
オンライン限定ブランドでありながら伊勢丹新宿店でのポップアップが定着した<N.O.R.C/ノーク>と<N.O.R.C by the line/ノーク バイ ザ ライン>。コスパの高い「優秀すぎる日常着」として、30代・40代を中心に幅広い世代に愛されています。伊勢丹新宿店のスタッフにもファンが多く、今回はブランド愛用者を代表して伊勢丹新宿店本館2階のプロモーションバイヤーがブランドディレクターの福田亜矢子さんと斉藤くみさんにインタビュー。絶大な支持を受けているコートや新ラインのジュエリー、さらにはスタイリストでもあるおふたりにおすすめコーディネートについても聞きました。
※本イベントは終了いたしました。
<N.O.R.C>POPUP SHOP
□10月27日(水)~11月9日(火)
□伊勢丹新宿店 本館2階 センターパーク ザ・ステージ♯2
※一部の商品は11月3日(水・祝)より販売いたします。
販売日に関する情報はインスタグラムにて告知いたします。
公式インスタグラム @nikai_no_iriguchi
10月27日(水)・11月3日(水・祝)は混雑が予想されるため、ご入場時間の抽選を行います。
抽選場所:本館1階 パーキング玄関1 Gate B
時間:各日 午前9時30分までにお並びいただいた方を対象とさせていただきます。
※開店後のご入場は、本館2階ステージ2にてご入場整理券を配布いたします。
掲載の情報につきましては、諸般の事情により予告なく変更・中止させていただく場合がございます。予めご了承ください。
必ず事前にホームページを確認してからご来店ください。
―この秋冬こそはファッションを楽しもうという気分に少しずつなっているような気がしています。福田さんと斉藤さんはどのように感じていますか
福田:コロナ禍でおしゃれへのモチベーションは落ちるところまで落ちたような気がするんですよね。だからこれからは上がっていくはずですし、お出かけすることも少し増えてきたので、あらためてファッションの大切さを感じるようになりましたね。
斉藤:<ノーク バイ ザ ライン>はベーシックなアイテムが多いので「色で今年らしさを取り入れる」というのがテーマとしてあります。例えば白であっても「今年らしい白」にこだわっています。
―毎シーズンのことですが万能の着まわし力で<ノーク>も<ノーク バイ ザ ライン>もコートは大人気です。おふたりがコートを企画しているときにポイントにしているのはどこですか?
福田:ファッション好きにとって秋冬のお買物でいちばんの楽しみがコートですよね。なので<ノーク>でも自然と力は入ります。企画するうえで大切にしているのはちょっとしたトレンド性もそうですが「着やせして見えること」ですかね。コートはお出かけのときにはずっと着ているじゃないですか。だから着姿がすらりときれいに見えることは女性にとって重要だと思うんです。あとはトータルコーディネートをイメージしてデザインしていますね。今シーズンに注目されそうなインナーやパンツ、シューズと合わせてさまになるコートってどんな一着だろうって考えます。
―それはスタイリストでもある福田さんならではの発想ですね。<ノーク>のコートはスタイリングを考えるのが楽しい理由もよくわかりました。斉藤さんはいかがですか?

斉藤:コートというと冬の主役のように捉えられることが多いですが、普通のトップス感覚ぐらいで着られるぐらい取り入れやすいアイテムにしたいという思いはあります。なのでリバーウールコートはより着やすく、扱いやすいようにさらに軽量化しています。
―昨シーズンとは変化している部分というのは<ノーク> のコートにもありますか

右:<ノーク >コート 32,001円 伊勢丹新宿店限定カラー
福田:2021年の<ノーク>のリバーコートはIラインですっきりとした印象に仕上げています。トレンド要素としてはビッグカラーですね。
―展示会では<ノーク>ではMA-1やキルティングブルゾン、<ノーク バイ ザ ライン>ではパディングロングコートと、これまでにない新鮮なアウターが目につきました

福田:MA-1や中わたのキルティングブルゾンって「苦手です」って女性は意外と多いんですよね。私もダウンは「着られてしまう感じ」が苦手で、まったく選んでこなかったです。なのでどちらも大人の女性がクールに着られるように要素を削ぎ落としたシンプルで都会的なデザインを意識しました。
斉藤:パディングロングコートは本当に自分が納得できる「白」が表現できたと思っています。白のコートって女性が着るイメージかもしれませんが、男性でも着やすい白っていうのも<ノーク バイ ザ ライン>らしさではないでしょうか。
―パディングロングコートはパッカブル仕様ですが、それも新しい試みだと思いました
斉藤:ボリューム感のあるコートをコンパクトにできたらいろいろ便利じゃないかなと思ったからです。<ノーク バイ ザ ライン>はブランドのスタート時から「機能性」というのをひとつの特徴として掲げていますから。
スタイリストでもある福田さんと斉藤さんにぜひ聞きたいのがコートのおすすめコーディネートです
福田:MA-1はユニセックスで着られるようにサイズ感がゆったりなので、パンツはレギパンなどスリムシルエットを合わせたり、足もとをブーツで重めにするならAラインのふわっとしたスカートとコーディネートするのがおすすめです。キルティングブルゾンは私がテーマにしているのが「犬の散歩スタイルにしない」ことです(笑)。足もともスニーカーではなくブーツとか、スニーカーであればレザーのミニバッグとか、どこかにきれいめアイテムを取り入れるのが着こなしのポイントです。合わせるアイテムの色をすべて黒で統一するというのもいいと思います。

