕事を続けている〈chisa〉にしか実現できない贅沢な器と言えるでしょう。

落ち着いたオリーブグリーンが魅力的で、漆器はもちろん、焼き物など、日本の暮らしと私たちの心にスッと馴染みます。ムラーノガラス伝統の松かさ模様「バロトン」文の入ったボディは細かな高低差から陰影が生まれ、ガラスの色をより楽しむことが出来ます。美しい色合いと、完璧なフォルムは、さりげないけれど小さな芸術品と言えるでしょう。桐箱に入れれば、和の雰囲気をまとうムラーノガラスとして特別なギフトとしても活躍することでしょう。　

商品名：オブジェ「微笑みの牛」

価　格：748,000円

パブロ・ピカソ、ジャン・コクトーなど数々のアーティストたちのデザインをガラスで具現化してきた今は亡き巨匠、エルマノ・ナゾンの作品、「微笑みの牛」。

ボディは一見透明ながら表面に虹彩加工が施され、玉虫色に光ります。また、平面的に見える表情も角度を変えると驚くほど豊かに表情が変化し、ナゾンの技術力の高さが伺えます。　

商品名：オブジェ「金魚とペリカン」

カラー：(左)ヴェルデ／(右)アクア

価　格：各308,000円

金魚を口の中でスイスイと泳がすペリカンのユニークなオブジェ。デザインのユニークさもさることながら、羽の美しいグラデーションがなんとも素晴らしくムラーノガラスらしい一品です。ペリカンの頭部の跳ね上がった羽、くちばしの角度、そして金魚には白目と黒目が存在し、きちんと表情が宿っているところも魅力です。

商品名：A.V.E.M.工房ヴィンテージ「手つき花かご」

価　格：528,000円

現在は既に閉鎖されてしまった、ヴェネチア、ムラーノ島のアヴェム工房の作品。1950年代に制作された作品でありながら状態も良く、ムラーノガラスらしい柔らかなフォルムがなんとも美しい一品。水指にしたり、花器にしたり、オブジェとしてもとても涼しげに楽しめます。

商品名：SEGUSO工房ヴィンテージ丸型手付カラフ

価　格：572,000円

ムラーノガラスらしい柔らかな透明度の美しいカラフェは、名門セグーゾ工房のアンジェロ・セグーゾが制作したテーブルウェア。

ガラスを熱し、熔解し息を吹き込み手作業で制作されたことはもちろん、特筆すべきは、表面のらせん状の凹凸。こちらは、まだガラスが熱いうちに捩じることで成形されており、その捩じり加工は手と足の部分にも施されています。超絶技法と呼んでも過言ではない技術がつまってながらも、作品全体にやさしい雰囲気が宿っていることが、まさにアルティジャーノ・ムラネーゼ（ムラーノの職人気質）を感じる一品です。

商品名：手つき花器

デザイン：トマソ・ブッツィ

カラー：(左)ブルー／(右)ビアンコ

価　格：各352,000円

イタリアの1920年代から30年代に活躍したデザイナーであり建築家のトマソ・ブッツィ（Tomaso Buzzi）が手掛けたデザインを、今は亡き巨匠、ピノ・シニョレットが制作した大変貴重なリプロダクション。小ぶりでモダンな存在感が唯一無二の作品です。ビアンコ（白）はボディの一部が透明なため、花の生けこみも楽しめます。流行に左右されないデザイン性で、末永くお楽しみいただけます。

商品名：花器「典雅な舞」

価　格：各165,000円

リネア・ヴァレンティナ工房は、誰もが知るファッションブランドのウィンドウ装飾のためのオブジェやノべルティの制作を依頼されている工房です。職人の高い造形力はさることながら、ムラーノガラスの伝統技法を非凡でモダンなものに昇華しています。

ガーゼのように細かなレースガラス（ガラスでレース編みのような模様を表現した伝統技法）模様と、他にはないバラの模様が描かれたムリーネ（金太郎飴のように断面に図柄が出るよう制作されたガラスを敷き詰める伝統技法）がなんとも美しい作品。手なじみも良いので、ビアグラスとしてもお使いいただけます。ビールが入れば白いレースの奥から黄金色の液体が輝き、何にもかえがたい贅沢な時間が訪れるでしょう。

商品名：花器「オリーブ」

カラー：(左)アメジスト、(右)ロッソ

価　格：各385,000円

リネア・ヴァレンティナ工房の若きマエストロ、ステファノ・ヴァレンティナの作品。コロンとした小ぶりなフォルムと洗練された文様と色合いが人気の花器です。大振りで複雑な白のムリーネをドロドロに熔けた色ガラスと見事に組み合わせ溶着し、色ガラス部分はバチュートと呼ばれる削り加工でマットに仕上げました。しっかりとした量感があるので、安定感もあり、花を高く生けても安心です。

商品名：ヴィンテージ「白銀花」

価　格：308,000円

1974年に設立され、現在も進化を続けるガンバロ・タリアピエトラ工房は、20世紀様式の洗練された量感あるガラスを表現し、ムラーノガラスの歴史や技法、伝統を守りつつ、現代のライフスタイルにふさわしいガラス工芸を丁寧に作り続けています。

表面に大振りな白い花模様、そしてガラスの内側にはプラチナ箔を内包しており、箔は花吹雪のようにも、水飛沫のようにも、雪景色にも見えてきます。洗練されたデザインと、優しい量感のあるフォルムが実にムラーノガラスらしい一品です。

商品名：コスチュームジュエリー

価　格：33,000円から

〈chisa〉がムラーノガラスと同じく大切に扱いご紹介しているヴィンテージ・コスチュームジュエリー。コスチュームジュエリーには、多くのムラーノガラス、ヴェネチアンビーズがパーツとして使用されています。〈chisa〉のオーナーをつとめる小瀧千佐子氏は、現在「コスチュームジュエリー　美の変革者たち」と題され全国巡回展中の美術展の監修も担当。日本におけるコスチュームジュエリー研究の第一人者です。そんな小瀧氏がセレクトし、ヨーロッパ各地から海を越えてやってきたヴィンテージのコスチュームジュエリーを厳選してご紹介いたします。

商品名：Camparino（カンパリーノ）

価　格：770,000円

※こちらの商品は受注生産となります。（お渡し：約４か月）店頭でサンプルをご覧いただけます。

1295 年創業のヴェネチア・ムラーノ島の由緒あるラグジュアリー・ガラス・ブランド〈Barovier & Toso（バロビエーレ・トーゾ）〉のエレガントで洗練されたワイヤレス・テーブルランプ。美しく輝く透明度を持ちながら、型に流し込むことなく、職人の手仕事でムラーノガラスらしい造形美のある作品です。無数のガラス突起が特徴的なデザインは、ガラスが熱いうちに手作業で職人がひとつひとつ摘まみ上げて形成しています。充電式でどこにでも持運べるという点も魅力です。台座は、イタリアのカッラーラ地方で採れる美しい白色と繊細な灰色の模様が特徴の貴重な大理石です。