第71回 日本伝統工芸展
THE 71st JAPAN TRADITIONAL
Kōgei EXHIBITION
2024年9月11日(水)〜9月23日(月・振替休日)
午前10時〜午後7時[最終日午後5時終了]
日本橋三越本店 本館7階 催物会場
[入場無料]
主催:文化庁、東京都教育委員会、NHK、朝日新聞社、(公社)日本工芸会
協賛:(公財)アサヒグループ財団、(公財)岡田茂吉美術文化財団、(公財)五島美術館、
パナソニック ホールディングス株式会社、(公財)ポーラ伝統文化振興財団、三菱UFJフィナンシャル・グループ
協力:あずさ監査法人、アンカー・シップ・パートナーズ株式会社、Eまちグループ株式会社、株式会社オープンドア、株式会社銀座もとじ、マツダ株式会社
特別協力:株式会社三越伊勢丹ホールディングス
※三越伊勢丹グループはサステナビリティ活動の一環として「日本伝統工芸展」を開催し、芸術振興に取り組んでいます。
当社グループのサステナビリティ活動についてはこちら
卓越した精緻の技と美
日本の優れた伝統工芸の保護と育成を目的に、公益社団法人 日本工芸会が毎年開催する日本工芸の技と美が集結する公募展。
陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門の一般公募作品1,085点より厳正な鑑査を経て選ばれた入選作と
重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)の最新作を含む約550点を一堂に展覧いたします。
我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。伝統は、生きて流れているもので、永遠にかわらない本質をもちながら、一瞬もとどまることのないのが本来の姿であります。伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受けついだ優れた技術を一層錬磨するとともに、今日の生活に即した新しいものを築き上げることが、我々に課せられた責務であると信じます。
昭和25年、文化財保護法が施行され、歴史上、若しくは芸術上特に価値の高い工芸技術を、国として保護育成することになりました。昭和29年以来、陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸の7部門にわたり、各作家の作品を厳正鑑査し、入選作品によって日本伝統工芸展を開催してきました。このたび主催の日本工芸会は、第71回展(令和6年度)を開催し、広く人々の御清鑑を仰ぎ、我が国工芸技術の健全な発展に寄与しようとするものであります。
第71回 日本伝統工芸展
受賞作品のご紹介
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日本工芸会総裁賞
金工=
鐵地象嵌花器
(てつじぞうがんかき)原 智
-
高松宮記念賞
人形=
木芯桐塑和紙貼「あかばな」
(もくしんとうそわしばり「あかばな」)満丸正人
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文部科学大臣賞
木竹工=
神代杉造箱
(じんだいすぎづくりばこ)角間泰憲
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東京都知事賞
染織=
型絵染着物「あすなろの森」
(かたえぞめきもの「あすなろのもり」)遠藤 あけみ
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NHK会長賞
陶芸=
五金彩鉢「游ぐ月」
(ごきんさいばち「およぐつき」)高橋朋子
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朝日新聞社賞
漆芸=
螺鈿堆錦箱「汽水域」
(らでんついきんばこ「きすいいき」)松崎森平
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日本工芸会会長賞
諸工芸=
七宝鉢「律」
(しっぽうばち「りつ」)安藤令子
