東京の店舗は? ジャムの妖精<クリスティーヌ・フェルベール>コンフィチュールおすすめ3選
世界中の美食家やセレブリティをとりこにする「コンフィチュール」が、伊勢丹新宿店にあることをご存知ですか?
それは、“ジャムの妖精”とも称されるクリスティーヌ・フェルベール氏が手がける、フランス・アルザス発のブランド<クリスティーヌ・フェルベール(Christine Ferber)>のコンフィチュール。実は、日本で買えるのは東京の伊勢丹新宿店だけ! 今回は、その魅力やおいしさの秘密を、担当バイヤーに教えてもらい紐解いていきましょう。
目次
そもそもコンフィチュールとは? ジャムとの違いは?
コンフィチュール(confiture)とは、フランス語でジャムのこと。「砂糖・酢・油などに漬ける」を意味する「コンフィット(confit)」が名前の由来になっています。一般的に、ジャムと比べると砂糖の量や煮詰める時間が少なく、果物本来の味わいや形状が残されており、さらりとしたみずみずしい味わいが特徴です。
コンフィチュールはフルーツの果肉や風味がしっかり楽しめるので、そのままでも美味しく召し上がれます。また、ヨーグルトやアイスにかけたり、トーストやパンケーキに塗ったりするのもおすすめです。本場のフランスでは毎日の食卓に欠かせない存在で、ベリー系のコンフィチュールをチーズに合わせたり、オレンジ系を肉料理のソースに使ったり、スイーツ以外にもアレンジして使われています。
ちなみに、コンフィチュールよりさらに薄い砂糖水で、果物の形を残して煮たものは「コンポート(compote)」とよばれています。
クリスティーヌ・フェルベール氏のこだわり。コンフィチュールのおいしさの秘密
クリスティーヌ・フェルベール氏の経歴や実際の人柄、彼女が生み出すコンフィチュールの魅力について、伊勢丹新宿店のバイヤーに聞きました。
【クリスティーヌ・フェルベール氏の経歴とは?】
フランス北東部、自然豊かなアルザス地方のニーデルモルシュヴィル村出身のクリスティーヌ・フェルベール氏は、女性菓子職人・パティシエ―ルの先駆者的存在です。幼少のころから親の店でお菓子作りをしていて、常に職人や生産者へのリスペクトを欠かさなかったそうです。
1998年、シャンぺラー&パティシエ連盟最高パティシエ賞を受賞。2018年、フランスの最高勲章レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエ受勲。日本では、令和3年度外務大臣賞受賞。フランスはもとより日本でもその功績は大きく評価されており、コンフィチュールを日本に広めた第一人者として日仏の架け橋となっています。
【おいしさの理由とは?】冷凍したフルーツは一切使わない!
食材の旬と最もおいしい食べ方を熟知し、魔法のように美味しいコンフィチュールを生み出すことから、“ジャムの妖精”の異名をとるフェルベール氏。彼女のコンフィチュールには、生まれ故郷アルザス地方の旬のフルーツや野菜がふんだんに使われており、直径50cmの銅鍋を用い、果実の状態を見極めながらひとつひとつの工程を手作業で行っています。
とくに食材へのこだわりが強く、冷凍したフルーツは一切使いません。契約した農家から『今日フルーツが採れたよ』と聞くとすぐに持ってきてもらい、コンフィチュールを作るというフレッシュさが売りです。
すべての工程に一貫してフェルベール氏自身が関わり、まるで食材と会話をするように究極の味を追求。フルーツの持つ果実感や香り、色合いがそのまま表現された、しっかりとした食感のあるコンフィチュールが生まれます。
日本で<クリスティーヌ・フェルベール>の店舗があるのは、東京・伊勢丹新宿店だけ!
<クリスティーヌ・フェルベール>の取扱いが、日本で伊勢丹新宿店のみの理由とは? 店頭で購入できる商品ラインナップについてもご紹介します。
【伊勢丹新宿店での取扱いについて】フェルベール氏が認めた百貨店
<クリスティーヌ・フェルベール>のコンフィチュールは、フランス国内でも「ル・ボン・マルシェ」「ギャルリー・ラファイエット」などのデパートや、リヨンのショコラトリー「ベルナシオン」、パリのブーランジェリー「ポワラーヌ」などの実力店でしか取り扱いがありません。
2000年頃、日本でいち早くオファーをしたのが伊勢丹新宿店であり、フェルベール氏から認められたことで、<クリスティーヌ・フェルベール>の取扱いがスタートすることとなりました。
【伊勢丹新宿店の店頭ラインナップ】季節限定品も登場!
伊勢丹新宿店では、現在19種類のコンフィチュールをラインナップしています(2023年11月21日現在。入荷により変動します)。人気ベスト3は、ストロベリー、マルテーズ(=地中海のマルタ島)品種のオレンジ、ブルーベリー。いずれもフルーツの味がしっかり楽しめるコンフィチュールに仕上がっています。
フェルベール氏はフルーツを冷凍することなく、その時期の旬の食材を使用するため、常に同じものが作れるとは限りません。フランス現地では、年間で約1,200種類ものコンフィチュールが作られ、流動的に展開。定番のストロベリーやオレンジなどを除き、日本でも輸入するタイミングでラインナップが変化します。
フルーツを使ったコンフィチュールが中心ですが、12月にはクリスマス菓子のパンデピスやノエルジャムなどが期間限定で登場。またバレンタインなどシーズン限定で、チョコレートを使用した商品や焼菓子などが展開されることもあります。
伊勢丹新宿店で買える<クリスティーヌ・フェルベール>コンフィチュールのおすすめ3選
伊勢丹新宿店で現在購入できる<クリスティーヌ・フェルベール>のコンフィチュールから、バイヤーおすすめの3アイテムをご紹介します(※入荷状況により変動することがあります)。