
「バッグは自分の価値を高めてくれるモノ」。これはバッグを愛する女性たちの共通の想いのはずです。直感的に惹かれたり、一目惚れしたり、ブランドにはあらがえない魅力を放つアイコンバッグがあります。そんな愛さずにはいられないバッグをピックアップするBAG STORY。今回は〈BOTTEGA VENETA/ボッテガ・ヴェネタ〉の「ザ・チェーン カセット」です。

〈ボッテガ・ヴェネタ〉の絶対的なアイコンといえば、革を編み込んだイントレチャート。ひと目でそれが〈ボッテガ・ヴェネタ〉であることを長年示し続けた意匠だっただけに、2018年にクリエイティブ・ディレクターに着任したダニエル・リー氏による大胆な解釈で発表されたフェットゥーチェ(革ひも)の幅を広げた「マキシイントレチャート」はセンセーショナルでもありました。
「マキシイントレチャート」のバッグが発表されたコレクションで、ダニエル・リー氏は「直球で大胆、自信に満ちている。巧妙な上質さ。〈ボッテガ・ヴェネタ〉のヘリテージが今日も変わらない価値のあるものであることを讃えるコレクション」と発しています。
ボクシーなクロスボディバッグの「カセット」が発表され、次のコレクションではフェットゥーチェにパッドを入れ熱によってシームレスで圧着するハイテクな技術と、光沢のあるレザーを手作業で編み上げる職人技を融合しパデッド カセットに進化。ファッションスナップでも多くの支持を得ています。ちなみにパデッドはイタリアの高級なビンテージカーの内装美にインスピレーションを得たそう。

2020年の春夏コレクションで発表された「ザ・チェーン カセット」は、ブリティッシュ・ファッション アワードでアクセサリーデザイナー オブ ザ・イヤーを始め4冠を受賞したダニエル・リー氏が、パデッド カセットにジュエリーから着想を得たという存在感のあるチェーンストラップを組み合わせたさらに大胆で自信に満ちたデザインのバッグ。上質なデザインのチェーンを、手首に巻いてクラッチ風に合わせたり、クロスボディにしたり。さまざまなアレンジで、ワードローブを豊かにするバッグとして新たなファンを増やし続けています。