リビングルーム
「日本の伝統技術を現代の生活に進化させる」をコンセプトに、永く使い続けられる、素材が持つ手触りを大切にしたものづくりを追求する<Time & Style>。
店頭では、リビング・ダイニングからキャビネット、ミラーや照明などコーディネートし、上質なくつろぎを生む住まいのご提案をいたします。
東洋の美意識を取り入れたキャビネット「museum cabinet for private collection」をご紹介いたします。
【museum cabinet for private collection】
東洋の美意識を取り入れたキャビネット
大切なコレクションを、まるで博物館の展示のように美しく飾れるキャビネットを作りたい
——そんな思いから、このガラスキャビネットは生まれました。
ガラス越しに自然光がやさしく差し込み、陶磁器やガラス細工、昔の錠前や収納箱などを温かみのある光で包み込みます。
デザインのポイントは、収納するものを引き立てながら、使いやすさと丈夫さを兼ね備えていること。
繊細な陶器や、大きくて重ねにくい写真集なども、安心して収納できるよう工夫しました。
光を生かしたデザイン
キャビネットに光を取り込みながら、収納棚としての強度も保つ——このバランスが設計の課題でした。
特に意識したのは、下の段までしっかり光が届くようにすることです。
キャビネットの上・前・後ろ・両側に窓を設け、どこからでも光が入る設計 にしました。
収納したものが暗くならず、どの角度から見ても美しく映えるようになっています。
光をコントロールすることで、収納する品々の雰囲気を柔らかく、自然に引き立てることができました。
リビングとダイニングの空間を自然なかたちで区切る間仕切りとしても。
日本の伝統技法を生かしたデザイン
キャビネットの扉には、日本の襖や障子のような引き戸のスタイルを取り入れました。
扉枠の上下に溝を掘って差し込む「倹飩(けんどん)式」と呼ばれる昔ながらの方法で取り付け、
日本の家具や家屋の建具を意識しました。
フレームは緩やかな膨らみを持たせ、硬い表情になりがちなキャビネットに柔らかな印象を与え、
さらに、古典的な「玉縁」の装飾によって日本的であり、東洋的な空気を纏います。
小さな建築物を造るように、日本の木工技術のみでこのキャビネットを作りました。
職人技が光る木工のこだわり
キャビネットの構造や仕上げには、細部まで職人の技が生かされています。
外枠のつなぎ目には「蟻継ぎ(ありつぎ)」 という伝統技法を用い、釘を使わずにしっかりと固定し、
脚の部分には「込み栓(こみせん)」 を用い強度を保ちつつ、美しい仕上がりにしました。
引き戸の縁は、優しい丸みを持たせた「丸面(まるめん)」 を施し、手触りのよさにもこだわりました。
扉の面取りには、日本の伝統技術 「際鉋(きわがんな)」 を使用し、細やかで品のある仕上げにしています。
木材を活かした自然仕上げ
北海道産の楢材を用い、日本の気候に合う木材を選ぶことで、より自然に調和する仕上がりになっています。
仕上げには、ビーズワックスのほか、日本の古典的な染色方法として大島紬に由来する「鉄水仕上げ」を採用。
楢材がもつタンニン成分と鉄分が化学反応をおこすことで黒色に変化し、経時変化したような奥深い表情となります。
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