上品さはどこまで必要?遊びはどこまでOK?

大人の女性のライフシーンに寄り添った「信頼」を感じるファッションを揃える伊勢丹新宿店 本館3階のトラストスタイル。どんなシーンでも装いにクラス感を求めるお客さまのためのエリアですが、お悩みの声として寄せられるのが「上品」と「遊び」の匙加減です。ビジネスでやり過ぎず、プライベートで崩し過ぎない、親しみを持たれるスタイルは?国際イメージコンサルタント※資格を保有する三越伊勢丹の金子智尋がアドバイスをします。
大人の女性のライフシーンに寄り添った「信頼」を感じるファッションを揃える伊勢丹新宿店 本館3階のトラストスタイル。どんなシーンでも装いにクラス感を求めるお客さまのためのエリアですが、お悩みの声として寄せられるのが「上品」と「遊び」の匙加減です。ビジネスでやり過ぎず、プライベートで崩し過ぎない、親しみを持たれるスタイルは?国際イメージコンサルタント※資格を保有する三越伊勢丹の金子智尋がアドバイスをします。
役職に就かれている方ならクライアントとの会食も多いのでは。会社を離れてもあくまでビジネスの延長線なので、きちんと感がありそれでいて気負わないワンピースがおすすめです。会話も食事も楽しむ場として無地では無難すぎるので華やぎのある柄物を選んで。ただし柄によっては意味を発してしまうものもあり、こちらのペイズリーであればきちんとかんが必要なTPOにもバッチリです。ベーシックなネイビージャケットを羽織れば、ワンピースの柄の主張が強めでもビジネスのドレスコードを保ってくれます。
セットアップは同素材らしい整った印象が生まれるので仕事服として着回し力も優秀です。ですが「上司の服装に隙がなさすぎると緊張する」という声を聞くこともあるので、部下との交流の際は上司としてのクラス感をセットアップでキープしつつ、小物で「抜け」を演出するのがおすすめです。バッグをファー素材に、足元もパンプスではなくブーツを選べばビジネスしすぎないスタイリッシュさが生まれます。
商談となるとかしこまった装いを意識しがちですが、お相手とも打ち解けているなら自分らしさを隠す必要はありません。パンツスタイルなら少し肩の力が抜けた雰囲気に。トラッドでありながらシューズとしてはカジュアル寄りのローファーは足元からの外しとして最適です。ジャケットは選ぶ素材やシルエットによって格式が変わりますが、コンパクトでツイード素材なら誠実さも個性も演出してくれます。
想定したのは「義母との歌舞伎鑑賞」。お一人での外出ではなく、同席するお相手との関係性や歌舞伎のような場の格式を意識する。そんなシーンにふさわしい装いです。ブルーは清潔感と聡明さを感じさせるカラー。上品さを演出したい時は全体の色数を絞ることもポイントで、今回は華やぎとして足元は差し色のイエロー系をセレクトしましたが、パンプスもバッグと同色にしてブルー×ホワイトでまとめたら一段と品格が漂います。
オフのプライベートタイムを満喫する時は、装いも「自分の好き」を楽しみたくなるもの。仕事服では選べない可愛いカットソーでリラックス気分を演出したいところですが、カジュアルに振りすぎない抑え役としてジャケットは必須。少しオーバーサイズ気味のシルエットなら見た目も堅くなることはありません。足元はスニーカーではなく大人っぽいパンプスを。カラーで遊びを取り入れればオフ気分がより高まるはずです。
娘とショッピングという休日の解放モードでも、スタイリングを娘に合わせすぎると大人としての品格を損なってしまうことも。カジュアルなアイテムであっても意識したいのが素材感です。シワになりにくいハリ感がある、美しいシルエットを描く立体感がある素材を選ぶことで着こなし全体から上質さが漂います。仕立てのいいトレンチコートはざっくりと羽織っても大人だからこそサマになる代表格です。
ビジネススタイルも多様化していますが、年齢を重ねたり、会社でもポジションがアップすると「自分が好きだから」だけでは服装は選べなくなるというのが金子の考え。だからこそ上品さや遊びのポイントを押さえて、自分らしい装いを楽しんでほしいと話します。ぜひ、参考にしてみてください。
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