2024年秋冬のメンズコートの定番をご紹介！おしゃれに過ごすための必須アイテムであるメンズコートは、形や種類によって個性が光ります。シーズンに合わせたおしゃれなスタイルを作り上げるために、今回は定番の形と種類に焦点を当てて解説。ステンカラーコートやチェスターコート、トレンチコートなど、永遠に愛されるクラシックなデザインから、モッズコートやトレンド感溢れるスタイルまで、幅広いメンズコートをラインナップしました。さらに、素材の特徴や着こなしのポイントも紹介。自分に合ったコートを見つけて、おしゃれな秋冬スタイルをお楽しみください！

1.「大人の男性が揃えるべき一着」チェスターコート

普段着ているテーラードジャケット感覚で羽織れるチェスターフィールドコート。ジャケットのようなラペルが特徴で、ウエストはシェイプされ、シルエットはIライン、丈はやや長めが多いのが特徴です。諸説ありますが、洒落者で有名だったチェスターフィールド伯爵が愛用していたことから命名されたそう。スーツやセットアップなどと合わせてドレッシーに着こなすのが一般的ですが、デザイナーズのチェスターコートなどは、スウェットパンツとスニーカーなどを合わせて着崩して羽織るのも人気のスタイリング。ビジネスシーンからウィークエンドまで応用力の高さを持つデザインも魅力です。

大人の男の“王道コート”といえばシングルチェスターコート。ふんわりと柔らかく起毛した、ウォーミーなウール生地で、細見・短丈の軽快さが真骨頂。すらりと伸びる洗練されたシルエットにグラマラスな曲線美も強調され、クラシカルな雰囲気を残しながら、エレガント＆モダンにアップデートしています。ビジネスシーンにはもちろん、デニムやニットアイテムとの相性も◎！

スマートで美しい端正なシルエットのシングルチェスターコート。カシミヤ100％素材ならではの着心地の良さを味わえます。かっちりとしすぎず、体になじむようなエレガントなシルエット。カジュアルダウンに着こなしても上品さが漂うのは王道アイテムがなせるワザ。オーセンティックな佇まいは、流行や年代を問わずにおすすめしたい。

2.「気負わない大人びたムードを着こなす」ステンカラーコート(バルマカーンコート)

ビジネスユースで着用されることが最も多いのがステンカラーコート。「バルカラー/バルマカーンコート」という呼び名も一般的です。首回りから脇まで斜めに切り替え線が入った「ラグランスリーブ」は全体的にリラックスした雰囲気に見えて、肩から脇にかけて垂直に切り替え線がある「セットインスリーブ」は肩が張ってジャケットのようにカチッとした雰囲気になるので、選ぶときはまず肩周りのデザインに注目。コートの中での定番中の定番デザインですが、前を閉じて着ればすっきりドレッシーに装えて、パーカなどを中に着て前を開けば上品なカジュアルな演出も可能。前ボタンが隠れる比翼仕立てなら、よりきれいめな印象に仕上がります。

2020年秋冬にシルエットを見直し、汎用性の高いサイズ感に進化した＜アクアスキュータム＞のコート。ラグランスリーブや膝上丈など、どんな着こなしにもマッチするデザインで、ON・OFF問わず活躍。GIZA綿100％の高密度なオリジナルギャバジンAQUA5を使用し、軽量で光沢感があります。着込むほどに馴染む素材で、自分だけの一着に。AQUA5ネーム付きの見返しやウールクラブチェックライナーも魅力的。さらに、撥水機能も備えています。

3.「時代に左右されないクラシック」トレンチコート(タイロッケンコート)

トレンチは「塹壕(ざんごう)」という意味を持ち、英国軍が戦場で着用していたレインコートが起源とされます。また、「紐で留める」という意味のタイロッケンコートは、ボタンやジップを使わず、ベルトで固定するタイプで、トレンチコートの前身とも言われています。トレンチもタイロッケンもデザインの完成度が高く、ミリタリーの雰囲気を濃く残しつつも、洗練された雰囲気を演出できます。

＜エス＞の定番トレンチコートは、男性的で英国調のイメージを持ちながら、多くのディテールを排除し、フォルムでデザインされています。体形やインナーに左右されず、多くの体型にアジャストする計算された肩と袖が特徴。ラペルラインのカーブがヨーロッパ的でエレガントな雰囲気を演出。ポリエステルのタイプライター素材に凹凸の表情を持たせ、天然繊維と見まごう粗野感を実現。＜エス＞の定番素材で、毎シーズン展開されています。

4.「前向きに戦う男に一番似合う」モッズコート

50年代から60年代後半にかけて、アメリカ陸軍が野戦用に採用したミリタリーアウター「M-51」が起源といわれるモッズコート。今のトレンドを反映したオーバーシルエットに、後ろから見たフィッシュテールと呼ばれる裾が特徴的で、反骨精神を表すデザインとしても人気です。ミリタリーアウターならではの武骨な男臭さと防寒に優れた機能性は、コート愛好家の心をくすぐります。

見た目以上に軽くて暖かい着心地を実感する＜リプレイ＞のアウター。中綿を入れてふっくら感を出しつつ、保温性を高めた一着。要所にブランドロゴを落とし込む、小粋なデザインへのこだわりも個性が光ります。裏地のビビッドカラーをさりげなく覗かせるスタイルもおすすめ。コーディネートの鮮度を上げられるアウターです。

5.「人とかぶりたくない装いが楽しめる」個性派コート

定番コートや王道デザインを着こなす合間にチャレンジしてみたい「個性派」コートを発見。デザイナーやブランドの主張・テーマが反映されたユニークなコートは、2着目をお探しの方や、人とは違う着こなしをしたい方にぴったり。長い秋冬シーズンの相棒におすすめします。

上品なウールチェックのジャケットに解体したカーゴパンツをドッキングしコートに仕立てた一着は、斬新なデザインが目を惹きます。パンツ部分のポケットは使用可能で、利便性とデザイン性を兼ね備えた一着です。パンツ部分はボタンレスで、スムーズな着用感も特徴です。＜ジュンヤ ワタナベ マン＞ならではの洗練された品のあるスタイルをお楽しみください。