「今の私」に似合うジャケット&ジレで、春のお洒落を始めませんか

「今の私」に似合うジャケット&ジレで、春のお洒落を始めませんか

ライフイベントやキャリアの経験を積み重ね、より豊かな魅力に溢れるマチュア世代。
アクティブに活躍され、大人の品格を備え成熟していく一方で、体型やトレンドの変化で洋服選びに悩まれているという声も聞かれます。
そんな大人の女性に向けて、今回は人気Webメディア「家庭画報.com」と、伊勢丹新宿店 本館3階にてリフレッシュオープンした「TRUST STYLE」がコラボレート。自分らしく楽しめるコーディネートをご紹介します。

寒さの中にも少しずつ春の陽気を感じるこの頃、分厚いコートを脱いで、晴れやかなジャケットやジレのお洒落を楽しみませんか。人気スタイリストのおおさわ千春さんと、成熟した女性のための素敵な一着を探しましょう。ビジネスでの集いの席から休日のお出かけまで、春先におすすめのコーディネートとともに提案します。

スタイリストおおさわ千春さんと考える、
大人ジャケットの楽しみ方

華やぎと気品、そして優しさが溶けあう上質な装いを提案し、大人の女性の支持を集めるスタイリストのおおさわ千春さん。自他ともに認めるジャケット好きですが、若い頃と今とでは、選び方がまったく違うそう。

「若い頃は、周りにしっかりした姿を見せたいときや、仕事で失敗できない日には必ずジャケットを着ていました。まるで 鎧のように(笑)。でも、次第にそれが自分を怖く見せている感じがして、40代の数年間はジャケットをお休みしていました。

40代半ばを過ぎたあたりでしょうか、私という人間を自分自身できちんと捉えられるようになり、外に対して無理をする必要がなくなったとき、今度は “自分軸で選ぶジャケット”がワードローブに戻ってきたんです。ここ数年人気が続くジレも、ジャケットの延長で着られてお洒落にきまるので愛用しています。

ジャケットって実は大人の女性にすごく便利。年齢を重ねて丸みを帯びた肩や背中、ぽっこりお腹など、ゆるくなった身体のラインをジャケットが補正してくれるので、似合うものをちゃんと選べば、着るだけでスタイルがよく見えます。自分自身の身体の変化と上手に付き合うという意味でも、ぜひさまざまなシーンでジャケットのお洒落を楽しんでほしいですね」

おおさわさんが選んだ、この春注目の3着がこちら。

<左>前身頃に重なるようにあしらわれたオーガンジーや、とろみのある質感の生地など、黒が地味にならない工夫が詰まった一着。「オーガンジーの透け感を生かしてスタイリングしたいですね」とおおさわさん。
<estèta/エステータ>
ジャケット 89,100円 ※オンラインストアは2月28日(水)から販売予定 

<中>ベージュトーンのミックスツイードがエレガント。「織り地に表情があって主張が強いと思うかもしれませんが、糸の色から合わせる服の色を選べば収まりがいいし、この3着の中で実は一番着回し力が高いと思います」
<EPOCA(EPOCA DI BASE)/エポカ(エポカ ディバーゼ)>
ジャケット 176,000円  商品を見る

<右>前立てが2重になっていたり、薄く肩パッドが入っていたりと、きちんと感が叶うジレ。「前を開けても閉じても様になるデザイン。ドレス感のあるワンピースからシンプルな白Tシャツまで、合わせる服次第でいろんな表情が引き出せそう」
<la veille by SUPERIOR CLOSET/ラ ヴェイユ バイ スーペリア クローゼット>
ジレ 44,000円  商品を見る

ジャケット選びのポイントは
“いつもよりなんだか素敵”に見えること!

「インターネットのお買い物も便利ですが、ジャケットに関してはお店で着てみることをおすすめします」とおおさわさんはいいます。

「身長や体型はひとりひとり違うので、これが正解というジャケットの形はありません。でも、その方にとってきれいに見えるバランスというのはあります。試着では、ジャケットと自分のウエスト位置が合っているか、ボタンを留めて着たときに余計なシワがないかを必ず確認してください。

ジャケットは嘘がつけないアイテムです。ウエスト位置が自分のより下にあると胴長に見えてしまいますし、形が身体に合っていないと生地が引っ張られたり逆に余ったりして不要なシワが現れます。また、鏡の前では正面ばかり向いてしまいがちですが、必ず横向きも見てくださいね。似合うジャケットを着ると、それだけでスタイルがよく見えるもの。鏡を前にして『あら、なんだか私いつもよりすっきりしてる?』と思ったら、買いです」

