三越と松竹衣裳 所蔵

歌舞伎衣裳展

銀座三越の「三越と松竹衣裳 所蔵 歌舞伎衣裳展」は
終了いたしました。

2024年3月27日水)4月8日月)
午前10時〜午後8時[最終日午後6時終了]

銀座三越 新館9階 銀座テラスルーム
入場無料]

特別協力:松竹株式会社・松竹衣裳株式会社

※三越伊勢丹グループはサステナビリティ活動の一環として
「三越と松竹衣裳 所蔵 歌舞伎衣裳展」を開催し、芸術振興に取り組んでいます。
当社グループのサステナビリティ活動についてはこちら

掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。
必ず事前に銀座三越のホームページ をご確認いただき、ご来店ください。
※混雑状況により、お客さまのご入場を制限させていただく場合がございます。
予めご了承ください。

三越創業350周年を記念し、三越と松竹衣裳による歌舞伎衣裳の同時展示を開催します。

明治38年頃から市村座、明治44年には帝国劇場や有楽座などで衣裳係として営業していた三越。
昭和4年に七代目 松本幸四郎が着用した衣裳など昭和初期にかけてつくられた
三越の歌舞伎衣裳と現在も舞台を彩る松竹衣裳の歌舞伎衣裳をお愉しみいただけます。

歌舞伎衣裳

〜歌舞伎の名作を衣裳で愉しむ〜

演目のストーリーを完成させる立役者といえば、衣裳や小道具もそのひとつ。
衣裳の誂えや紋様、色にしても計算された細部にわたる作品づくりで、
見る者を愉しませる歌舞伎の世界をご覧ください。

連獅子』親獅子の精役 / 仔獅子の精役

松羽目物で、能の演出をなぞっており、石橋」の装束を取り入れています。
着付の上には袖幅の広い袷の法被、下には裾が大きく開き幅の張った「大口」とよばれる袴を合わせ、力強い様相に。

  • 松竹衣裳]

    皮色白茶地亀甲牡丹締切織物着付

    かわいろしらちゃじきっこうぼたんしめきりおりものきつけ)

    紺地破れ立涌に火焔太鼓唐花織物法被

    こんじやぶれたてわくにかえんだいこからはなおりものはっぴ)

    白地網代牡丹柄織物大口

    しろじあじろぼたんがらおりものおおぐち)

  • 松竹衣裳]

    白と朱地亀甲牡丹締切織物着付

    しろとしゅじきっこうぼたんしめきりおりものきつけ)

    萌黄地破れ立涌に火焔太鼓唐花織物法被

    もえぎじやぶれたてわくにかえんだいこからはなおりものはっぴ)

    朱地網代牡丹柄織物大口

    しゅじあじろぼたんがらおりものおおぐち)

〜三越と松竹衣裳所蔵の比較を愉しむ〜

舞台を彩り名優たちの演技にひときわ輝きを生み出す豪華絢爛な歌舞伎衣裳。
三越が所蔵している昭和初期にかけてつくられた歌舞伎衣裳と、
松竹衣裳が所蔵している現代の歌舞伎衣裳を約15着展示いたします。
新旧衣裳のコントラストや当時の空気を伝える貴重な作品をお愉しみください。

長唄舞踊『藤娘』藤の精役

大きな藤の花房を染め表した片身替りの着付。
舞台に映える大胆な文様と、2色の組合せが華やかな佇まいを表現します。

  • 三越衣裳]

    六代目 尾上菊五郎 着用

    萌黄紅縮緬地片身替藤花文様打掛

    もえぎべにちりめんじかたみがわりふじばなもんよううちかけ)

  • 松竹衣裳]

    朱と梅幸茶縮緬片身替り藤縫共裾玉子
    羽二重銀箔置き附付振袖着付

    しゅとばいこうちゃちりめんかたみがわりふじぬいともすそたまごはぶたえぎんはくおきつけつきふりそできつけ)

助六由縁江戸桜』髭の意休役

格天井ごうてんじょう)の格子のなかに龍の丸文様を表した三越衣裳と、
青龍・白虎・朱雀・玄武からなる「四神」を表した松竹衣裳。
金糸の刺繍をあしらい重厚な印象です。

  • 三越衣裳]

    七代目 松本幸四郎 着用

    木綿地龍丸入格子文様羽織・着付

    もめんじりゅうのまるいりこうしもんようはおり・きつけ)

  • 松竹衣裳]

    黒繻子地格天井縫白繻子裾共附付着付
    共羽織

    くろじゅすじごうてんじょうぬいしろじゅすすそともつけつききつけともはおり)

助六由縁江戸桜』三浦屋揚巻役

旧暦3月3日の「上巳の節句」、いわゆる桃の節句雛祭り)着用する掛け。
枝垂れ桜や雅楽に用いる火焔太鼓、その下には宴に張りめぐらされる華やかな幔幕が縫いとられた華やかな衣裳です。

  • 三越衣裳]

    六代目 尾上梅幸 着用

    紅縮緬地桜火炎太鼓幔幕文様傾城打掛

    べにちりめんじさくらかえんだいこまんまくもんようけいせいうちかけ)

  • 松竹衣裳]

    三月の掛け
    緋縮緬地枝垂れ桜に火焔太鼓幔幕縫白地織物裾掛

    さんがつのかけ ひちりめんじしだれざくらにかえんだいこまんまくぬいしろじおりものすそかけ)

京鹿子娘道成寺』白拍子花子役

手踊」場面の終盤に、緋色から浅葱薄い水色)着付けに変貌します。
内側の着付けに縫い被せた着付けを上下に引き抜く手法で、
九代目 市川團十郎が取り入れたと推測されています。

  • 三越衣裳]

    六代目 尾上菊五郎 着用

    色綸子櫻総刺繍長着かぶせ付

    しきりんずさくらそうししゅうながぎかぶせつけ)

  • 松竹衣裳]

    白拍子舞
    緋綸子地枝垂れ桜に雲霞縫赤羽二重裏かぶせ

    ひりんずじしだれざくらにくもがすみぬいあかはぶたえうらかぶせ)

■写真撮影について

・展示作品の撮影携帯電話・スマートフォン含む)つきましては、個人的かつ非営利的な利用目的に限り、撮影いただけます。
・展示台の外側からの撮影に限ります。
・撮影禁止マークが表示されている作品の撮影はご遠慮ください。
・フラッシュでの撮影や三脚一脚・脚立などを含む)自撮り棒などの機材を用いた撮影はご遠慮ください。
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お問い合わせ先/銀座三越
TEL.03-3562-1111大代表)

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