「普段の生活の中でささやかな幸せを感じてもらえるスイーツを」

大切な人に想いを伝えるチョコレートとアートと物語を

埼玉県川口市 シャンドワゾー

シェフパティシェ 村山太一 さん
1980年生まれ。春日部のパティスリーシェーヌ、浦和のアカシエなど、生まれ育った埼玉県内の人気洋菓子店に勤務した後、ベルギーに渡り、パティスリーYasushi sasaki、老舗ショコラトリーで修業。帰国後の2010年、川口に「パティスリー・ショコラティエ・シャンドワゾー」を、2017年にショコラとアイスクリームの専門店「シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ」をオープン。

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パティスリー・ショコラティエ・シャンドワゾー

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シャンドワゾー グラシエ ショコラティエ

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パティスリーやショコラ作りに目覚めたきっかけは?

我が家では市販のお菓子を買わず、おやつは作って食べるもの、という家でした。ですから、お菓子作りのための道具はひと通り揃っていて、小学生の時からごく自然に自分でクッキーなどを焼いていました。家族や友だちにふるまうと、みんなに「おいしい」と誉められるとうれしくて、ますますやる気になりました。午前中に作ったお菓子を持って午後友だちと遊びに行く、なんてことも気軽にやっていました。
小中学生の頃はまだ、お菓子作りが好きなことが気恥ずかしくて公言していませんでしたが、高校生になるとホワイトデーにケーキを作って、バレンタインデーのお返しをしたりすることもありました。
ですから当然のように、パティシエの道を目指しました。
ショコラ作りに目覚めたのは、ベルギーの老舗ショコラトリーで修業をはじめてからです。ショコラの本場で技術を学んで、自分でもいろいろなことができるようになると、アイデアもどんどん湧いてきて。自分で店を持つ時はショコラもやりたい、と思うようになりました。

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〈シャンドワゾー〉はどんなお店ですか?

埼玉生まれの僕としては、店を持つなら地元にと最初から決めていました。川口は昔、鋳物工場の町というイメージが強かったようで、地元の先輩パティシェの方々に相談すると「なぜ川口に?」と、じつは反対されたのですが、僕はそう思わなかった。都心にも地方にもアクセスがよく、物価も安いので、生活しやすい。鋳物工場の跡地にはタワーマンションが建ち、いまでは住みたい街、スイーツ激戦区とも言われています。
おかげさまで遠方からわざわざ足を運んでくださるお客さまもいらっしゃいますが、地元の方々に日常的に愛される店でありたいと思っています。

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ショーケースに並ぶケーキやショコラは宝石のようなきれいな色が印象的ですが、〈シャンドワゾー〉の商品の最大の魅力は?

素材の特徴をストレートに表現した、つやつや、きらきらした、鮮やかで美しい色出しには、たしかに技術を駆使しています。 オレンジのケーキだったら、すぐにオレンジとわかるような味。フランボワーズのショコラだったら、フランボワーズらしい色や形。誰が食べても素直に美味しいと感じられる。目をつぶって食べてもなんのお菓子なのかすぐにわかる。そんなお菓子作りが理想です。シンプルなわかりやすさ、直球の美味しさを大切にしています。

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今後、どのようなことをお考えですか?

ベルギーでは、子供たちがお小遣いを握りしめてパティスリーにショコラを買いに来る。そんな気軽で敷居の低い店作りを目指しています。プライスを抑えることで、もっと多くの方々に、フレッシュで美味しいショコラやパティスリーを日常的に楽しんでいただけたら、と思っています。

2021年銀座スイーツコレクションでご紹介いただく商品は、どんな商品で、どんな想いがこめられていますか?

当店を代表するケーキとショコラをセレクトして、ご紹介します。フルーティな香り、香ばしい風味、フレッシュな美味しさを、ぜひ楽しんでください。

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手前:ミゼラブル 540円(日本製/1個)
2月7日(日)までの販売
フランス製の発酵バターを使用し、ブルターニュ産の海塩とラムレーズンをアクセントに。〈シャンドワゾー〉のスぺシャリテを期間限定で。
奥:アンシエン 540円(日本製/1個)
2月7日(日)までの販売
チョコガナッシュとチョコスポンジの層を重ね、チョコレートでコーティング。外はパリパリ、中はしっとりとしたチョコレートケーキです。
銀座三越 新館7階 催物会場

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ボンボンショコラセット 2,651円(日本製/10個入)
なめらかなガナッシュやフルーツのコンフィチュールなどが入った、艶やかなボンボンショコラ。ショコラオレ、スリーズ、プラリネ、フランボワーズ、カフェプラリネ、オランジェ、トンカ、ライムジンジャー、サンタンデール、ヴィオレの10種入り。
銀座三越 新館7階 催物会場

銀座三越にご来店くださるお客さまに「LOVE LETTER」をお願いします。

店名の「シャンドワゾー」は、ベルギーで勤務していたブリュッセルの地名で、フランス語で「鳥のさえずり」という意味です。
会いたい人になかなか会えなかったり、いろいろなストレスがある日常の中で、僕の作ったお菓子も、鳥のさえずりのような存在、ささやかな喜びになれたら、と願っています。皆さまの普段の生活の中で、あったらいいな、あれがあると幸せなだな、と感じてもらえるようなお菓子、普段の生活の中でほっとできるひとときをお届けしたいです。