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日本工芸会保持者賞
陶芸=
銀泥彩磁鬼灯文鉢
(ぎんでいさいじほおずきもんはち)井戸川 豊
-
日本工芸会奨励賞
陶芸=
線描幾何文花入
(せんびょうきかもんはないれ)森田 由利子
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日本工芸会奨励賞
染織=
友禅着物「汽水域」
(ゆうぜんきもの「きすいいき」)尾﨑久乃
-
日本工芸会奨励賞
漆芸=
蒔絵箱「盛夏」
(まきえばこ「せいか」)田中義光
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日本工芸会奨励賞
木竹工=
花籃「兆」
(はなかご「きざし」)大木淑恵
-
日本工芸会奨励賞
諸工芸=
截金飾筥「宙の調べ」
(きりかねかざりばこ「そらのしらべ」)江里朋子
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日本工芸会新人賞
漆芸=
城端蒔絵飾箱「Eclipse」
(じょうはなまきえかざりばこ「えくりぷす」)小原 治五右衛門
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日本工芸会新人賞
金工=
布目象眼五角鉢「濤」
(ぬのめぞうがんごかくはち「とう」)藤川耕生
-
日本工芸会新人賞
木竹工=
欅拭漆蓋物「夕映鯨」
(けやきふきうるしふたもの「ゆうばえくじら」)松原 輝
ギャラリートーク
■各日 午後0時30分~
■本館7階 催物会場
※所要時間は各回約30~45分を予定しております。
※椅子のご用意はございません。
※諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。
列品解説
9月11日(水):
【陶芸】伊藤嘉章(愛知県陶磁美術館総長・町田市立博物館長)
9月13日(金):
【染織】髙𫞎 寬(染織作家)
9月16日(月・祝):
【漆芸】大谷早人(漆芸作家・重要無形文化財「蒟醬」保持者)
9月17日(火):
【金工】奥村公規(金工作家)
9月18日(水):
【木竹工】諸山正則(工芸史家)
9月19日(木):
【人形】林 直輝(日本人形文化研究所長)
9月20日(金):
【諸工芸】氣賀澤 雅人(硝子作家)
※敬称略
受賞作家による作品解説
9月14日(土)
【金工】原 智(日本工芸会総裁賞)
【漆芸】田中義光(日本工芸会奨励賞)
【諸工芸】江里朋子(日本工芸会奨励賞)
9月15日(日)
【人形】満丸正人(高松宮記念賞)
【染織】遠藤 あけみ(東京都知事賞)
【陶芸】井戸川 豊(日本工芸会保持者賞)
【木竹工】大木淑恵(日本工芸会奨励賞)
※敬称略
自作を語る
在廊中の各作家が、それぞれの作品の前で約5分間の簡単な解説を行います。
ぜひお気軽にご参加ください。
※椅子のご用意はございません。
※諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。
9月11日(水)
午前11時頃~
【木竹工】桑山弥宏・【陶芸】井口雅代
午後2時頃~
【金工】萩野紀子・【人形】小島尚子
9月12日(木)
午前11時頃~
【諸工芸】天笠 美奈子・【漆芸】室瀬智彌
9月13日(金)
午前11時頃~
【人形】福井道子・【木竹工】水野 咲衣花
午後2時頃~
【染織】尾﨑久乃・【諸工芸】由水直樹
9月14日(土)
午前11時頃~
【金工】原 智・【諸工芸】伊藤明子
午後2時頃~
【漆芸】山田勘太・【木竹工】林 哲也
9月15日(日)
午前11時頃~
【陶芸】井戸川 豊・【木竹工】大木淑恵
午後2時頃~
【漆芸】松本達弥・【諸工芸】小林由美
9月16日(月・祝)
午前11時頃~
【漆芸】松本法子・【人形】平田倫子
午後2時頃~
【染織】中村航太・【人形】杉浦 美智子
9月17日(火)
午前11時頃~
【人形】髙﨑麻美・【金工】田口典子
午後2時頃~
【陶芸】高橋朋子・【染織】平田竹峯
9月18日(水)
午前11時頃~
【陶芸】羽石修二・【木竹工】玉井智昭
午後2時頃~
【漆芸】豊平江都・【金工】西 由三