右:<ノーク>ブルゾン 23,100円 伊勢丹新宿店限定カラー
※伊勢丹新宿店限定カラーのブルゾンは諸事情により販売中止となりました。
何卒ご了承ください。
斉藤:<ノーク バイ ザ ライン>のパディングコートはゆるっとリラックス感のあるニットパンツでも、フルレングスのワンピースとスニーカーでも、幅広く合わせられると思います。中わたアウターだからといってカジュアルに着こなすのではなくて、きれいめアイテムとの コーディネートで素敵に仕上がるんではないでしょうか。きれいめのニットとも相性はいいですよ。
―<ノーク バイ ザ ライン>でいえばボアのコートも迫力がありながら可愛らしさもあって印象的でした

コインネックレス 15,001円
右:<ノーク バイ ザ ライン>ピアス 10,001円
福田:いまはリモートワークが増えているんですけど、そんなときは顔映りを明るくするために襟元にデザインがある服や明るい色の服を選ぶようにしていたんでけど、あるときイヤーカフをつけてリモートワークに参加したらそれだけで華やかさが違ったんです。そこでジュエリーの重要性に気がついて<ノーク>でも挑戦してみようと思ったんです。普段着でも身につけるだけでお出かけの気分になるようなちょっとしたジュエリーなんですけど、ネックレスは重ねづけも楽しめるようなデザインにしています。
斉藤:私は重度の金属アレルギーなんです。なのでメッキの混率が高いお手頃なファッションジュエリーを身につけることはできないんですけど、だからといって18金のゴールドジュエリーになると誰もが買えるものではないじゃないですか。純度にこだわりながらもお手頃なジュエリーってありそうでなかったんですよね。そこが<ノーク バイ ザ ライン>のジュエリーの出発点です。あとは<ノーク バイ ザ ライン>の服のコンセプトや世界観と一致するジュエリーを作りたいと思ったのがきっかけです。
―<ノーク バイ ザ ライン>のイヤリングはサイズ違いの3個セットですが、あれはなにか理由があるんですか?
斉藤:私は服がそうなんですけど、気に入ったデザインはサイズ違いで購入するんです。その日の気分でコンパクトに着たり、オーバーサイズを選んだり、同じデザインの服でもサイズが違うだけで雰囲気ががらりと変わるんですよね。その考えをジュエリーにも取り入れて3個セットにしたんです。片耳にレイヤードでも、左右でサイズ違いでアシンメトリーでも、自由に楽しんでいただきたいです。
―福田さんがイメージしているジュエリーのコーディネートはどんな感じでしょうか
福田::ドレスアップにももちろんおすすめですが、秋冬ならロングTシャツなどいつも着ているような服に合わせていただけたらうれしいです。イヤーカフはピアスよりも楽ですし、片耳でも違和感はないので、ぜひトライしていただきたいです。
―<ノーク>も<ノーク バイ ザ ライン>も伊勢丹新宿店でのポップアップ開催の度に注目度がアップしています。あらためてブランドとして大切にしていることを教えてもらえますか
福田:<ノーク>をスタートさせた頃は私は仕事と育児に追われていて、大好きだった買い物に行く気力もないぐらいでした。洋服をアップデートしなくなると自分が老け込んでしまいますし、何を買えばいいのかわからなくなっていくんですよね。そんな悩みのある同世代の女性がオンラインでも買いやすい服を作ろうと思って立ち上げたのが<ノーク>なんです。いまでは20代の女性からも「お母さんと一緒に買っています」と言っていただけたり、ハイブランドのアウターに<ノーク>のインナーを合わせている方もいらっしゃって、それはすごくうれしいですね。
斉藤:レディース、メンズなどの性別や年齢で選びがちですが、サイズの幅を広げることでサイズというモノに縛られずに着られる服として<ノーク バイ ザ ライン>を立ち上げました。デザインはベーシックなので、自分が着てみたいと思うデザインやサイズを自由に選んで、その日の気分で好きに着こなしを楽しんでいただけたらと思いますね。
福田:独りよがりにならずに、女性のリアルな声に耳を傾けて、「こんな服があったら素敵だな」というスタイリスト目線で服を作っていきたいです。
斉藤:色や柄、服のデザインによっては苦手意識をもっている方はいらっしゃると思うんです。でもカチッとしたデザインでも素材や着心地は柔らかくすることで着たくなる服になつかもしれません。苦手だったと思っていた服にも積極的にチャレンジしたくなるようなブランドであり続けたいですね。

右:<ノーク>ディレクター 福田亜矢子さん
左:<ノーク バイ ザ ライン>ディレクター 斉藤くみさん
福田亜矢子
Stylist / N.O.R.C Director
大学卒業後は出版社に入社、後に渡英。帰国後、アシスタントを経てスタイリストに。現在は、女性誌を中心に活躍。大人の審美眼で選んだベーシックアイテムに、女性らしさと、どこかとかの洗練されたエッセンスが織り込まれたスタイリングは、幅広い読者層から支持を集めている
斉藤くみ
Stylist / N.O.R.C by the line Director
ファッション誌を中心に広告やカタログ、ブランディングの分野においても幅広く活躍中。トレンドを押さえた女性らしい柔らかくエレガントなスタイリングに、メンズテイストをプラスする独自な世界観が人気で、女優やモデルから定評があり、ライブ感にあふれた仕事術が幅広い分野から信頼を得ている。
※価格はすべて税込です。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。商品の情報は予告なく改定、変更させていただく場合がございます。
※一部商品情報に変更が発生し、テキストを変更いたしました。2021年10月29日(金)