
銀座三越の常連のみなさんの中には「地下3階がお気に入り」という方が実は多いのだとか。精肉や鮮魚、お酒やチーズなど専門店が軒を連ねる地下3階は、“銀座4丁目の商店街”と呼びたくなるような活気と新鮮&ユニークな商品が溢れています。さて、商店街といえば名物がつきものですが、「ここに来たら、コレ買わなきゃね」と愛され続ける名物が、銀座三越にもあります。そんな知る人ぞ知る名物をご紹介する新シリーズ[銀座4丁目物語]。トップバッターは“銀ハン”の愛称を持つ人気者、その名も「銀座4丁目ハンバーグ」です。
銀座の街にふさわしい名物を。改良しながらロングセラーに
「銀座4丁目ハンバーグ」は、<二幸ミート>の銀座三越限定商品。上質な国産牛肉と国産豚肉の合い挽きハンバーグ種です。約15年前に「銀座三越<二幸ミート>の名物を作ろう!」と当時の店長が開発をスタート。銀座の街にふさわしいクオリティを追求し、改良を重ねて今にいたります。おいしさの秘訣は“いいお肉を挽き立て”で使うこと。店内厨房で肉の整形にあたりカットした部分をすぐに挽いてハンバーグにしています。上質なお肉を扱う専門店だから、その挽肉も質が抜群。力強い食感が楽しめる“一度挽き”にこだわり、厳選したスパイスとこね上げ、ひとつずつ手作りで整形しています。ナツメグなど、複数のスパイスを効かせた大人の味わいも銀座ならではのポイントです。
こだわり満載の本格派。それなのに3個入・780円!
実際に調理して食べてみると、驚くのはその肉汁の量! 噛むほどにジューシーな旨みとスパイスの香りが広がります。まるでレストランで食べるハンバーグのよう。それなのに、3個入で税込み780円というお手頃価格は驚きです。「牛肉の相場が上がっても、なるべく価格は上げずに儲け度外視で提供させていただいています!」という心意気も憎い限り。今ではそのクオリティとコスパの良さにリピーターが続出し、精肉売場の名物として不動の地位を築いています。肉の日のセールでは、買いものカゴぎっしりの“銀ハン”をご購入するお客さまも珍しくないのだとか。悩ましいのは、手作りゆえ大量生産ができないところ。夕方ごろには売り切れてしまうことも多いので、手に入れたい方は早めに売場をチェックしておくのがおすすめです。
おいしい焼き方&アレンジレシピ
この「銀座4丁目ハンバーグ」、シンプルなハンバーグ種のため、アレンジによってご家庭ごとにさまざまな味わいが楽しめるところも魅力です。今回はおいしく焼き上げるためのコツと、和・洋・エスニックの3種のアレンジをご紹介します。
焼く前のひと手間
たっぷりの肉汁を閉じ込めるため、焼く前には手のひらの間でキャッチボールの要領で空気を抜いておきましょう。焼くと中央が膨らむので、均一に火が通るように少しくぼませてあげるのがポイント。焼き時間の目安などはパッケージに手順がシールで貼ってありますので参考にしてください。
1:和風でさっぱり
シンプル&さっぱりの和風アレンジだと、より肉の旨みを感じられます。付け合わせにはキャベツではなく、焼き目を付けたネギ、ナス、みょうがを添えるとぐっと大人の雰囲気に。ポン酢をそのままかけてもいいですが、ポン酢に酒少々を入れて沸かし、水溶き片栗粉でとろみを付けると、よく肉に絡む和風ソースになります。
2:定番のデミグラス
定番デミグラスソースなら、スキレットを利用したこんな盛りつけはいかが。ソースは缶詰を利用すれば手間いらず。ズッキーニ、人参、ペコロスなどをオリーブオイルで焼けば、彩りも鮮やか。ぜひクレソンも添えたいところです。
3:驚きのガパオ風
“銀ハン”上級者は、なんとハンバーグ種を素材として使ってしまいます。「上質なお肉にスパイスで味付けしてあるので、タコライスやロコモコが簡単にできますよ!」(担当バイヤー)。今回はごま油、醤油、ナンプラーで炒めてガパオ風に。スパイスが効いて味がしっかりしているので、少量の肉でもご飯が進みます。お弁当にもよさそう。ちなみに、目玉焼きを作るときは蓋をしないで弱火でじっくり焼きあげると、黄身に膜が張らず美しいオレンジ色に仕上がるそうです。
[銀座4丁目物語]“銀ハン”編、いかがでしたか。銀座三越に来たらぜひ地下3階にお立ち寄りください。
銀座店
<二幸ミート>銀座4丁目ハンバーグ
780円(3個入/1パック)
SHOP INFO
■銀座三越 地下3階 /フレッシュマルシェ
[販売個数]各日100点限り