9月19日(木)
午前11時頃~
【染織】柴田久恵・【人形】杉浦 美智子
午後2時頃~
【陶芸】松井康陽・【諸工芸】水落雅子
9月20日(金)
午前11時頃~
【陶芸】和田 的・【諸工芸】森永恵子
午後2時頃~
【金工】家出隆浩・【木竹工】大木淑恵
9月21日(土)
午前11時頃~
【漆芸】神垣夏子・【金工】藤江聖公
午後2時頃~
【染織】佐竹孝子・【陶芸】渡邉国夫
9月22日(日)
午前11時頃~
【染織】山名 久美子・【人形】福井道子
午後2時頃~
【漆芸】中條 伊穗理・【諸工芸】和泉香織
9月23日(月・振替休日)
午前11時頃~
【陶芸】小山耕一・【金工】松本育祥
午後2時頃~
【染織】藍田愛郎・【木竹工】鈴木敬康
※敬称略
[同時開催]
特別展示 -わざを伝える-
文化財保存事業報告
染織 =「友禅」二塚長生氏
(重要無形文化財保持者)
主催の日本工芸会は変革を続ける社会情勢の中、伝統工芸技術の保存と次世代への継承のため、日本伝統工芸展などの開催とともに重要無形文化財保存活動を行っています。昭和40年度より国の補助金を得て、重要無形文化財の保持者による伝承者養成研修会を開き、幾多の成果を挙げています。
二塚長生氏(右手前)
〜きもの「実り」から誕生した
ショッピングバッグと世界への架け橋〜
■9月11日(水)~9月16日(月・祝)
■本館1階 中央ホール
[入場無料]
重要無形文化財「友禅」保持者(人間国宝)森口邦彦氏がデザインしたことから話題となった三越のショッピングバッグは、今年10周年を迎えました。友禅染の持つ自由さと唯一無二のデザインは、革新を繰り返し、自由を希求して伝統をつくり上げてきた三越の姿勢のシンボルとして、多くのお客さまにご愛用いただいております。
9月11日(水)~9月16日(月・祝)に日本橋三越本店本館1階 中央ホールにて開催される本展では、10周年を記念して、ショッピングバッグ「実り」の原作である友禅訪問着「白地位相割付文 実り」と、この文様をもとにショッピングバッグの構造に合わせて当時新たに制作された縮緬地友禅(額装)を展示いたします。
森口邦彦氏は、友禅作家であり人間国宝であった故・森口華弘氏の次男として京都に生まれ、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、パリ国立高等装飾美術学校に留学し、グラフィックデザインを学び卒業。帰国後、華弘氏の弟子となり友禅を学び、2007年(平成19年)に父と同じく人間国宝となりました。友禅作家として、伝統的な友禅の技法を用いながら既成の概念を超えた斬新なデザインを世界に向けて生み出しつづけてきた氏の大胆な幾何学文様は、伝統と革新の先で実る自由そのものに見えてきます。「このショッピングバッグが、多くの人たちに愛され、新しい世界を切り開く旗じるしとなってほしい」と語る森口邦彦氏の美意識が、
きもの「実り」から誕生したショッピングバッグへ如実に表れています。
※森口邦彦氏の「邦」の異体字は、ブラウザで正しい表記ができませんことをご了承ください。
イベント
きもので楽しむ日本伝統工芸展
髙𫞎 寬氏・遠藤 あけみ氏・尾﨑久乃氏・小川郁子氏によるトークショー
■9月20日(金)午後3時~午後5時
■本館7階 特別食堂 日本橋
※事前予約制
左から、髙𫞎 寬氏、遠藤 あけみ氏、
尾﨑久乃氏、小川郁子氏
日本伝統工芸展の染織部門の出品作について、鑑査委員の髙𫞎 寬氏に解説いただき、受賞作品について遠藤あけみ氏と尾﨑久乃氏からお話をうかがいます。また、切子作家で帯留の制作もされている小川郁子氏にもご出演いただき、お話をうかがいます。
参加費:1,980円 ※デザートセット付
定員:20名さま
所要時間:約2時間
お申込み期間:
9月7日(土)午前10時~9月19日(木)午後5時
※ご予約制となります。
※当日は、きものをご着用のうえご参加ください。
関連販売
関連販売コーナーでは、日本工芸会発行の図録をはじめ、
「日本伝統工芸 鑑賞の手引」や「伝統工芸ってなに?見る・知る・楽しむガイドブック」などの書籍、
竹細工・小千谷縮・錫・蒔絵など、おすすめの商品をご紹介いたします。
第71回 日本伝統工芸展 図録
2,200円
