愛おしさを感じる天然石ジュエリー|〈モナカジュエリー〉の哲学

愛おしさを感じる天然石ジュエリー|〈モナカジュエリー〉の哲学

ジュエリー造りにおいて大切にしていること、譲れないこと、貫いていること。すべてのデザイナーたちは胸の内に「美の哲学」を秘めていて、だからこそ生まれる唯一無二の輝き、可愛さ、華やかさがあります。今回は宝飾好きで、鉱物を愛する〈MONAKA jewellery/モナカジュエリー〉のデザイナー、寶神朝子さんの「美の哲学」です。

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飾り立てることもなく、削ぎ落とすこともなく、たとえ原石のアウトラインが歪な形状であってもあえて整えることもせず、天然石の魅力をそのまま活かした〈モナカジュエリー〉。その理由をデザイナーの寶神朝子さんは「身に着ける方と宝石が主役なので、デザインをすることで作り手である自分を表現することは極力しないようにしています」と話します。さらには「自然には敵いません。自然が生み出した造形美をお借りしてジュエリーにしています」とも。寶神さんが「上品できれい」と納得した石だけを世界各地で買い付け、普段使いできるカジュアルさにもこだわったコレクションはお客さまから「個性的だけどとてもきれい」という言葉をいただくことが多いそうです。

〈MONAKA jewellery/モナカジュエリー〉のデザイナー寶神朝子さん

寶神さんにとってジュエリーを造ることは時間を忘れて没頭するほど楽しいこと。それは幼少期のエピソードからも伺うことができます。「小さい頃、キラキラしたジュエリーリングをモチーフにした飴のお菓子が大好きでした。子どもの指にはアンバランスなぐらい宝石(飴)が大きくて、大人になったらこういう宝石を着けられるといいなと、いつも心がウキウキしていました」。ジュエリーの学校に通っていた当時も毎回の課題が楽しすぎるほどで、自身でも現在の仕事を天職と思っているそうですが、最初にジュエリーに目覚めたのは幼少期の宝石の飴との出会いがきっかけだったことは間違いないようで、「お菓子の宝石を指にはめた時の感動が現在の仕事を選ぶ原動力になった」と話してくれました。

寶神さんがジュエリーのデザインや加工技術について学んだのはベルギーです。デザインのインスピレーション源となったのは渡欧先での蚤の市や博物館、美術館、さらには自然の植物まで。「デザイン画として起こしてしまうと目にした瞬間の感動や新鮮さが曇ってしまうので、イメージを立体的にしていく作業はいつも頭の中だけでした」。ベルギー時代に培われたのが自然の造形美への尊敬と敬意です。

〈モナカジュエリー〉 〈モナカジュエリー〉

〈モナカジュエリー〉で人気のアイテムは?と質問するとピックアップしてくれたのがフラットピアスとロックピアス。「どちらもブランドの創業直後に誕生したデザインで、天然石をそのまま活かしているので石の魅力をダイレクトに楽しめるのではないでしょうか」。フラットピアスもロックピアスも、いくつもコレクションするファンがいるほどで、そんなコレクター心をくすぐるのもアイテムのほとんどが一点物で、まったく同じ造形がひとつとしてない〈モナカジュエリー〉らしさといえます。

〈モナカジュエリー〉

現在の〈モナカジュエリー〉はコレクションのラインナップも拡充し、装飾性や実用性も加えられたりしていますが、「一点物の特別な宝石とお客さまの出会いの橋渡しをするブランド」という寶神さんの思いはこれからも変わることはありません。

寶神朝子
PROFILE
寶神朝子
ジュエリーカレッジにて彫金、デザインについて学ぶ。ベルギー、アントワープに渡欧。ファッションアクセサリーのアトリエにてジュエリーの制作とデザインを担当。年2回パリの展示会にてコレクションの発表をする。帰国後、京都のジュエリ−会社に入社しブランドを代表する商品の開発に携わる。東京にて百貨店の外商向けハイジュエリーのデザインと海外での宝石の買い付け、ダイアモンド、貴石について学ぶ。2012年にMONAKA jewelleryを立ち上げる。

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