また、体型を隠したいからという理由でワンサイズ上げるのはNGだそう。だらしなく見えたり、太って見えてしまい逆効果に。ジャストサイズを選びましょう。

オンにもオフにも活躍。
ジャケット&ジレでみせる春のコーディネート

おおさわさんが選んだ3着で、春のコーディネートを提案していただきました。大人の女性の美しさが映える、スタイリングのポイントとともに紹介します。

モノトーンで作る、知的で華やかな装い

強い印象になりがちな黒ジャケットも、前身頃にあしらわれたオーガンジーが歩くたび揺れてたおやかな印象を残して。「スカーフを結ばずにジャケットの内側に垂らし、インナーのTシャツをちらりと見せて縦ラインを強調すると、着やせ効果が期待できます。バッグやベルト、アクセサリー類はシルバーで統一して落ち着いた印象に。」
<estèta/エステータ>
ジャケット 89,100円 ※オンラインストアは2月28日(水)から販売予定
Tシャツ 16,940円
パンツ 48,400円
<PELLICO/ペリーコ>
バッグ 53,900円 ※2月中旬以降展開予定
靴 68,200円 
その他すべて参考商品

大人の遊び心あふれる、休日のジャケットスタイル

「お友達とのランチをイメージしてコーディネートしました。ツイード素材はともするとボリューム感が出るので、深い色合いの細身パンツを合わせてコンパクトにまとめます。大ぶりのネックレスや色柄を効かせた小物で、“人の視線を集めるポイント”をあえて作るのも、体型をさりげなくカバーするスタイリングテクニックです」
<EPOCA(EPOCA DI BASE)/エポカ(エポカ ディバーゼ)>
ジャケット 176,000円  商品を見る
<BASILE 28/バジーレ28>ニット 45,100円  商品を見る
<la veille by SUPERIOR CLOSET/
ラ ヴェイユ バイ スーペリア クローゼット>
パンツ 39,600円  商品を見る
<HIROFU/ヒロフ>バッグ 44,000円 ※2月1日(木)以降展開予定
<PELLICO/ペリーコ>靴 74,800円
その他すべて参考商品

軽快かつエレガント、センスが光る上質カジュアル

ロング丈のシャツを合わせたジレに、レザー調素材のレギンスパンツを合わせ、仕上げにパールネックレスを重ねづけ。「“マットとツヤ”、“強さと甘さ”など、質感やテイストの異なるアイテムを組み合わせるのが洗練の鍵です。カラーはモノトーンで統一すると、ちぐはぐな印象にならずお洒落にまとまります」とおおさわさん。
<la veille by SUPERIOR CLOSET/
ラ ヴェイユ バイ スーペリア クローゼット>
ジレ 44,000円商品を見る

<BASILE 28/バジーレ28>
シャツ 47,300円  商品を見る
パンツ 41,800円  商品を見る
<HIROFU/ヒロフ>バッグ 82,500円 ※3月6日(水)以降展開予定
<PELLICO/ペリーコ>靴 79,200円
その他すべて参考商品

まとう人を美しくみせる、
技ありのテーラードジャケット

「上の3着はどれもノーカラーのデザインでしたが、輪郭のたるみや首のシワ、肩の上のお肉が気になる方は襟付きのジャケットもおすすめです」とおおさわさん。

<左>メンズライクなダブルのジャケット。薄手の生地で、さらりと軽く羽織れます。大きめのラペルは小顔効果も。「マニッシュなアイテムなので、スリムパンツを合わせてその雰囲気を存分に楽しむか、もしくは逆にプリーツやシフォンなどの甘いロングスカートでバランスをとるか……。イメージが膨らみます」
<BOURGE/ブールジュ>ジャケット 86,900円  商品を見る

<右>袖にスリットがあり羽織るとケープのようなシルエットに。単調な黒ではなく、織り柄がうっすらと入った表情のある生地感。「袖のデザインを堪能したいので、私だったら中に白いシャツを着てスリットが目立つコーディネートにします。ボトムスはデニムパンツとスニーカーで、カジュアルシックな雰囲気にしても可愛いですね」
<BASILE28/バジーレ28>ジャケット 165,000円 商品を見る

伊勢丹新宿店 本館3階 「TRUST STYLE」がオープン

2024年1月31日、伊勢丹新宿店本館3階に大人の女性のための新たなエリア「TRUST STYLE」が誕生しました。「いま」を豊かに生きる女性に向け、“信頼”と“クラス感”を湛えた洗練のスタイルを提案。旬をほどよく取り入れたデザインと、上質な素材や縫製にこだわった確かな品が揃います。
オープニング特別企画では、成熟した女性の美しさを表現するジャケットをフィーチャー。この記事で紹介したアイテムをはじめ、この春さまざまなシーンで活躍する、品格ある一着がきっと見つかります。
「TRUST STYLE」で、ライフスタイルもアップデートしてくれるような、気品と輝きに満ちたファッションをお楽しみください。

おおさわ千春/Chiharu Osawa
スタイリスト。雑誌のほか、映画の衣装デザインや女優のスタイリングなどを幅広く手がける。着る人に合わせた的確なスタイリングやアドバイスは、多くの女優からも信頼を得ている。家庭画報ドットコムでは「迷い世代の服選び」を大好評連載中。

撮影/大見謝星斗〈世界文化社〉
スタイリング/おおさわ千春
構成・取材・文/池嵜 愛〈家庭画報ドットコム〉

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