【日本橋三越】ミツコシ★レストラン探訪 発見!「ネオクラシックかき氷」

夏の風物詩、かき氷。ここ数年ユニークなかき氷専門店が増え、「ゴーラー」(かき氷愛好家のこと)という名称も耳にするようになりました。そこで【ミツコシ★レストラン探訪】も満を持してのかき氷特集をお届け。日本橋三越本店の中で出会ったのは、クラシカルな佇まいながら、常においしさを求め進化を続けている、題して「ネオクラシックかき氷」。この夏のおいしい思い出に、ぜひお立ち寄りください。
日本橋三越本店のかき氷、3店舗を食べ歩き!

今回実食レポートするのは、食品・レストラン営業部の荒木。食品部門の経験が長く、いつもおいしいものへのアンテナを張り巡らせている筋金入りの食いしんぼうです。本日は3軒はしごの撮影のため、「昨日サウナへ行って体を芯から温め、食べ歩きに備えてきました!」と気合い十分。ではさっそくレポートへ。
半世紀以上愛され続ける夏の名物!
<特別食堂 日本橋>「宇治抹茶金時」
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<特別食堂 日本橋>宇治抹茶金時 1,430円 (1人前)
□日本橋三越本店 本館7階 特別食堂 日本橋
[販売期間]2022年9月11日(日)まで
1軒目は<特別食堂 日本橋>。登場したのは夏場のデザート部門で売上ナンバーワンの「宇治抹茶金時」です。「想像以上のボリューム!アイスに白玉・粒あんと盛りだくさんでパフェのよう。上品で愛らしい姿は思わず写真におさめたくなりますね!」
さっそく一口。「上の抹茶アイスは、苦み控えめでクリーミー!粒あんは北海道羊蹄山産小豆だそうで、粒がしっかりしています。氷はやや粗挽きでザクザク感があって、アイスやあんこと合わせて食べると食感がいいですね。宇治抹茶のいい香りがふわっと鼻に抜けて爽やか!」
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別添えの練乳はお好みで。「抹茶のほろ苦さと相性抜群。途中で味を変化できるのがいいですね」。
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どんどん食べ進める荒木。「あっ!中からまるごとの栗がでてきました!もう底だと思ったところに、これはうれしいサプライズ(笑)」
この「宇治抹茶金時」、なんと昭和20年代から<特別食堂 日本橋>に存在するメニュー。しかし内容は時代に合わせて変化しており、まさにここでしか食べられないオリジナル。“最後まで飽きずに楽しんでいただけるように”と年々改良し、現在の盛りだくさんの内容になったのだそう。「たしかに、いろいろなパーツの味や食感が楽しくて、どんどんスプーンが進みます。小ぶりなミニサイズ(1,100円)もあるのでお子さまや少食の方も食べやすいですよ」。
パウダースノーみたいなきめ細かさ!
<四季茶寮 えど>の「かき氷」
続いては本館4階の<四季茶寮 えど>。雰囲気ある和の空間でいただく、季節のお食事や甘味が人気の和風喫茶です。フレーバー6種からふたつをご紹介するため、和洋菓子担当でかき氷に目がないという望月もレポートに初参戦。二人一緒に「いただきま〜す!」
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<四季茶寮 えど>かき氷 桃 990円 (1人前)
□日本橋三越本店 本館4階 四季茶寮 えど
[販売期間]2022年8月31日(水)まで
望月のチョイスは「桃」。「氷がふわっふわ!これまでいろいろなお店のかき氷を食べましたが、私が食べた中で一番きめ細かい氷かも。パウダースノーみたいで、キーンとしにくいです!」ふわふわで繊細な口当たりの秘密。それは氷をマイナス20度で締めたあと、発泡スチロールのケースに入れ常温で約3時間戻したものを、かき氷機の刃を限界まで薄い設定にして削っているからなのだそう。「果肉とシロップだけというシンプルさで、氷のおいしさが引き立ちます。シロップは果実の爽やかな甘みで、さっぱり目なのでサクサク食べられますよ!」
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<四季茶寮 えど>かき氷 あんず 990円 (1人前)
□日本橋三越本店 本館4階 四季茶寮 えど
[販売期間]2022年8月31日(水)まで
荒木のチョイスは「あんず」。「これ、昨年食べて、また食べたかったんです。なかなかほかでは出会わないフレーバーなので。ドライ杏がシャクっとしていいアクセント。甘酸っぱいシロップは暑い日や疲れた時にも食欲が湧きそう!」
今年から別添えでつけることにしたという「追いシロップ」。最後までシロップたっぷりで食べたい!というお客さまのご要望に応えた粋な計らいです。「複数人できたら、シロップを交換して味試しをする楽しみ方もできますね!」
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さらに、別料金で、練乳・あんこ・バニラアイス・白玉(各110円)もトッピング可能。「カスタムできるのは楽しい!」
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「桃には練乳がおすすめです!フルーティーでミルキーな桃ミルク味がたまりませんよ」と望月。
「ごちそうさまでした!お店の雰囲気も寛げるし、サービスの八女茶もおいしくて、つい長居してしまいそう(笑)。これで990円はかなりお得なのでは?と思いますね」。「ほかにも、抹茶きんとき・黒糖きな粉・いちごミルク、そして今年新登場のほんのりピリ辛マンゴー味(1,100円)も気になる!ご家族やお友達といろいろな味を頼むのもおすすめです!」
深煎りコーヒーの自家製シロップが絶品!
<日本橋珈琲館>の「かき氷 コーヒー」
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<日本橋珈琲館>かき氷 コーヒー 990円 (1人前)
□日本橋三越本店 本館6階 日本橋珈琲館
[販売期間]通年
ラストは、本館6階の<日本橋珈琲館>。「コーヒー好きの方に愛される<宮越屋珈琲>の手がけるカフェとあって、コーヒーフレーバーのかき氷はリピーターが多い人気メニューなんです」。
「これは・・・!ザクザクっとした氷に、コーヒーシロップと練乳がたっぷり。ミルクコーヒーのようなコクのある甘みでおいしい!」
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コーヒーシロップは、コロンビアをベースにマンデリンも加えた、宮越屋珈琲自慢のフレンチブレンドを濃いめに落とし、砂糖を加えて煮詰めて作るというオンリーワンの味。「ほのかな苦さが心地良い。シロップなのに、食べた後にコーヒーを飲んだ後のような香りの余韻がきます。さすがコーヒー専門店!」
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スプーンを進めると、中からソフトクリームが!
「外からは分からなかったので、これはうれしい!一気にクリーミーになって味が変化します。コーヒーのほろ苦さと合う〜!」
見事完食した荒木。「ごちそうさまでした。3店舗巡ってみて、それぞれ氷のタイプが違うのに驚きでした。個性溢れる3店舗、ぜひ食べくらべてお好みを探してみてくださいね」。レポートありがとうございました!