白磁×ブルーの気品<ロイヤル コペンハーゲン>ブルーフルーテッド
<ROYAL COPENHAGEN/ロイヤル コペンハーゲン>の開窯は1775年。「ブルーフルーテッド」は、その窯で最初に製作されたディナーサービスです。工房にとって最初のパターンである証しとして、すべての「ブルーフルーテッド」製品にデコレーション番号『No.1』が書かれています。今回は、<ロイヤル コペンハーゲン>の代名詞として、240年以上にわたり愛され続ける「ブルーフルーテッド」の魅力をシリーズごとにご紹介します。
ブルーフルーテッド プレイン
日本や中国などの影響も受けながら、デンマークらしい洗練されたデザインへと昇華したコレクション。そもそも「ブルーフルーテッド」の絵柄の起源は中国と考えられており、同様のモチーフは世界中の磁器窯に広まりましたが、特に<ロイヤル コペンハーゲン>のものは賞賛を集め、真のブルーフルーテッドと位置づけされました。1枚のプレートを描きあげるために1,197回も筆を動かさなくてはならないという緻密な技術も高評価の理由です。
ブルーフルーテッド フルレース
繊細なレースの縁取りが特徴の「ブルーフルーテッド フルレース」。このパターンは、開窯当初の1775年から存在しましたが、当時はデザートプレートのみが製作されていました。フルディナーサービスとして登場したのは約100年後の1888年。「プレイン」や「ハーフレース」と同様、蓋にはカタツムリの貝が愛らしく飾られています。オープンワークのレース部分の飾り孔はすべて手作業でカット。贅を尽くしたエレガントな仕上がりです。
ブルーフルーテッド ハーフレース
「ブルーフルーテッド ハーフレース」は「プレイン」「フルレース」と同様、手描きで施された美しいブルーの装飾が特徴。「ハーフレース」ならではの特徴としては、レースの縁取りが地模様とマッチするデザイン。奥ゆかしくも、華やかさが感じられるシリーズです。
ブルーフルーテッド メガ
2000年に誕生し、今ではブランドの中でもNo.2の人気を誇るまでに成長したシリーズ。誕生の発端は、デザインスクールの学生カレン・キエルガード・ラーセンが持ち込んだアイデアでした。家族に代々引き継がれてきた「ブルーフルーテッド プレイン」に親しんで育ったカレンは、そのモチーフの一部を大胆にデフォルメ。左右非対称なモチーフの配置や、ブルーのハンドペイントと白いレリーフなどが生命感溢れるテーブルを演出します。