井上家親子三代特集
重要無形文化財「白磁」保持者(人間国宝)である井上萬二氏と
長男の故・井上康徳氏、孫の井上祐希氏の作品を多数ご紹介いたします。
親子三代にわたり受け継がれてきた凛とした造形や清らかな彩色美をお愉しみください。
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重要無形文化財「白磁」保持者
井上萬二 作
青白磁青海波文瓢形 徳利(小)
110,000円(径7.6×高さ15.8cm)
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重要無形文化財「白磁」保持者
井上萬二 作
青白磁青海波文 ぐい呑み
55,000円(径6.9×高さ5.4cm)
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井上康徳 作
白磁青釉刻文 珈琲碗
26,400円(カップ:径9.5×高さ7.5cm/ソーサー:径16.2×高さ3.8cm)
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井上祐希 作
天目青釉斑文 鉢
44,000円(径18.4×高さ9.8cm)
日本橋三越本店 本館6階
美術フロアのご案内
[入場無料]
木工藝学林 清雅舎展 2024
―須田賢司と8人の木工藝家―
■9月11日(水)〜9月16日(月・祝)
[最終日午後5時終了]
■本館6階 美術特選画廊
須田賢司 作・クラロウォールナットと桜のテーブル(幅160×奥行135×高さ72cm)・椅子(幅50×奥行50×高さ70cm)
[出品作家]
須田賢司
桑山弥宏、玉井智昭、林 哲也、深澤 慎太郎、
宮脇和代、菅野 ユキ江、五十嵐 誠、水野 咲衣花
日本橋三越本店 本館4階
呉服フロアのご案内
[入場無料]
三越 秋の京呉服均一会
■9月18日(水)〜10月1日(火)
■本館4階 呉服フロア
三越ならではの品質のきものや帯を、お求めやすく分かりやすい、お仕立て付きの価格でご提案いたします。きもの初心者の方には分かりやすく、愛好家の方にはよりお楽しみいただけるよう、豊富な品揃えでご紹介いたします。
※詳しい情報は9月11日(水)午前10時よりご覧いただけます。
■写真撮影について
・展示作品の撮影(携帯電話・スマートフォン含む)については、個人的かつ非営利的な利用目的に限り、撮影いただけます。
・展示台の外側からの撮影に限ります。
・撮影禁止マークが表示されている作品は撮影できません。
・フラッシュ、三脚(一脚・脚立などを含む)、自撮り棒は使用できません。
・動画の撮影はできません。
・他の鑑賞者、対象作品以外の作品が写り込まないようご注意ください。
・作品の安全と他の鑑賞者の妨げにならないように注意して撮影されるようご協力ください。混雑状況等により、撮影を全面禁止する場合がございます。
■撮影された写真のSNS等での利用について
・営利目的にはご利用になれません。
・作品写真に変更 ・加工などを加えることはできません。
・クレジット(作家名・作品タイトル)の表示をお願いいたします。
・撮影された写真に来館者が写っている場合、その公表にあたっては写り込んだ方の肖像権に触れる可能性がありますので、ご注意ください。
・ご使用の際は利用者の責任においてお願いいたします。 主催者は一切の責任を負いません。
※価格はすべて税込です。
※会場内が混雑している場合は入場制限などお待ちいただく場合がございます。
※作品、展示ケース、壁などにはお手を触れないようにお願いいたします。
※会場内では携帯電話を使用した通話はご遠慮ください。
※都合により、イベントの内容が変更となる場合がございます。予めご了承ください。
お問い合わせ先/日本橋三越本店
TEL.03-3241-3311(大代表)
掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。
必ず事前に日本橋三越本店のホームページをご確認いただき、ご来店ください。
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